活動紹介


BEV-NET農場だより

北京日本人会だより146号(2002年6月)に掲載



   ベブネットって何だろうと思われる読者のためにはじめにほんの少しBEV-NETの由来を 説明したいと思います。正式名は北京環境ボランティアネットワーク、2000年夏、北京 在住の日本人有志によって結成された市民派国際環境NGOです。日常的には日本人、中国 人ボランティアが協力し合いいくつかのチームにわかれて環境友好活動を行っているほか、 ドイツ人、オーストラリア人、ポーランド人etcもしばしば参加、日中英語が飛びかう楽 しい多言語世界です。

 さて、今年4月新しく出来たばかりのBEV−NET農場をご紹介をしましょう。場所はアジア 村から車で北に約30分昌平区小湯山、温泉が出ることで有名な風光明媚な場所です。晴 れた日には遠くに山が見渡せ、付近には湖、自然林、ダムなどあり、広大な農地が広がっ ています。雑踏の北京内から訪れるたび、ほっとするようななつかしい気持につつまれま す。

 その地で3年前から緑色農場を経営する干慧敏さん(通称干公;安心野菜ボックス宅配 サービスで皆様におなじみ)から農場内にほんの少しの農地を借り、さあ!自分達で有機 野菜を作ってみよう、と気持だけやる気満々で(日常の管理は干公さんにお任せです)こ の4月からBEV−NET農場を始めたわけです。

 始めたばかりなのにやる気だけは満々なものですから(笑)他の人達も誘いたくなり、 4月21日(日)アースデーには"緑色農業参加ツアー"なるものを企画しなんと55名の 大人数でくりだし、野菜の苗の植付けをいたしました。苗はトマト、ピーマン、なす、 きゅうりでした。曇り日で農作業にはうってつけ、植えた後すぐ北京には珍しい小雨が降 ったりして天候のめぐみもいただきました。

 農作業中は近くいるあひるとがちょうの大合唱。土を触ってると虫たちもあいさつに出 てきたりして、歓迎ムードは充分。土に触るのって気持いいですよ!特に農薬、化学肥料 を使っていない土にはなんか心と体を元気にするものがあります。子供も大人もリラック スして苗植えに励み、あっという間に作業完了。今度来た時は今日植えた野菜を収穫する ぞという声があちこちであがり、ときたま農夫(農婦)の気分にみなさんちょっぴり満足 そう。次はビニールハウス内のプチ大根を抜かせてもらい、収穫気分。もぎたての大根の 葉っぱってきれいですね。

 参加者各自お弁当持参でしたが干公さんのほうでも農場の緑色野菜を使っての各種 サラダと色々な種類のぎょーざを用意してくださり、みんなでぎょーざ作りに挑戦。食後 は今北京で流行の無農薬コーヒー「アフリカフェ」でコーヒーブレイクを楽しみました。

 午後は近くの「農家女学校」:貧困地区出身女子対象の職業訓練校に参加者持参の 家庭で不要になった食器や衣服を持って訪問しました。おもいがけないほどの学生たちの 歓迎を受け、当惑するやら恥ずかしいやら。校長先生のお話によるとこのような家庭での 不用品が貧困家庭出身の学生にとっては大きな助けになるとのことで、これからもできる ことからいろいろな御手伝いをしようと心に決めました。以下は農家女学校の中文パンフ レットの部分翻訳です。

 「農家女子実用技能訓練学校 農家女子奨学基金」

*心が痛い現実
 知っていますか?中国の農村には、極度の貧困生活を送る人が いまだに3000万人いることを。そのほとんどの人は辺ぴな 山岳地域と少数民族地区にいます。毎年、貧困により学校を中 退する数万人規模の子供の多くが女の子です。統計によると、 農村女性のうち、58.8%の人が小卒以下の文化レベルにありま す。しかし、少しばかりの応援の気持ちで、学校中退の農村の 女の子たちの運命を変えることができるのです。

*貧困援助の有効な手だて
 農家女子奨学基金設立の目的は、次の通りです。学校中退の農 村女子に農家女子実用技能訓練学校で短期的な学習と技能訓練 をうけさせ、1〜2種類の実用技能を身につけさせ、社会での自 立を促す。

*農家女子奨学基金
 2000年5月、同基金の発足以来、最初の資金援助はアメリカ籍華人の 儲女史の陶芸コレクションチャリティによる売上32万元でした。 2002年1月までにこの資金で5期にわたる実用技能訓練班の実施を サポートし、100人以上の貧困地区学校中退農村女子が、農家 女子実用技能訓練学校でトレーニングを受けました。

 55名もの多くの方に参加していただいたことに感謝申し上 げます。お世話するスタッフ自身、不慣れなことが多く行き届か なかったてんも多かったと思いますが反省点を次回に生かし、こ れからも皆様と共に楽しいBEV‐NET農場を作っていけたらと願っ ております。

 6月の緑色農業参加ツアーは6月16日(日)を予定しています。
   連絡先  企画班  三田, 農場班  北村

 BEV-NETでは常時ボランティアを募集しています。どなたでも参加できます。 詳しくはホームページをご覧下さい。
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/7714/
E-mail bevnet@cocoa.freemail.ne.jp




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