活動紹介


BEV-NET農場だより?

北京日本人会だより148号(2002年8月)に掲載



   前回4月の緑色農業体験ツアーに続き6月16日に第二回緑色農業体験ツアー を開催しました。参加者総数29名(日本人18名、中国人9名、イギリス人2名)。 毎回お天気のことを心配するのですが、少し曇り日という農作業にはぴったりの天候 にめぐまれ、朝からるんるん!東苑で参加者の半分ぐらいが乗車、アジア村で出発の 時間を間違えた人たちを待つこと30分。1人急に来なくなったことを除いては、ま あまあ許せる時間内で干公の農場に到着しました。

 農場のきれいな空気を深呼吸、さっそくぶどう棚の下でひとやすみ。冷たい飲み物 を飲んだり、農場で採れたトマトやきゅうりを食べたり、とりとめもないおしゃべり をしたり・・・ぶどうの葉陰から木漏れ日を見たりするのはいい気持です。ここには さまざまな人たちとの出会いがあり、ほどよくみんなリラックスしているのがいい感 じです。ガチョウやアヒルたちもかわらず大騒ぎで歓迎してくれました。

 それから大急ぎで収穫。4月には何も無かった農地が緑一色となり、BEV-NETが借り ているほんの少しの農地に植えたトマトやきゅうり、長なす、まるなすはそれぞれが みごとに育ち、私達を喜ばせてくれました。ピーマンはまだ少し早いかなという感じ でした。干公がBEV-NET農地以外の畑も私達に開放してくれたので広い農地の中を各自 散策し、思い思いに袋づめにし後で量り、買っていただきました。この利益(百元にも ならなかったのですが)はBEV-NETの活動資金にあてていきます。

 もぎたての野菜を水洗いしてすぐ食べるということが今ではたいへんぜいたくなこと になってきました。中国野菜の農薬汚染にかなりの問題があることは以前から言われて きたことです。緑色のマークがついていても大丈夫なのかどうか、食品の買い物をする 時ためらう人も多いのではないでしょうか。最近は日本においても中国産野菜の抜き打 ち検査の結果による残留農薬の高さが大きな問題となり、しばしばマスコミに取り上げ られていることはみなさんよくご存知のことと思います。また中国製ダイエット食品に よる被害者の数は増え続けるばかり。これらのことはまだ氷山の一角に過ぎないのでは ないかという疑心暗鬼に駆られるのは仕方の無いことかもしれません。

 この北京でどうすれば少しでも安全な食べ物を食べることができるのだろうか、1人 の力ではとうてい不可能なことだし、みんなが同じこの問題を抱えている。そんな思いが 高じて、安心野菜の宅配の支援をしたり。緑色情報のミニコミ誌掲載をしたり、緑色農業 参加ツアーを始めたりしてきたわけですが、力不足なうえに解決すべき問題は多く、思い 悩むことも多い最近です。どんな形でもよいですからどうか支援してください。

 環境ホルモンは徐々にしかし確実に人をこわし、特に弱い者、成長過程にある者をこ わし、生態系を回復できないほどに破壊してゆきます。特に妊娠初期の胎児の環境ホルモ ンの被爆は大きな障害となりやすいと発表されています。もちろん乳児への影響も大きく、 今は汚染された母乳が良いのか人工乳が良いのかと悩む母親も多くなって、その悩みも当 然であるだけに、その意味で不幸な時代といえるでしょう。脳障害(神経障害)と環境ホル モンの被爆は大きな関係があるといわれています。又環境ホルモンは人の生殖能力とその 正常な発生過程を奪ってゆきます。こういう話は際限が無いし暗くなるのでここでやめます。

 午話をツアー報告にもどします。11時半には野菜収穫を終え、バスに乗り込み近く のダムに食事と遊びを兼ねて行きました。ダムのそばの見晴らしの良いホテルのレストラン で食事しました。一人30元という値段のわりに料理数が多く、美味しかったので驚きまし た。また農場から緑色野菜を持っていって調理して出してもらいましたが、調理代金は無料 でした。食後は無公害のアフリカフェを飲みながら、参加者の吉久さんに専門をいかして 『地球にやさしい農業』(主に化学肥料に関して)の小講義をしていただきました。(安立 同さんの通訳)

2時からはそばのダムの水辺に下りてゆき、まずゴミ拾いをしました。中、日、英国の人 たちがそれぞれ熱心にゴミ拾いに取り組んでくださり、見る間にダムの水辺は本当に気持の よい遊び場になり、それからしばらくは水切りをしたり、バッタ取りをしたり、座っておし ゃべりしたり、ぼんやりしたりしました。英国人のMOIさんからはこんなツアーを北京で経験 できて大感激だとのおほめをいただき、リピーターの中国人学生ゴンさんからはこれからもで きるだけ参加し共に活動を担ってゆきたいと言っていただき、本当にうれしく思いました。

 最後に前回参加していただきながら2回目のツアーの募集用紙をこちらのミスでお届け できなかった方々に心よりおわび申し上げます。次回は植林も兼ねた体験ツアーを9月に企画 しています。ぜひご参加ください。




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