ヒバ・アスナロ
この木は産地によって、単にヒバと言われる内産地の物と、桧アスナロと言われる青森ヒバと、アメリカ産の米ヒバ等があります。
彫り易い順は 青森ヒバ→内産地のヒバ→米ヒバ の順です。
全体に共通しているのは繊維が丈夫で折れにくい為、逆目を削るとすぐ削げてしまう所です。
気質は脂分が多く、サクッとした切れ方で彫っていて気持ちの良い木ですが、ヒメコ松よりはだいぶ堅く、逆目はまず削れないと思って下さい。
又、水や虫に強く建築用材としては(米ヒバを除いて)土台等に良く使われます。
木肌は黄色みがかったベージュで、時間が経つと薄く茶色くなってきます。
奇麗な、品のある木なので仏様を彫るには良い木です。
但し、水をつけると染みになることがありますので、気を付けて下さい。
収縮率の非常に高い木なので、板は反ったり、角材は割れたりしますので頭に入れておいたほうが良いです。
木取り・彫り方
したらを外して木取れば、あまり当たり外れがありません。
木取りが少し大きくなると、収縮の大きな木なので表面や木口がすぐに割れてしまいます。
この木の割れは深いので使い物にならなくなってしまいますから、十分に注意して乾かしてください。
彫り具合は、桧とヒメコ松の中間ぐらいで、十分に彫り易いです。
但し、いっぺんに沢山彫ると、非常に割けやすい木なので思わぬ失敗をしますから気を付けて少しずつ彫っていったほうが良いです。
木口の切れも良いです。
桧と同様に、刀は十分に研いで切れるようにしておかないと彫れません。
仕上げ方
何も塗らなくても良いのですが、水に当たると染みが出来るのでニスかラッカーを薄く塗るか、ロウを塗っておくと良いです。
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