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■シギ・チドリ類、カモメ類、およびウミスズメ類 (SHOREBIRDS, GULLS, AND
ALCIDS) (チドリ目)は、広範囲なグル−プで、水に脚を浸して歩く鳥や、泳ぐ鳥で構成され、北米では7科。殆どは、白色と、灰色または茶色で、翼は長く尖っていて、脚が長いか足に水掻がある。殆どの種は、雌雄が類似。典型的な渡り鳥。殆どは浅瀬で、また幾らかは内陸部で餌を採る。北米の5科のシギ・チドリ類(SHOREBIRDS)(109ペ−ジ)のうち3科は少数派。カモメ類 (GULLS)(カモメ科カモメ亜科)とその仲間のアジサシ類 (TERNS)(アジサシ亜科)とハサミアジサシ類(SKIMMERS)(ハサミアジサシ亜科)およびトウゾクカモメ類 (JAEGERS AND SKUAS)(トウゾクカモメ亜科)は、脚が短く、足には水掻がある。また、ヒレアシシギ (PHALAROPES) 以外のシギ・チドリ類に比べて水上で生活することが多い。ウミスズメ類、ウミガラス類、およびツノメドリ類 (AUKS, MURRES, AND PUFFINS)(ウミスズメ科)は、翼が短く、外洋性。
シギ・チドリ類の習性
多くは、姿、形、および習性が、とても変化に富む。また、シギ・チドリ類の一般的な習性、および個々の種類特有の習性を併せ持つ。
1・オオハシシギ(DOWITCHER) は、干潟でゴカイや小型軟体動物を嘴で探る。
2・ソリハシセイタカシギ(AVOCET)は、池の表面で虫やその幼虫をすくいとる。
3・イソシギ(SPOTTED SANDPIPER) は、尾をはねあげる。砂地より岩場で見られることが多い。
4・フタオビチドリ (KILLDEER) は、侵入者を巣から遠ざけるために、翼を負傷しているふりをする。
5・ミヤコドリ(OYSTERCATCHER) は、求愛動作のおじぎをする。
6・ハジロオオシギ (WILLET) は、翼の縞が目立つ。これほど縞が目立つシギ・チドリは殆どいない。
7・タシギ(SNIPE) は、飛翔中に羽撃きながら翼と尾で笛のような音をだす。
8・ヒレアシシギ(PHALAROPE) は、浅いところで回転して水をかき混ぜ、虫の幼虫を浮かび上がらせる。
9・ハマシギ(DUNLIN)が片足で立っている姿勢は、シギ・チドリの典型的な休憩姿勢。
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レンカク類 (JACANAS)(レンカク科)は、脚が長く、足指がとても長い熱帯の鳥。水に浮かんだスイレンの大きな葉の上を歩き、虫の幼虫を食う。卵は4個。
ミヤコドリ類(OYSTERCATCHERS)(ミヤコドリ科)は、大型でずんぐりとした浅瀬の鳥。嘴は鮮やかな赤で、頭は黒。長い嘴を横に押しつけて二枚貝を開く。卵は2〜3個。
ソリハシセイタカシギ類とセイタカシギ類(AVOCETS AND STILTS)(セイタカシギ科)は、大型と中型との中間の大きさ。ほっそりした脚を水に浸して歩く。嘴は細長く、まっすぐ、あるいは下に曲がっている。虫や小型の水棲無脊椎動物を食う。卵はふつう4個。
チドリ類とタゲリ類(PLOVERS AND LAPWINGS)(チドリ科)は、小型から中型までの浅瀬の鳥。殆どのシギと比べて、嘴と首が短い。殆どは頭の模様が目立つ。背面は模様がないか、あるいは斑点がある。小型の無脊椎動物を食う。卵は2〜4個。
シギ類とヒレアシシギ類 (SANDPIPERS AND PHALAROPES)(シギ科)は、広範囲な分類で、浅瀬の鳥や、水に脚を浸して歩く鳥で構成される。内陸や淡水に棲息するものが幾らかいるが、殆どが渡りの時に大洋の岸辺で見られる。大きさは、5インチから19インチまで様々。体色は主に、くすんだ灰色、黄褐色、あるいは茶色で、斑点模様か筋模様がある。多くは、尾、腰、および翼の模様で識別される。脚と嘴は細長い。小型の無脊椎動物を主に食う。群れで見られることが多い。雄が雌よりくすんだ体色のヒレアシシギ類以外は、雌雄が類似。卵は3〜4個。4個がふつう。
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●暗色背面のシギ・チドリ類 (DARK-BACKED SHOREBIRDS) は、体色、シルエット、および習性が、他のシギ・チドリ類とは非常に異なっているという理由で便宜上ここに分類した。太った体のミヤコドリ、脚が極端に長いソリハシセイタカシギとセイタカシギ、および足指が長いレンカクは、異なった科に属する。翼に丸みがあり冠羽があるタゲリは、チドリの一種である。
アメリカミヤコドリ AMERICAN OYSTERCATCHER
普通でないが、数を増している。海に面した干潟や砂浜に棲息し、貝を食う。他のシギ・チドリ類から離れたところに非常に小さな群れで、ふつう見られる。白黒の体色、翼にある大きな白い縞、および赤い嘴によって識別される。鳴声は、高く鋭いクリ−ッ(kleep) という大声。
クロミヤコドリ AMERICAN BLACK OYSTERCATCHER
普通でない。海岸の岩場を好む。黒い体、赤い嘴、ピンク色の脚に注目。本種とアメリカミヤコドリの雄の求愛動作は、おじぎをしながら雌に歩み寄る。飛翔は力強い。列かV字形をつくって群れで飛ぶ。鳴声は、ピ−ピ−というような短い声。
アメリカソリハシセイタカシギ AMERICAN AVOCET
比較的普通。湿地や湖の岸辺で繁殖する。脚と首は細長い。針のような嘴は上に曲がっている。嘴の曲がりは雌のほうが大きい。白い翼の内側にあらわれる黒縞が、飛翔時の最高の野外識別点。脚は青灰色。鳴声は大きなホィ−ッ (wheet)。
クロエリセイタカシギ BLACK-NECKED STILT
普通。淡水域でも海水域でも繁殖する。脚と首が細長いこと、嘴が細くまっすぐなことに注目。体色は、上面が黒、下面が白。飛翔時は、翼が単調に黒く、赤い脚が白い尾のはるか後ろまでのびる。鳴声は、大きな甲高い声を同じ調子で連続させる。
タゲリ NORTHERN LAPWING
ユ−ラシアのチドリ。晩秋、北東海岸に偶然現われることがある。一年中、冠羽がある。翼は、幅広く先が丸い。顔は白く、胸と背面は暗色。鳴声は、高く悲しげなウィ−ッ (weep) 。
アメリカレンカク NORTHERN JACANA
南テキサスの池に偶然現われることがある。足指が長く、脚が緑色っぽく、風切羽が黄色いことに注目。幼鳥は、下面が白い。非常に活動的で、時々翼を持ち上げる。クイナのように水面ちかくを飛ぶ。鳴声は、高く鋭い笛のような声。
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●チドリ類 (PLOVERS)(チドリ科)は、中型から小型の浅瀬の鳥。短い嘴が先端ちかくで目立って膨らんでいる。首と尾は短い。短い尾は垂らさずに水平を保つ。翼は尖っていて、幅がやや狭い。飛翔は、速く直線的。素早く数歩あるいては止まる。岸辺や草地で、虫や水棲動物を探し回る。地上に営巣する。典型的なチドリ類は、中型で帯がないチドリ(このペ−ジ)と、小型で首輪があるチドリ(114ペ−ジ)の2つに分類される。
コバシチドリ EURASIAN DOTTEREL
西アラスカで稀に繁殖する。アシアで越冬する。下面が赤褐色の成鳥は間違えようがない。雌雄は類似。雄は、卵を暖め、若鳥の世話をする。秋にムナグロと間違える可能性があるが、白く幅広い眉線が襟首までのびており、また、至近距離では胸の淡色線が見えることで識別できる。鳴声は、柔らかい震え声。
ミヤマチドリ MOUNTAIN PLOVER
普通。短い草の草原やヤマヨモギの潅木密生地で繁殖する。繁殖地以外では、サボテンが生える砂漠や高原に、小さな群れで見られる。体色は、淡褐色。白い顔模様は、秋にはなくなる。翼にある白い縞と、白で縁取られた黒帯がある尾が、最高の野外識別点。速く走り、めったに飛ばない。飛ぶときは、翼を下に曲げて低く飛ぶ。鳴声は、低くまだるっこい笛のような声。
ムナグロ LESSER GOLDEN-PLOVER
北極のツンドラに普通。南アメリカ南部で越冬する。春は、野原、牧草地、あるいは干潟で見られるが、秋は殆どが沖合を渡る。春の体色は、上面が金色、下面が黒で、腰と尾が暗色。秋は、ダイゼンに類似する。鳴声は、短くはっきりした笛のような声で、ウ−ドゥルウ− (oodle-oo) 。ヨ−ロッパムナグロ (Greater Golden-Plover, L9.5") は、ヨ−ロッパからグリ−ンランドを稀に訪れる。ニュ−ファンドランドに偶然やってくることもある。ムナグロより大きく、腋羽は灰色というより白色。
ダイゼン BLACK-BELLIED PLOVER
普通。北極のツンドラに営巣し、南アメリカ中央までの両沿岸で越冬する。本種より小さいムナグロとは、腰が白く、翼の下の腋羽が強烈に黒い(ムナグロは灰色)ことで、常に識別できる。また、ムナグロと比べて、上面が灰色で嘴が大きい。ムナグロのように大群では渡らない。鳴声は、悲しげな笛のような不明瞭な声。
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●帯のあるチドリ類(BANDED PLOVERS)(オビチドリ属)は、帯のないチドリ類(112ペ−ジ)に類似するが、さらに小さく、胸には黒い帯が1〜2本ある。
フエコチドリ PIPING PLOVER
普通でない。乾いた砂浜で見られる。背面が淡色で、首に帯(ふつうは不完全)が1本あり、脚と足が黄色いことに注目。嘴は、春は黄色で先端部が暗色、秋は全体が暗色。単独または小さな群れで見られる。鳴声は、オルガンのような柔らかい2声。
シロチドリ SNOWY PLOVER
地域によっては砂州やアルカリ性の池に普通。フエコチドリより淡色で、不完全な暗色帯が1本あり、嘴は暗色で、脚が暗色(時々、ピンク色がかっている)。至近距離で見ると、嘴が、フエコチドリより細長いように見える。鳴声は、低いチュウィ− (chu-wee)。
ミズカキチドリ SEMIPALMATED PLOVER
浜辺や干潟に普通。暗色の背面、よく目立つ白い襟、白い顔模様、黒とオレンジ色の嘴、およびオレンジ色の脚に注目。成鳥も幼鳥も冬羽は、首の帯が茶色で脚が黄色。鳴声は、チュウィ− (chur-wee) 。ハジロコチドリ (Common Ringed Plover, L6")は、グリ−ンランドやバフィン島で繁殖し、旧世界で越冬する。西アラスカに稀に渡ってくる。ミズカキチドリに酷似するが足指に水掻がない。鳴声は、ミズカキチドリより短くぶっきらぼう。
ウィルソンチドリ WILSON'S PLOVER
普通でなく、比較的局地的。砂浜や干潟を好む。ミズカキチドリに比較して、目立って大きく、眉線が長く幅広く、黒い嘴が太く、首の帯が幅広い。足はくすんだピンク色。雌は雄よりずっと淡色。鳴声は、ホィ−ッ (wheet)。西アラスカを稀に訪れるメダイチドリ(Mongolian Plover, L6") は、夏は赤褐色の胸帯と強烈な顔模様があり、冬は灰色の胸帯と淡色の顔模様がある。
フタオビチドリ KILLDEER
野原や牧草地に極めて普通。水辺から離れたところでしばしば見られる。首の帯は、成鳥が2本、若鳥は1本だけ。他のチドリより尾が長い。尾の上部から背面の下部にかけてのオレンジ色に注目。大群ではめったに現われない。巣の近くで負傷しているふりをして、侵入者の注意をそらす。鳴声は、英名(キルディァ)を繰り返す。
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●シギ類(SANDPIPERS)(シギ科)は、チドリ類より嘴が細長く、数種類は嘴がはっきりと曲がっている。首は、チドリ類より長いことが多く、殆どの種類は、縁が淡色の羽によって背面がはっきりしない模様になっている。殆どの種類は、雌雄が類似。多くの種類は、夏羽と冬羽が異なる。
●オオソリハシシギ類 (GODWITS)(オグロシギ属)は、大型で脚が長い浅瀬の鳥。体色は灰色っぽいか赤茶色で、嘴は長く上に少し反っている。繁殖期以外は群れる習性がある。
アメリカオオソリハシシギ MARBLED GODWIT
西部では比較的普通。東部では稀。草原や牧草地で繁殖し、沿岸で越冬する。茶色い体色の上面には斑点があり、繁殖期には下面に縞が入る。非常に長い嘴は上に反っている。翼の裏あてがアメリカダイシャクシギ(118ペ−ジ)のように赤褐色であることに注目。鳴声は、笛のようなガッドゥウィッ(godwit)。
アメリカオグロシギ HUDSONIAN GODWIT
普通でない。湿地、草地、岸辺、あるいは干潟に棲息する。尾の白黒の派手な模様によって、非常に稀なオグロシギ以外の全種と識別される。黒い腋羽と、翼の黒っぽい裏あてが飛翔時にあらわれることに注目。オグロシギとは、これによって識別される。鳴声は、アメリカオオソリハシシギに似るが、それより高音。
オグロシギ BLACK-TAILED GODWIT
春と夏に、旧世界から北西部やアラスカの干潟や湿地を、極めて稀に訪れる。アメリカオグロシギに類似するが、腹と脇腹と下尾筒が白っぽく模様がはっきりしない。また、翼の裏あてが白い。嘴が、他のオオソリハシシギに比べてまっすぐ。嘴は、青っぽくなく、黒い。繁殖期の顎と首と上胸の色は、栗色でなく、オレンジ色っぽい錆色。鳴声は、3回の大きなウィッカ (wicka)。
オオソリハシシギ BAR-TAILED GODWIT
アラスカの極地に営巣し、西太平洋で越冬する。ふつうは秋に東西の海岸を稀に訪れる。干潟や湿地で見られる。尾に縞があり、下面に縞がないことに注目。繁殖羽では、下面全体が鮮やかな錆色。西部の鳥には、腰にも縞がある。また、幼鳥は、下面が淡色で、翼の裏あてが白っぽく、脚が短い(足だけが尾からはみだす)ことで、アメリカオオソリハシシギと識別される。鳴声は、鼻にかかった耳ざわりなイルイッ (irrick) 。
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●シャクシギ類 (CURLEWS)(ダイシャクシギ属)は、大型で脚が長い浅瀬の鳥。体色は茶色っぽく、嘴は長く湾曲している。雌雄は類似。繁殖期以外は群れをつくる。地面が露出した所より湿地や草地を好む。
アメリカダイシャクシギ LONG-BILLED CURLEW
比較的普通。草地や牧草地に営巣する。繁殖期以外は、湿地や干潟や浜辺でも見られる。非常に長い嘴(長さは極めて変化に富む)が、格好の野外識別点。翼の裏あてが赤褐色であることで間違いなく識別できる。頭頂に筋模様はない。鳴声は、上がり調子の悲しげなカァリュ− (curlew) 。
ダイシャクシギ EURASIAN CURLEW
北米の東部に偶然やってくることがある。アメリカダイシャクシギより嘴が短く、頭には筋模様などの模様は全くなく、腰の白が目立ち、翼の裏あてが白く模様がないことで識別される。習性と鳴声は、アメリカダイシャクシギに類似する。旧世界のチュウシャクシギも腰が白い。
ハリモモチュウシャクシギ BRISTLE-THIGHED CURLEW
西アラスカで局地的に稀に繁殖する。太平洋中央の島々で越冬する。チュウシャクシギとは、腰と尾の鮮やかな錆色が背面の暗褐色と対照的であることで、識別される。嘴がチュウシャクシギより淡色であることにも注目。鳴声は、悲しげな笛のような声。
ホウロクシギ FAR EASTERN CURLEW
さまよって西アラスカに来ることがある。翼の白い裏あてに黒い縞が密集していることで、アメリカダイシャクシギと識別される。
チュウシャクシギ WHIMBREL
湿地、干潟、および岸辺に普通。アメリカダイシャクシギに比べて、小型で嘴が短い。頭頂の太い縞が目立ち、下面は淡色。光線の具合がよいと、背面がアメリカダイシャクシギより灰色っぽく見える。腰と尾には縞がある。鳴声は、短い笛のような柔らかく豊かな声で、速く6〜7回繰り返す。
エスキモ−コシャクシギ ESKIMO CURLEW
絶滅寸前。春にテキサス州ガルベストン島で、秋に北東部で探すとよい。チュウシャクシギと比較すると、体が小さく、嘴が比較的短く細く、翼の裏あてが黄褐色で、明色の頭央線が目立たない。鳴声は、震えるような柔らかいトゥルトゥルトゥル (tr-tr-tr) 。ユ−ラシアのコシャクシギ (Little Curlew, L10")(北米での記録はない)は翼の黄褐色の裏あてに黒縞が入る。
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●湿地のシギ(MARSH SANDPIPERS)(クサシギ属)は、中型で脚が長い。湿地や潮が引いてできる浅瀬を好む。殆どは腰が白い。
ツルシギ SPOTTED REDSHANK
非常に稀だが、アラスカや東海岸に、さまよって来ることがある。黒い繁殖羽は、間違えようがない。秋の成鳥と若鳥は、一様に明灰色で、嘴が細長く、腰の白が背面の上の方までのびる。鳴声は、笛のようで音楽的な、ティウイッ(tew-it)。
アオアシシギ COMMON GREENSHANK
西アラスカに、さまよって来ることがある。オオキアシシギより短い脚は緑っぽく、腰の白が背面の上の方までのびる。鳴声は、トュトュトュ (tu-tu-tu) で、コキアシシギに似る。
コアオアシシギ MARSH SANDPIPER
秋、西アラスカに偶然やってくることがある。ほっそりしていて、水に脚を浸して歩く。長い嘴は針のように細く、腰の白が背面の上の方までのびる。飛翔時は、長い脚と足が尾から突き出る。
オオキアシシギ GREATER YELLOWLEGS
夏は、一面に水苔が発生した沼、あるいはツンドラに、冬は湿地に、普通。ハジロオオシギ(122ペ−ジ)に比較して、確実にほっそりしていて、嘴も細い。背が高い脚長のシギの中で、本種とコキアシシギだけが、脚が鮮やかな黄色。コキアシシギより大きく、嘴が長く(僅かに上に反っている)、鳴声は鋭く笛のような3〜5声。
コキアシシギ LESSER YELLOWLEGS
かなり普通(西部では普通でない)。類似するオオキアシシギより嘴が格段に短くほっそりしている。鳴声は柔らかい笛のような1〜3声で、オオキアシシギのように響くような音質の大声はださない。しばしば、まとまりのない群れをつくる。
コシグロクサシギ SOLITARY SANDPIPER
普通。通常、単独で小川や湖や沼地にいる。棲息域が共通することが多いアメリカイソシギ(124ペ−ジ)と比較して、脚が暗色で長く、尾に線があり、飛翔時には翼が暗色で模様がないことで、識別される。アシナガシギ(122ペ−ジ)やキアシシギ類とは、腰が暗色であることで識別される。至近距離では、目の周りの白い輪が識別点。飛翔はふわふわしていて、ツバメに酷似する。鳴声は、類似するアメリカイソシギより高音。ソノグラムは下記。
タカブシギ WOOD SANDPIPER
西アラスカで稀に繁殖する。旧世界で越冬する。コシグロクサシギとは、白い腰、眉線、黄色っぽい脚で識別される。鳴声は、笛のような高い声で、チッピッピッ(chip-ip-ip)。