自分もくだらないことに時間を費やしているなぁ・・・とつくづく思います。しかし、モラル急降下のこの国にあって、みんな口を噤んで我慢することだけが良いことなんだろうか?(もちろん美意識の貫徹のための我慢は、人生に大切ですが)

東京の宮澤さん一家が殺された事件の原因に、騒音に対するトラブルが挙げられていましたから、私も気持ちの良いわけはないのですが、一方的に迷惑を被りながら、この国には何の解決方法も存在しない、と言うのでは自由主義社会に生活していることにはなりません。

この問題の経緯と成り行きをとおして、日本という国と日本人に何が期待でき、何を諦めなければならないのか、を考えてみたいと思っています。

掲示板

2001年1月9日 丸紅石油北海道株式会社へ配達証明にて送付の全内容

丸紅石油北海道株式会社様       

 このたび貴社の経営する、札幌市○区○478番地におけるガソリンショップについて、多大な迷惑を被って居りますゆえ、ここに改善を求めるべくお知らせ申し上げます。

 私は当地に於きまして13年間、音楽教育にたずさわっております。しかし昨年12月のガソリンショップ開店以来、数々の騒音のため、兼ねてからの環境が一変して、音楽教育に著しい支障を来しており、特に専門家志望の学生におけるソルフェージュ授業(音を聴いて楽譜に書き取る)に於いては、決定的な障害となっております。開店以来三度に亘りガソリンスタンドに電話にて苦情を申し上げましたが、根本的な解決に至らず、さらに年が明けてからは屋外スピーカにて音楽を流すに至り、当方と致しましても然るべき手段をもって解決せざるを得ないものと判断し、行政および司法機関に相談する準備を進めております。

 具体的な改善要望事項

   1)給油終了合図と思われるアラーム音の停止
   2)従業員の乗用車による常識を逸脱した排気音の停止
   3)屋外拡声器の使用停止
   4)従業員の叫び声の停止
            
以上4項目につきまして、速やかなる改善が見られない場合は、不本意ながら前述の通り、関係機関へ解決を依頼する事となりますので、悪しからず御承知おき下さい。

                       注)をクリックしてください
2001年1月16日 丸紅石油北海道株式会社代理人 高橋 司弁護士より郵送された全内容
平成13年1月8日
冠省
小職は丸紅石油北海道株式会社(以下、「当社」という)から委任を受けた弁護士注1)です。貴殿からご送付頂きました平成13年1月8日付け書面に対し下記のとおり回答いたします。


1,まず、当社は、ご指摘の札幌市手稲区山口478番地付近にてガソリンスタンドを設置し営業を取り行っておりますところ、同スタンドの設置等については、当然、法令に基づき適法に許可されているところであり、その具体的な業務態様に関し、行政及ぴ司法において間題となる要素はないものと考えております。つまり、当社の同所におけるガソリンスタンド経営は、当杜の他のスタンド及び同業他杜が経営する他のスタンドと比較して特段、違法として評価されるような要素はないと考えます。

2,もちろん、当社が適法に営業を継続するにあたっては、付近住民の方々のご理解を頂き、万が一にも裁判所においてr違法」と評価されるような行為がないよう十分注意しているところであり、付近住民の方々の意向をできる範囲で配慮しながら営業しております。
3,しかるに、貴殿が上記書面で主張なされているところは、司法機関に相談をする準備を進めているという趣旨から、当社に違法な行為、つまり、音響等の生活妨害があり、それが違法行為であることを前提とする
注2)ところと考えますが、貴殿がご主張なされている4点については、いずれも「受認限度注3)であり、当社において違法と評価されるような行為はないものと考えております。つまり、人が杜会生活をする限りは、その社会生活上、何らかの接触関係があるのであって、ある侵害が社会生活上のある「合理的な限度」を超えるとみられる場合には、違法な侵害行為として不法行為になると言わざるを得ず、かかる侵害行為が「合理的な限度」を超えて「違法」なものと認められるか否かの判定にあたっては、加害行為の種類、態様、侵害される利益の種類・程度、地域性、加害側と被害側の各立地・居住の先後、行政的規制による基準の遵守の有無、加害行為の継続性の有無・程度などの諸般の事情を総合しての利益衡量が重要な要素となりますが、上記のとおり、当社は法令上、許可された立地条件のもとで行政的規制を遵守し、ガソリンスタンドとして通常、予想される範囲内の業態で営業を取り行っているものであり、通常、ガソリンスタンドから生じる音響、音声等の程度について「違法」と評価される事実はありません。

4,なお、当社と致しましては、貴殿からの数回に亘る申し入れについて、上記のとおりの付近住民の方々のご理解を得るために善処している注4)ところであり、具体的には、アラーム音を低くすること注5)屋外拡声器の音量を低くすること注6)従業員の乗用する場所をスタンドから約100メートルほどの場所としたこと注7)等の方法によりすでに対処しているところであります。貴殿が申し入れなされた意向、例えば、アラーム音の停止、屋外拡声器の使用停止、従業員のかけ声の停止等は、当社が営業することを禁止するに等しい内容注8)であります。従業員のかけ声も、スタンドを訪れた車両に関する諸作業、一連の業務の遂行を速やか且つ安全に進めるため通常許容される内容であります。

5,小職と致しましては、当社においてすでに対処させて頂いた内容で十分であるものと考えますので注9)、貴殿におかれましても、その地域性がガソリンスタンドを設置できる商業地域であること、当社において、同業他社と比較して特段、違法視されるような業務態様を取っていない注10)ことをご理解頂きたく存じます。以上

回答に対する私の考え

注1)
高橋 司さんは丸紅会社の利益を守るために、お金で雇われた人ですから、可能性として、迷惑しているこちらの立場に立つとは考えにくいことは、火を見るより明らかです。様々な事を言って、丸紅会社の正当性を主張するのが仕事ですから。私にとっては、その程度のことで首をつっこんで来る人に本当は用はないのです。それより、丸紅会社の生の声が全く聞こえてこないのは、何を意味するのでしょう。苦情を送付した2日後に無言電話はありましたけど。restore
注2)
だれも違法行為だなどと言っていませんよ。弁護士なのに、おっちょこちょいな人ですねぇ。行政や司法の立場から見て、つまり客観的にこのような場合はどのように考えたらよいかということを相談し、それを踏まえて解決を依頼すると言うことです。違法とまでは言えないが、被告側にも改善の余地がある、なんて言う判例もあるでしょ。restore
注3)
これは受認ではなく受忍の間違いです。「受忍限度」は、ごく初歩的な法律用語であり、しかも「忍」を「認」と間違っても意味は通じる、と言うものではありません。小職氏のさらなる勉強の必要性を指摘しておきます。restore
注4)
善処すると言ったって、一度だって丸紅会社から話し合いなり、状況の確認が私にあったわけではないのですよ。restore
注5)
アラームの音に驚いて電話したのは開店当日のことです。それから文書で苦情を言うまでの約3週間のあいだ、いくつかアラームの種類は変わったようですが、音量は大きいままでした。restore
注6)
あとでわかったことですが、屋外拡声器ではなく、従業員が暇つぶしにラジカセを外に持ち出してガンガン鳴らしていたのです。しかも客など居ないときに。これが業務の遂行に必要なことですか?向かいに「騒音が迷惑です」と言っている者が居ることが分かっているにもかかわらず。それが「付近住民の方々のご理解を頂き」たいと考えている会社のする行為ですか?それとも苦情を言う人間は「付近住民」ではないと見なしているのですか?restore
注7)
いくら駐車場所を移動したって、車は動くから自動車って言うのですよ。家の前を走れば同じ事じゃないですか。しかも出勤および退社時に広い駐車場でカーレースまがいの運転をしているのも見てしまいました。車のナンバーも確認しています。なるべく迷惑をかけないようにしよう、と思っている人間なら、そんなことしないと思います。それに違法かどうかはともかく、他人に迷惑を及ぼす可能性のある行為を部下が行っていることがわかっているにもかかわらず、駐車場所を変える程度のことしかさせないのが、丸紅の上司なのですか?restore
注8)
私もすべてを停止してもらえれば有り難いのですが、どこかで折り合いをつけざるを得ないとも思っています。しかし、すくなくとも客が来ても静かに対応している従業員もいて、何の障害も起きていないことからして、あの大声は業務遂行にぜひ必要な事なのですか?restore
注9)
小職氏は、私が被っている具体的な状況(教室内に侵入する騒音および私の仕事内容)も見ずに、どんなことを考えているのですか?restore
注10)
努力次第ではいろいろな形態の営業方法があると思います。違法ではないから文句を言われる筋合いはないという考えは、この国では、もうやめた方が良いと私は思うのですが。そういう考えがどれだけこの国の、またはこの国の人々の尊厳を傷つけてきたことでしょう。アラームなんて鳴らさないスタンドだってたくさんあるし、静かに黙々と安全的確に業務をこなしている、優れたスタンドマンだっています。ご希望でしたら紹介しますよ。restore

2001年1月15日 

札幌市環境対策課 大気騒音係へ電話してみました。2〜3日中に現地へ赴いてくれる、とのことでした。

2001年1月16日
夕方、札幌市環境対策課大気騒音係の山崎という職員から電話があり、さきほどガソリンSHOPへ行って来たとのこと。(向かいまで来たのに、どうして私を訪ねてこなかったのだろう?)山崎職員によると先方も充分配慮してやってゆきたいとの意向だそうで、聞く耳を持たないと言う態度ではなかった、と言います。言葉には出しませんが「あんたもあんまりうるさいこと言うんでない」という感じ。つまり私がどのようなことを、どのような状態で迷惑を感じているかという具体的状況を充分に把握しないで、相手の物腰柔らかい対応(これは山崎職員の話し方から得た私の推測)を見てそう思ったのでしょう。そりゃあ行政の騒音対策係の人間が来たときに、わざわざ大声張り上げて騒ぐばかも居ないと思います。まあ行政の出来ることと言えばこの程度なのかもしれません。でも私は非常に迷惑しているのです!

2001年1月19日
この1ケ月というもの、従業員の遠吠えのような叫び声と、ドの#とラの音によるアラーム音が耳鳴りのように頭の中でこだまして、レッスン室で集中して仕事が出来ませんでした。この日もレッスン室へ行くのが億劫でしたが、片付けなければならない仕事もあるので、仕方なく朝から1階のレッスン室にいましたが、何となくいつもより静かな感じです。ガソリンSHOPを見てみると客は来ています。しばらく様子を見ていて気がつきました。静かに仕事をしている従業員もいるのです。しかし午後は駄目でした。またいつもの激しい叫び声が聞こえてきました。つまり従業員によって、うるさいのと、そうでないのがいるのです。すなわち、うるさく叫ばなくても仕事は出来るというこではありませんか!やはり小職氏は、自分の目で実体を把握せずに観念的な文書をよこした、と言うことが裏付けられたのでした。生徒たちにも「先生こんなうるさくて、よく我慢してるね」などと同情されました。(我慢などしていないのだよ、先生は・・・)

2001年1月20日

ガソリンSHOP

(丸紅)さん!  
わたしたちに
静かな環境を
返して下さい

という貼り紙をガソリンSHOPに面した窓に掲げました。なんだか革マル派のアジトみたいで、♪友よ〜夜明けま〜えの、闇の中でぇ〜、と頭の中で歌ってしまいました。父母の皆さん、こんな先生を大目に見てやってください。

2001年1月21日
ガソリンSHOP従業員各位は遠くから貼り紙を、じっと見ていました。もし彼らが人の痛みのわからない、今風の若者なら、きっと敵意をもって眺めていることでしょう。この日も午前中は我慢できる程度でしたが、午後から夜にかけては、相変わらずの大騒ぎです。

2001年1月22日

札幌市環境対策課 大気騒音係の山崎職員へもう一度だけ電話をしてみました。案の定乗り気じゃない対応です。とにかく午後の叫び声をやめてくれれば、こちらとしては妥協する事を伝えました。やっぱりやる気のない返事です。いちおうガソリンSHOPに電話を入れるとは言っていましたが私の感触では、こちらへの事後報告は、もうこないでしょう。

やはり午前中は客が来ても静かだったのですが、午後から突然うるさくなりました。さっきまで無かった、例の黒い暴走車が他の従業員の車と並んで止められています。そしてさっきまでいなかった従業員が自分の叫び声に酔い痴れるように車を誘導しています。「ウライッ!ウライッ!ウライッ!ウライッ!ハイッ オッケ〜エイッ!」 双眼鏡で顔を確認しました。ネームプレートもつけていました。

2001年1月23日
今日は少し静かです。しかも黒い暴走車は午前中からのご出勤です。でも時々思い出したように叫び声とアラーム音が鳴ります。アラーム音は大きいときと小さいときがあるのか、教室に近い給油機を使用するときにうるさく聞こえるのか、暴走君のときだけうるさいのか、原因不明です。ずっと双眼鏡で監視していればよいのでしょうが、それは私の品格が許しません・・・? なにせ丸紅会社から直接的な説明や要請がないのですから、偶然静かなのか意図的に静かにしているのか、わからないのです。偶然でもこれが継続的に維持されるのであれば、私はそれでも良いのですが、いつまた始まるかわからないと言うのであれば、やはり恒常化させないためにも放って置くわけにはゆきません。

2001年1月24日
今日は更に静かです。この状態が週末から日曜にかけても続くようなら、革マル派解散の日もそう遠くはないでしょう。でもしばらくは油断禁物です。

2001年1月25日
私は「善人」という言葉は嫌いですが、「善意」という言葉は好きです。昨日の静けさを「善意」で解釈していた私は、自分の甘さをきょう知りました。昨日の静寂は偶然だったようです。また、新たな事実も発見しました。改造暴走車は1台ではなかったのです。なんと他に3台もあったのです。もちろんいずれもガソリンSHOP従業員のものです。こんな事はしたくありませんでしたが、日弁連が推賞している方法として、ビデオカメラにも録画しました。どうりでこのガソリンスタンドはやけにたくさん排気音の大きい車が集まるものだと思っていました。彼らの友人でしょうか?(車種、ナンバーも出来る限り控えてあります)しかも、小職氏が偉そうに言っていた駐車場所も今日は教室の前に移動されていました。これは挑発行為なのでしょうか?小職さん!あなたに「社会正義」を期待すること自体、無茶な事なのですか?世の中には社会正義など糞食らえという弁護士がいる、と聞いてはいましたが、高橋 司氏もその一人だったのですか?最近隣接する商業施設で猥褻男が出没するので学校から注意を促されたと中学生の生徒が言っていました。因果関係はわかりません。しかし改造暴走車に乗って来る従業員によって営業されている丸紅会社経営の施設を、警察はどのように見ているのでしょう。いずれ警察にお尋ねしなければならない日も来るかも知れません。いずれにしても我々付近住民にとっては大きな不安材料です。

2001年1月27日 新しい貼り紙

そんなに叫ばないで下さい。

迷惑です。

2001年1月29日 札幌弁護士会への手紙
はじめてお手紙申し上げます。私、13年前より音楽教室を開いております。昨年12月、私の居住いたします住居兼教室の真向かいに、ガソリンスタンドが開店いたしました。それによって様々な騒音が発生し、日常生活に支障を来し、精神的にも大きな負担を強いられております。
開店当初から、ガソリンスタンド側に電話で苦情を申し上げたのですが、基本的な改善が見られないため、経営主体である丸紅石油北海道に文書で苦情を申し上げました。その結果、高橋 司という弁護士から、法令に違反しているわけではなく、受忍限度であるという回答が郵送されてきました。そのガソリンスタンドは開店に先立ち、何の事前通知もなく、ある程度の騒音が発生する事も予測できたにもかかわらず、真向かいにある住宅居住者になんの同意も求めずに一方的に営業を開始し、苦情を言うと法律を盾に取り、誠意ある対応を取らない。その結果何の落ち度もない音楽教室に通う生徒や私たち家族が、常に精神的苦痛を強いられ日常の生活に支障を感ずる、ということがあって良いとは思えないのです。
 調べてみますと高橋 司なる弁護士は札幌弁護士会に所属しているとのことす。弁護士の中には特定の企業と金銭契約を結び、その利権の保全を請け負う方も居るとは思います。しかし基本的には、一方的に迷惑を被る人間を泣き寝入りさせるために、弁護士が存在しているとは思いたくありません。そちらの会にはいろいろな考えの方が居られることと思います。適切なアドバイスを頂きたくおねがいいたします。
なお、1)丸紅石油北海道への苦情、2)高橋 司弁護士からの回答、3)それに対する私の考え、以上を別紙にて同封いたしました。

札幌弁護士会からの返事
金を払って相談して下さい。30分5000円が相場です。(要旨)

2001年1月31日 ガソリンSHOPがある複合商業施設の核と思われるビッグハウスへの質問状

前略 
 昨年十二月、私の居住いたします住居兼音楽教室の真向かいに、ガソリンスタンドが開店いたしました。それによって様々な騒音が発生し、日常生活に支障を来し、精神的にも大きな負担を強いられております。
 開店当初から、ガソリンスタンド側に電話で苦情を申し上げたのですが、根本的な改善が見られないため、経営主体である丸紅石油北海道に文書で苦情を申し上げました。その結果、高橋 司という代理人である弁護士から、法令に違反しているわけではなく、受忍限度であるという回答が郵送されて参りました。
 このガソリンスタンドからは開店に先立ち、何の事前通知もなく、ある程度の騒音が発生する事も予測できたにも拘わらず、真向かいにある住宅居住者になんの同意も求めずに一方的に営業を開始し、苦情を言うと法律を盾に取り、誠意ある対応を取らない。その結果、何の落ち度もない私たち家族や音楽教室に通う生徒が精神的苦痛を強いられ、日常の生活に支障を感じているのです。 
 このようなことが認められないのは、法律以前の問題であり、迷惑を及ぼす側が平然と営業を続け、迷惑を被る側が一方的に我慢を強いられるというような社会が、まともな社会といえるのか、という倫理上の問題でもあると考えます。
 丸紅石油北海道なるものが、どのような性格の会社かは存じませんが、貴店のレシートにてガソリン等が値引きされること、パストラル星置なる名称の敷地に同時期に開店したこと、などからまったく無関係とも思われません。貴店のお考えをお聞かせ願いたくお手紙差し上げました。
折り返しお返事いただきたく存じます。早々

  ビッグハウス星置店店長殿

     

2月15日株式会社ラルズより回答

拝復 いつも当店をご利用いただきまして有難うございます。2月2日に送信いただきましたファックスを拝読いたしました。当社は、丸紅石油北海道に、当該スタンドを賃貸しておりますが、営業は、丸紅石油の営業として同社責任において行われています。ファックスを頂き、丸紅石油に問い合わせたところ、既に回答しているという返事でございました。ガソリンスタンドは、丸紅石油による営業でございますので、当社としてもこれ以上の対処は難しいと考えますが、ご主旨は再度申し伝えましたので、ご了承下さい。

2001年2月2日 
騒音問題に何のコメントもしないまま、ガソリンショップは本日一方的に、営業時間を午後9時30分まで延長しました。閉店時刻が近づくと従業員は30分近くも自分の車のエンジンをかけっぱなしで放置しています。

2001年2月3日 丸紅エネルギー株式会社(東京)へのe-mail

丸紅エネルギー株式会社殿
前略 
 昨年12月、私の居住いたします住居兼音楽教室の真向かいに、丸紅ガソリンショップ(札幌市○区○491)が開店いたしました。それによって様々な騒音が発生し、日常生活に支障を来し、精神的にも大きな負担を強いられております。
 開店当初から、丸紅ガソリンショップ側に電話で苦情を申し上げたのですが、根本的な改善が見られないため、平成13年1月8日付けで丸紅石油北海道に文書で苦情を申し上げました。その結果、高橋 司という代理人である弁護士から、法令に違反しているわけではなく、受忍限度であるという回答が郵送されて参りました。
 丸紅ガソリンショップからは開店に先立ち、何の事前通知もなく、ある程度の騒音が発生する事も予測できたにも拘わらず、真向かいにある住宅居住者に何の同意も求めずに一方的に営業を開始し、苦情を言うと法律を盾に取り、誠意ある対応を取らない。その結果、何の落ち度もない私たち家族や音楽教室に通う生徒が精神的苦痛を強いられ、日常の生活に支障を感じているのです。 
 このようなことを認め難いのは、法律以前の問題であり、迷惑を及ぼす側が平然と営業を続け、迷惑を被る側が一方的に我慢を強いられるというようなことが、まともな社会といえるのか、という倫理上の問題でもあるとも考えます。
 1月29日には、万が一、訴訟に及んだ場合に備え、弁護士の助言に従い、従業員の使用する暴走族まがいの爆音を出す乗用車や従業員の不必要と思われる叫び声等をVTRに収めておりましたら、私に対する明らかな挑発行為も見られました。
 貴社が誠意をもって対処していただけるのであれば、営業自体の差し止めを求めるとか、賛同者と共に不買運動の展開などは今のところ考えておりませんが、現在の状況には非常に困っておりますので、適切な対処をしていただける意志がございましたら、折り返し、お返事を賜りますようお願いいたします。

3月17日現在、一切の回答無し

 

ある結論 1
騒音は続いています。苦痛も続いています。しかし、自己防衛策としてレッスン以外の仕事は教室ではしなくても良いように、家庭内転居をしました。ピアノは弾けなくなりましたが、ガソリンショップのあの下品な叫び声を聞かされる時間は減りました。しかし居間では叫び声が聞こえるので、食事中は吐き気をもよおしながらの毎日です。2月3日以降は、ビッグハウス星置店やガソリンショップに幾度か直接電話をかけて、改善を求めてきました。結論を私なりに言うならば、ガソリンショップの従業員は軽佻浮薄、丸紅石油は己の利益以外には無関心、ビッグハウスの店長は無責任、ということでした。しかし、これらのことは彼らに限って責められることではなく、いわば今の日本人の象徴的現象ではないかということが見えてきました。彼らはおしなべて、「これくらいの事はどこでも、だれでもやっている」という態度です。「なんでオレたちだけ?」と思っているのです。つまり軽佻浮薄、拝金主義、道義的要素に対しての無責任、これらは今の日本社会ではことごとく市民権を得た、ごくふつうのものの考え方であるようなのです。しかし、しつこく言い続けることも無駄ではないとも思います。明るく元気に言い続けようと思います。日本の官僚や政治家は、事ある毎にイギリスだのドイツだのをお手本に引用しますが、私の目から見ると、多くの日本人の感性はイギリス、ドイツを、もはや真似のしようもないところまで堕ちたと思わざるを得ません。もしこの様な騒音が生活の中に突然入り込んできたら、ドイツ人の怒りは私の比ではないでしょう。何しろ彼らにとって静かな環境は、モノやカネよりも大切な財産の一つなのですから。

2001年3月13日付 高橋 司 丸紅顧問弁護士からの郵便による書面

札幌市中央区大通西13丁目4番地大通公園13ビル6階 高橋司法律事務所弁護士 高橋 司

冠省小職は丸紅石油北海道株式会社(以下、r当社」という)から委任を受けた弁護士です。これまでの経緯を踏まえ、当方の見解をお伝えいたします。


1,すでに平成13年1月15日付書面にて報告させて頂いておりますとおり、当社が営業をしております札幌市手稲区山口○番地付近所在のガソリンスタンドに関し、貴殿から意向が示されたことを踏まえ、当社は、近隣住民の意向をできる範囲でお応えさせて頂くために対応してまいりました。具体的には、下記のとおりです。
(1)アラーム音を低くしていること
(2)屋外拡声器の音量を低くすること
(3)当社従業員の乗用する車両の保管場所を、上記スタンドから約IOOメートルほど離れた場所とし   たこと

2,これら当社のこれまでの対応については、貴殿から一定のご理解を頂戴しているものと思料しております。また、その後、貴殿からの申入れ事項として、土曜日、日曜日の対応につき、当社の従業員のかけ声等に注意するよう申し入れがあると聞き及びましたが、これについては、平日の対応と何ら変わることがないことから、平日における当社のこれまでの対応でご了解頂きたく存じます。土曜日、日曜日は、平日とは異なり、若干、アラーム音等の回数が多くなるものと思料されますが、これは、ラルズ(ビッグハウス)の利用者が多いことと関連して当社をご利用なされる方が多くなることに起因しております。従業員のかけ声等の回数が多くなることも上記理由と同様であり、その具体的な対応は、車両の移動を踏まえたスタンド内での事故防止や給油等の業務の進行具合を利用者に伝えるための必要不可欠の対応となっているものと考えます。
3,そこで、貴殿におかれましては、これまでの当社の対応を踏まえた上で、是非、速やかに貴殿自宅の1階窓に貼られておりますすべての張り紙を剥がして頂きますようお願い致します。以上

高橋 司弁護士には以下の返答を用意しましたが、3月15日事態が急転し、貼り紙を撤去しました。
拝復。書面、拝見しました。私の考えを申し上げます。その後の丸紅石油側のとられた措置について、屋外拡声器についてと電話の着信音については、我慢できるレベルにしていただけたと思っております。爆音車両については、駐車場所は移動していただけましたが、閉店以降のスタンド構内および周辺でのアイドリングを控えていただきたい。また女性従業員を迎えに来ると思われる車両もこれまた爆音車で、長時間のアイドリングに迷惑しております。ここで一つ高橋さんにお聞きしたいことがあります。給油中はエンジンを停止しなければいけないと私は記憶しておりましたが、現在は法規上どのようになっているのでしょうか。
 アラームについては、おおむね注意してやって頂けていると思いますが、突然大きく響くことがあります。この原因を教えて頂きたい。かけ声については、残念ながらまだ納得できる状態とは言えません。人声が人間にもたらす心理的及び生理的作用は、他の音と異なり、特殊な性質を持っていることはご存じでしょうか。私の場合、脈拍と血圧の上昇、食欲不振という形で現れております。東京の騒音被害者の会からは医師の診断書をもらってくるよう、助言をいただいております。6歳になる息子も8時過ぎの就寝時、従業員のかけ声を気味悪がって寝付けない夜もあります。かけ声の発声方法や、抑揚という問題も関係していると思われます。またスタンドと当家との距離や、窓や壁材の持つ周波数特性、更にスタンド内の場所のちがいによる音の指向性の問題などで随分聞こえ方が違ってくると思われます。一度様々な声の出し方で、どのようなかけ声のとき私共が迷惑を感ずるのか実験してみることも無意味ではないと思います。ただ、この季節はまだ窓を開けることはないのですが、夏季に至り、従来どうり窓を開けた場合の事を考えると問題解決は簡単な事ではないのも事実です。

 この3ヶ月、仔細に業務の様子を拝見させて頂いたところ、必ずしも叫ばなくても良い場面で大声を上げたり、改善をお願いした直後は最低限のかけ声で仕事をしていますが、2〜3日すると忘れてしまうのか、再び大声を張り上げている状態に戻ります。また「ありがとうございました!」との数人での大合唱は、何故必要不可欠なのか教えていただきたい。来店者に感謝の意を示すのであれば90°のおじぎで充分ではないかと思われます。従業員同士の意思の伝達は、声以外の手段もあり得ると考えられますし、心理的にも大音声の中に長時間いることによって、注意力が散漫になることさえあります。従って注意を喚起する意味でも、まだ貼り紙を剥がせる状態ではないことを御承知おきいただきたい。正直申し上げて、私も好きこのんで、あのような無粋な貼り紙を掲げているのではない、と言うこともあわせてご理解願いたい。しかし従業員によっては、気をつけて、静かに業務にあたっていることもわかっております。そちらに、もう一段の誠意がありますれば、貼り紙を剥がす時がいずれ訪れるものと思っております。

 最後にもう一点、申し添えておきます。
ガソリンショップは昨年12月に営業を開始したわけですが、なぜ開店前に真向かいの住宅に一言挨拶が無かったかという事、大変残念に思っております。私の社会常識から申し上げますれば、多少なりとも迷惑を及ぼす可能性が予見される場合、法的に問題はないとはいえ、道義的に考えて一言の挨拶は、ごく当たり前の事と思います。また、1月13日に書面で抗議する以前に何度か苦情を申し上げたとき、なぜ丸紅石油から、迷惑をかけています、という一言ががなかったのか、未だに丸紅石油に対する深い不信感として、心に影を落としております。日本社会もここまで来たか、と言う感慨でもおります。しかし、時計の針は戻せません。今後の誠意に期待いたします。

ある結論 2
3月15日、ガソリンショップは非常に落ちついた状態で営業をしています。かけ声は聞こえますが、常識的範囲内で、声質もヒステリックなところがありません。確認のためにガソリンショップへ電話をしたところ、上層部との協議の結果、極力声量を抑えて営業しよう、ということになったと言います。しかも「まだ、うるさいようならいつでも電話して下さい」とまで言います。初めて見せた誠意と言っていいでしょう。私はこの誠意に応えたいと思います。もちろん今後も油断はできませんが、誠意を踏みにじることはできません。疑えば、何に基づく誠意なのか?と言うこともあるのでしょうが、ここはひとまず受け入れる事とし、3月15日深夜、貼り紙を撤去しました。
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