2001年、良かった演奏会


 2001年に聴いた演奏会(オーケストラ、オペラ、リサイタル、ミュージカル等)の中で良かったものをまとめてみました。

 ↓一応、順位。いい意味での印象度が、基準です。

No. 演奏会名、出演者、感想など
10/17 東京都響A定期 小泉和裕(Cond)
ヴォーン=ウィリアムズ:ロンドン交響曲、他
今年唯一ブラヴォ−を叫んだ演奏会。この(日本では)マイナーな曲をここまでこなれた演奏で聴くことができるとは…ぜひこのコンビで、RVWの交響曲全曲演奏をやってほしい!!
10/6 作曲家の個展「吉松隆」 藤岡幸夫(Cond)、東京都響、須川展也(sax)
吉松:交響曲第5番、サイバーバード協奏曲、他
交響曲第5番は世界初演。第3番に似た作りも、一層の深化がうかがえた。しかしこの日の白眉はサイバーバード。この曲は実演でこそ本来の力を発揮する。曲が終わっても動けなかった。圧倒されてしまった。
12/9 新国立劇場 ヴェルディ:「ドン・カルロ」 D.カッレガーリ(Cond)、東京po.
ヴィスコンティ(原演出)、ファッシーニ(演出)
R.スカンディウッツィ(フィリッポ)、F.ファリーナ(カルロ)、R.ブルゾン(ロドリーゴ)、F.チェドリンス(エリザベッタ)、藤村実穂子(エボリ)
今年聴いた・観たオペラの中で最も総合的に満足度の高かった日。スカンディウッツィ、ブルゾンが特に素晴らしかったが、指揮・オケ・演出含め全体のレベルが高かった。これなら「オテロ」もできる!というわけで期待しています(^^)
9/13 Prom71 ロンドン交響楽団 C.デイヴィス(Cond)
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」 ティペット:薔薇の湖、他
今年はロイヤルアルバートホールでプロムスを聴いてきました。残念ながらラストナイトは聴けませんでしたが…。この公演は、完璧なオーケストラというものを堪能させていただきました。曲が好きでなくとも、すばらしいオケ・指揮を楽しめるのはいいもんです。あ、ティペットは好きですよ。世界の一流というものはやはり一流なのだと、生で実感しました
9/15 149th British Open Brass Band Championship
課題曲のリスト「交響詩前奏曲」をひたすら21バンド聴き倒すという素晴らしさ。でもどのバンドも個性がちゃんと出てて、まったく退屈しなかったです.それどころか、もっと聴いていたかった。ちなみに会場はバーミンガムです。
9/12 Prom70 パリ管弦楽団 エッシェンバッハ(Cond)
ストラヴィンスキー:春の祭典 シューマン:交響曲第2番、他
英国3連続。こちらはProm71のロンドン響に比べ、オケの完璧さという点ではごくごくわずかに劣るものの、エッシェンバッハの表現を堪能しました。この人の春の祭典…想像つくでしょ?期待に違わず仕掛けどころ満載でした。シューマンも。
10/13 新国立劇場小劇場 ロッセリーニ「花言葉」 宮松重紀(Cond)、今井伸昭(演出
)
腰越満美(ドンナ・ロシータ)、竹村佳子(叔母)、河野めぐみ(家政婦)
全出演者(オケも)が小劇場ならではの繊細な表現で聴かせてくれました。作品の美しさも心に残っています。ラスト、手紙の束を散らす情景が印象的。
12/20 東京都響B定期 コミッショーナ(Cond)、鹿野由之(Br)、栗友会cho、川本嘉子(Va)
ウォルトン:オラトリオ「ベルジャザールの饗宴」 バルトーク:Va協奏曲、他
ウォルトンのこの作品を、こんな素晴らしいかたちで日本で聴くことができるとは思いませんでした。コミッショーナ氏は引き締まった爽快な曲造りながら、曲の深層を巧みに表現していました。合唱もアマチュアとは思えないほど良かったです。栗友会は上手いなぁ。
4/6 新国立劇場 ヴァーグナー:「ラインの黄金」 準・メルクル(Cond) 東京po.
K.ウォーナー(演出) H.ピータース(ヴォータン)、藤村実穂子(フリッカ)、星洋二(ローゲ)、島村武男(アルベリヒ)、長谷川顯(ファゾルト)、佐藤泰弘(ファフナー)
この公演がこんなに下に来るとは!今年の演奏会豊作ぶりがゆえです。白眉だったのは演出と指揮。両者が実に見事に対応していましたね。今後3年、楽しめそうです。
10 11/22 東京フィル定期 井上道義(Cond) 児玉桃(p)
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番 ラヴェル:ピアノ協奏曲、他
一点突破主義、凝集力に満ちたショスタコーヴィチでした。従って圧巻だったのは3楽章。今でもあの刻みが頭から離れません。そして3楽章が激烈だからこそ4・5楽章も活きるというもの。

11位以下、名前だけ挙げます。
J11/4新国立劇場ヴェルディ「ナブッコ」
K9/1東京シティフィル「ヴァルキューレ」
L1/24新国立劇場ヴェルディ「イル・トロヴァトーレ」
M5/18東京都響定期(指揮:高関健、ショスタコーヴィチ交響曲第8番)
N12/5N響B定期(指揮:デュトワ、ベルリオーズ「キリストの幼時」)
O7/15二期会ヴェルディ「ファルスタッフ」

ちなみに2001年に行った演奏会は46、内訳はオーケストラ24、オペラ11、バレエ1、吹奏楽3、ブラスバンド4、リサイタル1、合唱1、ミュージカル1でした。リサイタルが少ないなあ。

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