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2004年12月12日、山梨県身延町の湯之奧金山博物館において、ねこざの編み方の講習が開催されました。身延町大城で実際に使われていたものと同じものを作る技法を地元の松本氏が再現に成功し、今回、この伝統の技法を後世に残すことを趣旨として開催されました。
このような貴重な機会を作っていただいた金山博物館のみなさん、指導していただいた松本さんには、この場を借りて厚く御礼を申し上げたいと思います。
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1号はワラで編みましたが、2号は棕櫚ひもをダブルにして編んでいます。毛羽立ちが多くきめが細かいため細かい砂金の回収に高いポテンシャルを発揮できると予想しています。設計基は宮城県本吉のネコザです。
ネコザを編むときの最大のポイントは矢羽根模様と折り返しのターンにあります。ここの処理をきちんとしておかないと全体にゆるみが出るのでしっかり処理しなければなりません。ターン処理の仕方について説明しようと思います。
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Aの縦紐にB横紐を巻き付けるように表に回します。
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表に回した横紐BにC横紐を交差させます。
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C横紐をA縦紐に巻き付けるようにして折り返します。
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その後は同じように矢羽根巻きを繰り返して端に来たら同様なターン処理を行います。
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ワラ製より長持ちしそうな感じ。見た目もGood、小さく丸められるため、携帯性に優れリュクへの収納も可能です。
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きめが細かく、繊維が絡み合っているため、微細な砂金捕獲に高いポテンシャルを発揮することが期待できます。
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小さく丸めら軽量なため持ち運びはワラ製より便利なようです。キャッチ力はほぼ同等ですが微粉末砂金の回収力はこちらの方は優れていると思われます。ワラ製は多少重く丸めて持ち歩きにくい、水切れが悪く乾燥が悪いなどの難点があるものの、その堅さ厚さゆえ設置が容易という良い部分もあります。
また、今回揺り板とネコザの相性がかなり良いことが分かりました。今までは一度、桶の中でネコを洗っていたのですが、ネコを曲げて持ち水に沈めた板の上にネコの砂を直に落とすことで作業効率が格段に上がることが実感できました。アバウトな作業ですので当然漏れていく砂金もあるでしょうが、特定時間の中で多くの砂金を回収することを考えると能率性に置いては利にかなっていることは間違えありません。
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