現在流れている川の位置は、昔流れていた位置と必ずしも同じではない。近年は護岸工事が進み壊滅する産地も多いが、流れの変化で川岸に古い川底が露出することもある。丸い砂利や酸化鉄を含む粘土があれば有望で優れた砂金地に化けることもある。
ただし砂利が細かいところは微細砂金多産型である場合が多い。大型砂金を産する所は一般に石も大きく、掘るのには必ず梃子が必要。いままで経験上、大型砂金地の特徴として個体数が少ない、細かい砂金がないという傾向がよくみられる。
座標を把握
堆積中の砂金は、まんべんにはいっているわけではなく、ある種の方向性を持っている。それを把握することで、無駄な掘削を避け効率の良い採集を可能にする。
堀場全体を座標とし、深度、東西南北の方向性を意識しながら、少しづつ土を採りパンニングし、いわゆる砂金の道が何処に向かっているかを把握する。堆積にも必ず法則が存在しているのでやみくもに掘っても意味はない。
この段階スルースボックスやねこを使うのは、大間抜けな話である。あくまでも少しづつ。頭の中で三次元的な重砂分布画像をイメージすると分かりやすい。
大型の石をひき抜く
かなりコツがいるし、危険もあるのでこの方法は各自の工夫で。
僕はカナテコ、中バール、バケツに水とこれだけ使う。これで地中のかなりでかい大石をひき抜くが、方法は秘密。
後処理
切り出した掘り跡は次回も続きができる処理をする。これには2つの目的がある。雨の時に関係ない砂が流入しないようにということ、掘り跡を他の人に知られないようにするということだ。大きめの平たい石を探し穴の内壁にタイルのように張り付ける。その後は大きめの丸石で埋め、隙間には草を押しこみ砂をかぶせ最後に水をかける。最後に全体の写真を三か所ぐらいから撮っておく。そうしないと次回に自分が何処を掘ったかわからなくなったりするから。
常識を逸脱しないように
出来る限り痕跡は消す。地元の方々を刺激するような乱掘りは、結局自分に返ってくる。鉱物愛好の世界では、こういった行為があとを絶たないのことは実に悲しいことだと思う。
砂金堀りは鉱物の同好会から何故か見下されがちだが、せめてマナーや良識という面では負けないようにしたいもの。
製作途中
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