教習所日記編

中型二輪免許取得への道/3

 

、3、10

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第一段階

最短九時間で、十六項目を履修する。

『果たして、何時間で通過するか、お楽しみ』 と思っていたら、ほぼ倍の8時間もオーバーしてしまう。

一時間目

2002年7月7日(日)午後4時15分

遠距離バスの待合室のようなガラス張りのバイク用ウエイティングルームに入って待つ。自動車用は壁際の長椅子だから、クーラー付きは幸せか。長袖着用だから当たり前かな。『暑いよう』と、女性教官の声。『バイクは暑いよ』と、さらに追い打ちの言葉。身をもって知るのは一時間後。

長袖・手袋・ヘルメットで挨拶。教官一人に生徒二人。あとで見ると、私の相方は一本橋を渡っていた。私はとてもとてもの組、教官が理解してくれるか、な。

『初めてかな』『はい、スクーターに半年ほど』一年半の腕前じゃないので少なめに答える。期待されても困るし・・・まあ、じきに判ることだろうけど・・・・『では、簡単に説明しましょうね』簡単に説明するのが好きな所だこと。所長の方針かな?

最初に右手が前ブレーキ、左手がクラッチ、右足が後ろブレーキ、左足がギアチェンジ。エンジンのかけ方を教わって、最後にギアチェンジを巧みに操って見せてくれる。『(免許持っているから)だいたい、判りますね、では後ろに、乗って』バイク用のサーキットを二周して、停止場所、ギアチェンジ場所を教えてくれる。下車。途中、一周目で降りようとして、『降りるときは言います』と、叱られる。『では、一周して。踏み切りも気にしなくていいですから、ここへ戻って止まる、いいですね』・・・・・というわけで、初乗り。

ギクシャクとしながら、ともかく一周。『はい、もう一度』さらにガチガチとしながら、一周のはずが、前ブレーキがきつ過ぎて、初転倒。右肘をイヤッと言うほど、強打する。何事も無いような顔で立ち上がれたのが、不思議なくらい。長袖の理由を理解、でも、考えたら、右に倒れると言うことは、後続の車に引かれてお終いと反省。起こし方を習う。教本では一番最初に書いてあったけど、転んで覚える方式は自転車と同じ、忘れない。はずなんだけど、転倒は、まだまだ続く。

この時の右肘の傷は、1×4センチの大きさでピンク色に皮が剥けていた。瘡蓋が綺麗に取れた時、私は免許を試験場で手にした。思い出の傷は、一生残りそうで、私にとっては、一種の戒めでもある。

左手のクラッチの戻し方が早過ぎると指摘1、右手の人指し指が自転車握りになっていると指摘2、足ブレーキを忘れていると指摘3、全体的にあわてずゆっくりと指摘4。教官が代わっても、繰り返される注意点、学習能力が足りない。

『では、後ろに乗って。乗るときは、跨いでから足を掛ける。足を掛けて乗ると、転倒の危険があります』と言うことは、最初に乗ったとき、危なかったわけだ。これは、私自身が誰かを乗せる時に注意する言葉かな。一周、二周、三周。踏み切りで止まる、渡ったら、二速にする。次の直線で三速にする。カーブで二速に落として、戻ってきて、止まる。聞いてるだけでも大変なのに、案の定、ギクシャク、ガクガク、エンストの連続、三回目に転倒(2)。左側だったので、草むらに転がり込む。起こしたところで、終了。ヘルメットの中の汗取り帽は、搾れるくらいビッショリだった。替えが欲しい。

終了項目

1、車の取り扱い

2、自動車の機構と運転装置の取り扱い

3、運転姿勢

4、ブレーキ操作の仕方

3および4は、復習必要とある。

二時間目

2002年7月7日(日)午後5時20分

15分の休憩のあと、引き続いて二時間目。教官は同じ、相方は自動車用のサーキットを走り回っていた。教官が相方を指導の間、前回と同じコースを周回練習。周回回数と同じだけ、エンストを起こす。転倒は避けられたが、足で無理矢理支えきった、と言うところか、第三者には転倒と同じに見えただろう。

教官が戻ってきて、『戻り方を教えよう』と、後ろに乗る。余裕が少し出てきたのか、教官の腰に脂肪の腹巻が巻いてあるのに気付く。プヨプヨ、つかみ所が無い。腰骨くらいしっかり残しといてよ。そのせいか、スピードが少し出ると、私の体は後ろへ持っていかれる。みんな、どうやって、乗っているんだろう、聞いてみたい。

教習内容は、停止場所で、正式に乗って、一周して、戻ってくる、と言う基本。教本の二番目かな。飽きさせないように、まず乗せる、そして、隠れて(無免許)練習している技量を調べていたようだ。『ナナハンもとるんだろう』ともう一人の教官。『続けてとるといいよ』と私の教官。『ええ、とにかく、これを取らないと』と私。教官二人の笑いを取る。

さあ、始めようで、早速エンスト。次にギアチェンジミス。左手のクラッチの戻し方、右手の自転車握り、足ブレーキ、ミスはこの三点の繰り返し。転倒こそしないものの、冷や汗の連続。結果は、明くる日の筋肉痛となって現れる。時間の経過は非常に早い。『戻っておいで』と言われて、教官たちの前に戻ると、毎度お馴染みのエンスト停車で、終了。お疲れさまで、車庫まで全体重を使って押していく。

終了項目

3、運転姿勢

4、ブレーキ操作の仕方

5、発進及び停止の仕方

おまけのおまけで、復習項目はなし。でも、乗れば、判るよね。もちろん、翌日もエンストで始まった。

家に戻って、右肘を見ると、無残に皮がえぐれていた。ピンクの肉が見える。それよりも何よりも、二の腕の筋肉が腫れ上がっている。ボディビルは不要かな。でも、ストレッチの為に少し3キロのダンベルで頑張る。

 

入校式 目 次  3・4時間目