1997.8.15.17 三嶺〜天狗塚 一人
8/15
土釜奥での交通規制を確認し7:15事故現場を通過する。
斜面には生木が折れ山崩れの凄さが見えた。
その後、小島峠経由菅生のルートを取る。
途中立派な小学校があり昔の人家の多さを物語っていた。
小島峠までは古い旧道であるが道は案外整備されている。
小島峠はガスのため視界は効かない。
東祖谷側は明るい新しい車道でありあっという間に菅生へ着く。
名頃まで戻り林道へ入る。
1.8Kmは相変わらず余り良くなく何度か車腹をこする。
上の登山口にはすでに5台の車有り。
白髪へのルートは登山口横に指導票がありブヨが多いため車内にて朝食を済ませ、最初の急な下りへはいる。
10分程で最初の沢に到達。
水量多いがちょうど倒木が沢を横切りこの上を渡る。
しばらく行くと渓流釣りの人が一名釣りをしている。
沢筋沿いに合計8回の渡渉を繰り返す。
1時間ほどの所で小休止を取っていると単独行者追い越していく。
途中沢筋は崩れ易く歩き難い。
沢筋をハズレ良い登山道を少し行くと稜線が近くなって来るが地図上の3時間はまだなので小休止をとり稜線に出ると白髪避難小屋横へ飛び出し、小屋横には先程の単独行者がスパッツを準備していた。
聞けば牟礼町の人で三嶺経由名頃へ下るとのことである。
先に行ってもらい後から追いかけることにする。
ガスが徐々に濃くなり展望が効かなくなる。
程なく白髪の別れに着き行動食を一口口にする。
しばらく行くと徐々に笹薮が深くなり胸元まで来ることがある。
ズボンを見れば泥んこになってしまっている。
途中親子6人ずれとすれ違う。
子供は小学生位で目がかろうじて薮の先端にある程度であり歩きずらそうである。
また父親は幼児を背負子に背負っており大変そうであるが子どもはぐっすり寝込んでいる。
三嶺より3.5時間掛かっていることであった。
更に進むにつれてズボンがビッショリと濡れ足にまとわりつき非常に歩き難くなる。
そのうち両足太股前面が痙攣をし始めた。
雨も降りだしたのでしかたなくズボンを脱ぎ直にカッパを着用する。
握り飯を1ケ食べていると夫婦ずれが降りてきてまもなく最後の登りになるとのことであった。
しかしながら、少し進むと痙攣がひどくなり鎖場では一時どうなることかと心配になる。
休み休み大きな階段を登っていくと話声が聞こえ始めた。
ガスにて展望は全然効かないが頂上がもうすぐだと思いへとへとになりながら登ると頂上へ突然飛び出す。
頂上には3名いて内2名が出発しようとしていた。
ザックを降ろししばらくへたりこんでいた。
お亀岩へ向かうのはあきらめ少し話し込んでから三嶺頂上避難小屋へむかう。
小屋には善通寺の自衛隊員3名・琴南の単独行者の都合5名となる。
しばらくストレッチ等を行い足の手入れを行う。
夕食時焼酎を飲みながら単独行者と少し話し込む。
そうしている内に岡山理科大の6人パーティが丸山避難小屋から到着し、イサリ峠より単独行者が6時頃到着する。
8時頃よりシュラフに入るがなかなか寝つけず何回も水を飲む。
夜中に外へ出ると雨が降っていた。
8/16
5時前に目をさますと外は快晴。
急いでカメラを手に飛び出す。
まだ東の空は薄明かりの状況だが上空は快晴である。
が、肝心の剣・ジロウギュウにはべっとりとガスがまとわりついている。
しばらくするうちに赤く色づきはじめ何回かシャッターを切る。
そうしているうちに剣・ジロウギュウも頭をガス上に出してきた。
しかし、思ったよりは赤くなく果たして念願の朝焼けは写真にはうまくとれていないだろう。
朝食を取っているうちにガスが巻き始めてきた。
今日はお亀岩までの二時間コースのためゆっくり食事をとり7時過ぎに小屋を出る。
頂上はガスで展望0。
途中トラノオ、シコクフウロ、タカネオダギリ、ソバナが登山道脇に咲き誇っている。
写真を取りながらゆっくりと西熊山経由小屋へ向かう。
小屋に入ると昨日の三嶺頂上にいた二人ずれ及び夫婦ずれがいた。
夫婦ずれの同行者は天狗塚へのピストンに行っているらしいが女性の方が昨日登山中に転倒し足を強く打ったらしく昼食の準備で小屋に残ったらしい。

小屋のやかんを借用し水を補給し、シュラフを広げ読書の体制にはいるがそのうちにピストン組がかえって来、昨日の岡山理科大のパーティが昼食により、年輩の単独行者がやはり食事に立ち寄る。
そのうち天候が持ち直し日が差し始めてきたため、天狗塚にて昼食を取ろうと思い立ち準備をし出発する。
お亀岩にて記念写真を取りサブザック一つで天狗へ向かう。

35分にて着くが、振り返れば他の連中は綱付森への分岐近くのため下山を始め、イザリ峠手前にて年輩の人とすれ違う。
途中にて昼食を取ろうとストーブを準備し出して箸の忘れに気づき、小屋へ引き返し遅い昼食を取る。
濡れたものを乾かし、小屋にてゴロゴロした。
今夜は追手前7名、小学生ずれを含め16名の大人数となる。
隣は安芸市からの63才のおじさんで単独は今回初めてのことであった。
ワンカップを忘れたとのことであったので1合プレゼントし喋りながら夕食をとる。
夜は、昨夜の睡眠不足のため20〜24時までぐっすりと寝込む。
その後は昨日と同様にシュラフから出たり被ったりうつらうつらしながら朝を迎える。
8/17
昨日同様5時にシュラフより出るが外は濃いガスである。
今日も三嶺経由下山の3時間コースのためゆっくりとした出発準備である。
更に、他の者も天候が悪いため出渋っているようであり、結局小屋をトップで飛び出した。
三嶺まではおじさんと同行するこにする。
靴はしっかりしているが、ビニールのカッパ、最初の単独行等より同行することにした。
西熊で記念写真を撮り、三嶺へと向かう。
途中で何度か写真を撮っており、都度追いかけて来る元気さがあるので安心した。
最後の登りにて小休止し分岐点で下山口を確認し頂上へ着く。
やはり濃いガスのなかである。

避難小屋へ飛び込み最後のコーヒーを沸かす。
小屋には京都の男女5人のパーティが一部まだシュラフの中にいた。
今朝でタバコが切れていたので分けてもらった。
そのうち4名パーティもお亀岩より到着する。
彼らは2台の車で一台を名頃に置き、もう一台にて昨日天狗へ上がったとのこと。
彼ろも早い昼食の準備を始めていた。
おじさんを小屋前にて写真に撮り下山を始める。
途中子どもずれに出会うが生憎の天候のため子どもは二度と来なくなるのではと心配する。
1時間にて車に到着し、沢にて体を洗う。
名頃バス停にて電話をししばらく行くと単独行者が歩いていたので車に誘った。
横浜から百名山を目指し今回は石鎚・剣へ登り80山まで来たといっていた。名頃〜見の越を徒歩で移動とはさすが。
池田まででOKであったが、途中食事をし盆休み最後の日のため琴平まで同乗し、少しでも早く岡山へ着けるようにした。
琴平駅前は猛暑の状態であった。
それにしても、今回の山行は天候には恵まれなかったが、いろんな人との出合にあふれたゆっくりとした山行であった。