2001.9/16     平家平(木沢)     二人


発端は登山用品店GのスタッフY2君の一言。
数年前に初めて彼と出会ったのは、二十数年間のブランクの後、登山再開第一歩の1月の笹ヶ峰で。
今時変わった高校生が山へ・・・が最初の印象
その後数回山行を一緒にあちこちへ。

今は逞しい青年となり、用品店のツァー引率者として全国の山へ。
そんな彼に、個人的に四国で一番の山は?と聞けば、しばし沈黙の後で【徳島の平家平】
徳島の平家平?どこにあるのだろう?ネットの地図で検索すると木沢村。
そこで木沢村に問い合わせをすると、8月には4件ほど遭難騒ぎがあり、道も整備されていないので・・・との回答。
しつこく再質問すると、M課長さんより「徳島の隠れた名峰と峠」を紹介頂く。

朝日町のM書店へ出向き、コンピューターで検索して頂いたが「発行元が判らないのでは取り次ぎは出来ない」との回答。 県立図書館をも検索したが無し。
次に発行元を教わろうと黄色いテントさんに著者の黒田さんを教わり、問い合わせ。
 
黒田さんより高松のN医院院長及び坂出のU氏を紹介頂く。
N・U両氏に連絡を取り、コース状況等を丁寧に教わる。
さらに、「徳島の静かな名峰」の著者の連絡先も教わり書物の入手方法を確認。

こんな経緯の後で【平家平】9月16日へ向かう。
朝5時10分出発。当初は車中泊を考えたが、老体に無理が掛かると早朝出発。
R193を倉羅峠、土須峠を越え、槍戸川を岩倉方面へ入る。
R193と別れ約30分で日浦部落で右岸に渡り300mで【きわん谷】へ。

橋の手前の欄干に木製の登山口の表示、橋の向こう側に2〜3台駐車可能。
車を止め、身支度をし、きわん谷に沿って歩き出す。
前日の雨により増水した沢が轟音をたてて流れている。
10分ほど沢沿いに進み、沢に丸木橋が掛かっている地点から左手斜面へ登り出す。
手入れの良い人工林を進むと、立派な丸木橋、手すりの着いた橋を過ぎ50分ほどで伐採跡に建つ作業小屋へ着く。

眼下には日浦部落の白い屋根が光っている。
ここからは、伐採跡最上部に建つ索道の支柱目指して伐採跡を上がる。
踏み跡は概ね斜面右手側に付いている。
最上部からは灌木と薄いスズタケの混じった尾根道へ入るが、要所要所に赤テープの標識が着いているが、見失う可能性が多いので、これを慎重に追うこと。

万一道を失っても、前の赤テープまで戻り再確認する方が時間的に早い。
また、稜線の進行方向右手側に登山道が付いているのでこれを頭に入れておけば更に安心であろう。
急な尾根を登る途中、2・3カ所西側が開けた所があるので、ここらを休憩ポイントに。
今回は、リンドウが蕾を今にも開こうと準備中。

やがて、大きな岩が出る辺りからシャクナゲの林となり、きつい登りで前平家へ。
ここで、身支度を整えブッシュの海へ。
要所要所にテープは付いているが、トップはスズタケをかき分けるのがやっとなので、セカンドがルートの指示をすれば見失うことが減るのでは(今回帰途にこうやったが1回見失い時間をロスした)。
また、ブッシュの地面近くにも赤テープがつけられているのでトップは頭を下げ、平泳ぎ風の潜水歩行?がベストかな???
後ろから見れば、スズタケが揺れているだけ。

やや下り、前平家から30分ほどで直径10メートルほどに円形に刈り込まれた2等三角点の平家平頂上へ。
伐採跡小屋より約3時間。
今回は頂上寸前でガスにより展望0だったが、東、西方面が見通しがありそう。
晴れていれば剣山・ジロウギュウ等が間近に見える筈。

帰途は、下りだからと急がずに慎重にテープを追いながら下山する。
といっても2カ所ほど見失った。
スズタケの中では道を見失い登り返すのは大変な労力を必要とするので、とにかく慎重にテープを追うのが身に染みて理解できた。
 
頂上より2時間ほどで伐採跡に戻り、小屋脇で休憩。
何とか無事戻って来られたと・・・
女房は、膝がガクガクすると言って、なかなか立ち上がらない。
また、平泳ぎは嫌で二度と来ないと・・・
 
でも、これほど自然が残っていることを再認識した。
後は、整備された良い道を30分程で登山口へ。
出発8時40分、帰着17時20分。
中高年の者には少々しんどい山行でした。

車で少し戻り見上げると伐採跡が直ぐ上に見えていた。

そのまま、四季美谷温泉へ直行し、湯船で体を伸ばす。

対向車のない真っ暗なR193を走り、帰宅は22時。ハードな山行でした。


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