2001.12.15     肉斑峠〜一の森     二人


にくぶち峠から一の森。
先週、登山口を誤ったので、再度訪れる。

出掛けに、ネットで天気図を確認すると典型的な冬型気圧配置。
窓から見れば、強風で木の枝が大きく揺れ、空気が澄み渡り丸亀城のライトアップがくっきり見えている。
でも、アメダスでは、京上の4時の気温が0℃。それほど下がっていない。
太平洋側が晴れの予想を信じて準備をする。

前日(夜)の雪で、倉羅峠の登りから雪景色。
土須峠への登りは真っ白。
スーパー林道も5p位積もり、先週のうららかさとは様変わり。粉雪を巻き上げ、トレースを延ばす。
所々に動物の足跡。鹿かな?

登山口では、−5℃、鉛色の空からは小雪もちらつく真冬の様相。
天候もあまり良くないので、行けるところまで行き、4時間をリミットに引き返そうと歩き出す。

にくぶち峠は、両側の視界は無し。
強風が猛烈な音を立てて吹き抜ける真冬の状態。
左へ取り、ブナを中心とした自然林の中のはっきりした路を進む。
小ピークを下り、直径10m程笹がない所があるので、通り抜けようとしたらズボッーと踏み込む。
湿地の池だった。

赤テープを探しながら、徐々に高度を上げ始めると、段々笹が深くなり雪の重みで絡まり掻き分けるのに全身雪まみれの状況。
通常は、ブッシュでも何とかルートが気配で分かるのだが、雪を被った笹が重みで垂れ下がり絡み合っているので、掻き分けてのぞみ込み確認するという有様。

そのうちに青空が広がり始めた。
樹木越しに目指す稜線が見え隠れしているのだが、何度もルートを外し、その都度女房と左右に別れルートを探し、呼び合うことの繰り返し。

振り返れば、歩いてきた稜線の向こうに天神丸。
登山口から3時間半を経過し、頂上をそろそろ諦めかけていた。
何回目かのルート探しで富士の池からの登山道へ飛び出す。
強風と、低温で一瞬のうちに濡れたゴアのズボンが凍り付く。

しかしながら後は、天国のような路をルンルン気分で頂上へ。
4時間10分で、先客1名の足跡だけがある頂上へ。
−7℃の一の森頂上では、カメラを構えておれないような強風。

前方の太郎(剣山)頂上、シロウギュウ峠は白く輝き、三嶺は残念ながら雲の中。
名物の五葉松は雪だるま状態で、風に耐えている。
時間がないので、昼食も取らず早々と下山に掛かる。

あっという間に、目印に手袋を置いた分岐点へ。
そのまま下れば、何と楽だろうと思いながら、嫌なブッシュの中へ。
下りも、朝のトレースが雪が解けたり、風で消えたりしていて、何回かうろうろ。
いつものことだが、下りは赤テープを直ぐに見失う。
転がったりしながら、2時間で無事にくぶち峠へ。

峠からは、前方に平家平が西日を浴びて赤く輝き、振り返れば丸笹が。
昼食を取っていないので、今日初めて雪の上へ座り込み、冷めたコーヒーと菓子を頬張る。

林道へ降りると、路面の雪が消えている。
所々地面が露出している林道をライトを点けて下る。
「四国のへそ」からは徳島(?)の夜景がキラキラと。
朝無かった轍が幾本も。今年最後の林道ドライブか?

凍結したR193ではガリガリ音を立てながらゆっくり神山町へ。
途中で、上がって来ていた乗用車がスリップして動けず、Uターンしようとしていた。

ふいご温泉でゆっくり暖まり、出発して17時間後の22時帰宅する。

念願のコースが雪景色で歓迎(?)。
体力的には苦しかったが充実した山歩だった。


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