2002.1.3〜4     三嶺     二人


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正月山行として、昨年に続き三嶺へ。
でも今回天気予報では2日に天候は崩れ、5日に再度崩れそう。
で、3・4日の一泊山行に決定。でも、風雪・強風注意報が出ている。
無事歩けるのだろうか?

今回は軽量化を図ったつもりだが、念のためアイゼン・ワカンをザックに縛り付けると二人で34s。やはり、冬は重くなりがち。(内アルコールは控えめにして日本酒800ccのみ)

3日は、可能なら三嶺頂上の夕焼けを狙いたいと8時出発。
三頭トンネルで−3℃。トンネルを抜けると心配していたが、路面は乾いている。

一字村へ入ると、路面は真っ白。
騙し騙し走り、つずろうお堂でチェーンを装着。1月では初めての経験である。
夫婦池を過ぎ、駐車場入り口に車が3台。
カーブを見の越方面へ曲がると除雪されていない。
でも雪上に足跡と轍が。南面だし大丈夫だろうと轍を追う。
見の越までの半ばを過ぎると、前方に吹き溜まりの雪の壁。万事休す。
バックしている内に轍を外すと、四駆のLでも動きがとれない。
前へ出たりバックしたりしている内に山側の壁面が徐々に近づき、最後にドスン。
側溝へ脱輪!降りて、30分ほどスコップで溝を埋めたりしている内に、前方から重機の音。
やがて、カーブを除雪車が回って出てくる。ラッキー。

ワイヤをかけ引っ張ってくれるが、後輪も脱輪。
その後ワイヤを付け替えたりして、何とか路面へ戻る。感謝感激!!!

その後、除雪されて路面が出始めているR439を名頃へ向かう。
三嶺林道へ入るとやはり轍がある。これまたラッキー。
しかし、猪牧場を過ぎると雪を被った車が一台。しかし轍は続いている。
300mほど進むとピックアップトラックがUターンして駐車中。
仕方なく、路肩へ駐車し歩き出す。時刻は13時20分。
雪面には2名の足跡が続いている。
トレースがなければ、分岐点辺りからUターンし車まで戻りテント泊を覚悟する。

登山口14時20分通過。幸運にもトレースは上へ続いている。
静かな樹林帯をトレースを追い分岐点へ。
時刻は15時50分。このペースでは、避難小屋着は18時を過ぎるだろう。

休憩していると、前方から二人連れが下山してくる。
腰上のラッセルで、頂上へは到着できずに小屋から引き返してきたとのこと。
「今から登るのですか???(無茶ですよ!!!)」
「行けるところまで行って駄目なら車へ引き返します」で別れ、歩き出す。
上の登山口へ4人降りていたらしく、トレースはしっかりしたものへ。

水場手前で、夏道を離れ直上している。
やがて、トラバースに変わり水場上で夏道と合流。
時刻は17時。周りは薄暗くなり始めている。
樹林帯を抜けると休憩は無理なので、ザックを下ろし電灯の準備をする。
−12℃。ザックのポケットからお茶のペットボトルを出すとシャーベット状。

樹林帯を抜けると強風が顔を叩き始める。
トレースを追い最後の岩で息を整える。
周りは暗くなり、上方へトレースが伸びているのがかろうじて確認できる。
岩陰から夏道を離れ、池への最低鞍部目指し直上する。
トレースがあるとは言え胸まで潜る。
やっとの思いで稜線へ出ると強風でフラフラする。

小屋へ着いたのは17時35分。トレースのお陰で登山口より3時間15分。
先客二人は夕食を既に終わり、シュラフで横たわっている。

賑やかさを詫び、ランタンを灯し店開きの準備。
夕食は定番の熱々の餅入りおでん。
でも、マグカップの燗酒は直ぐに冷や酒に。室温−5℃。
二人で800ccでは、体が温まらない。
でもそれだけしか持ってきていない。
仕方なく、着込んでシュラフへ潜り込む。
夜中にボトルから水を飲もうとすると凍っている。

一晩中強風が小屋の壁を叩いていた。

1/4

翌朝もガスで視界はなし。日の出時刻になっても薄暗いまま。
シュラフへ戻り暖をとる。同宿の1名は九州からとのこと。
8時に名頃へ向け下ってゆく。もう一人は、三嶺を守る会のH氏。
前々夜お亀岩で一泊し、前夜三嶺泊。天候に恵まれなかったとのこと。
外は時々明るくなるが、外へ出ると小屋西側の稜線がうっすら見える程度。
9時を過ぎH氏はフスベヨリ谷経由で下山へ。

待っていてもいっこうに明るくならないので、身支度をし強風の中頂上へ。
頂上は展望無し。

小屋へ戻り、11時下山開始。
斜面の3時間前の九州の方のトレースが途切れ途切れ。
夏道通りに岩へ下ろうとするが、時には胸まで潜り込む。

下りだから何とかなるが、登りなら軟弱ペアーでは上がれないだろう。
やっとの思いで岩へたどり着く。先行者はそこから夏道を離れ斜上している。
もう登りはうんざりと、夏道らしき方向へ見当を付け向かうが依然として腰上までのラッセル。
体は何故か山側へ傾く。

雪がなければ数分で樹林帯へ潜り込むのに登りとおなじ30分を要し汗だく。
あとは、のんびりと雪上ハイキング。
車へ戻る頃に塔の丸方面に今日初めて青空が広がりカラーの世界へ。

帰途はR439・438にて木綿麻温泉へ。

過去に経験したことが無いような積雪であったが、先行者のラッセルのお陰で何とか頂上に立つことが出来た軟弱ペアーの山歩きだった。


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