2002.5.5〜6     天狗塚〜綱附森     二人


天狗塚から綱附森。
昨秋、南尾根から天狗塚へ上がったとき、イザリ峠から綱附森、更に笹峠へと
半円形を形成する尾根を一度は歩いてみたいと思った。

そんな思いを抱いている時、S氏の「私の山歩き」に日帰りで歩いた様子が掲載されていた。
でも我々軟弱ペアーでは日帰り日程では到底不可能。
一日目は林道歩き〜南尾根を上がりお亀岩避難小屋泊。二日目イザリ峠〜綱附森
〜笹峠〜林道歩きで計画する。
というわけで5月の連休を待ったが、前半は天候が思わしくなく後半へ延期。
でも、
3日4日と悪く、5日6日は前線が通過後少し回復との予報で出かけることにする。

5/5

だが、5日4時に目覚めると外は雨。
ネットを開きアメダス・ヒマワリの画像・天気図を見るとそのうち上がりそう?
布団へ戻りウツラウツラしている内に5時の目覚まし。やはり、外は霧雨。
余り良い気分ではないが荷物を纏め始める。
パッキング後重量を量るとビール・日本酒・ワイン2sを含み二人でいつもどおり31s。

結局家を出たのが7時過ぎ。
時折小雨が舞う中を大歩危経由連休の行楽客が多いかずら橋脇を通りR439へ
入り笹峠への林道へ。
路面は至る所に水たまり。林道分岐には、既に車が2台。
1台は地元ナンバーの渓流釣り?。香川ナンバーは南尾根歩きか???

車を停め、谷道川沿いの林道歩き。
途中、狸が、やっと天候が良くなってきたので路上で日向ぼっこ中。
目と目が合うとびっくりしたのか直ぐに茂みの中へ。
トチノウチ谷出会いで遅い朝食を摂り、丸木橋を渡り木馬道をショートカットし人工林の中へ。
湿度が高く、直ぐに流れる汗が。

尾根へ出ると、明日歩く稜線が半円形に取り囲むように。
この頃から背中に太陽を受け、まるで夏山の様な暑さ。(やはり寒い方が良い!)
所々にツツジが咲いているのを見ながら、ヨタヨタ歩く二人連れ。
やがて、三角錐の天狗頂上が見え始め、頂上に人が見える(当たり前、連休だもの)
最後の樅の木の下で一休みし頂上目指す。

先ほど見えていた方が下ってきてすれ違う。今日初めて人に会う。
話を伺えば、高松の若い方で、やはりS氏の書物を見て来たとのこと。
浮き石の多い急な岩尾根を通過し、コメツツジの群落の中を這い上がるとやっと無人の頂上。

少し遅いビール付きの昼食。早くワインが飲みたいと天狗の池を今回パス。
そのうち、徳島のツァー5名が到着したので、御輿をあげお亀岩避難小屋を目指す。

お亀岩へ近づくとテント場と稜線にテントが見える。
果たして小屋はどうかな?泊まれるかな?と案じながら入ると人が一杯。
一階の隙間に荷物を降ろし場所を確保。結局18名+一匹が今夜の仲間。

早速ワインを冷やしに水場へ。
顔を洗ったりしていると痺れそうな水の冷たさ。
まだ、五月だもの!ちなみに朝5時の気温8℃。
小屋の窓からは向かいの白髪の稜線にわき上がるガス。

今夜の夕食は明太子スパゲッティ&キュウリ・人参・ソーセージのサラダ付きの
ワイン。
結局二人で1リッターを開けたが体質に合わない?のか酔わない。
せっかく重いのを担ぎ上げてもこれでは無意味。
周りは寝始めたので、日本酒は諦めシュラフの中へ。
アルコール不足で果たして寝れるかな?

熟睡出来ずに外へ出ると薄いガスの中に星明かりが。
やがて、月が出てきて周りは明るくなる。

5/6

翌朝、天候は薄雲は多いがマァーマァーの状態。
予定では計7時間の歩行時間プラス昼寝1時間。イザリ峠へ登り返し、地蔵の頭へ。
早くも、天狗の頂上に人が。小屋にいた人らしい。
薄曇りの中久しぶりの360度の展望を楽しむ。遠く石鎚・瓶も見えている。

最初の、雨でぬかるんだ急斜面を滑り降りると鞍部はトリカブトの大群落。
後二つほどの急斜面を下ると静かな尾根歩き。
まだ新緑には早く、やっと木々に新芽が芽吹きだした頃である。
樅の大木、倒木が出始めると、堂床への分岐。ここの道標にはいつも首を傾げる。
「綱附森へ40分、イザリ峠へ60分」何回歩いてもこの時間では歩けない。
カモシカ君向けの時間かな?右手には昨日歩いた南尾根が樹間に見え隠れ。

荷物を軽くするためオレンジを摂る。ゆっくりしたいのだが先が長いので綱附森を目指す。綱附への登りは98年高校総体で綺麗に刈り込まれていたのだが、新しい笹が成長し踏み跡が続く程度の状態へ戻りつつある。来年辺りは更に解りづらくなりそう!

一名上から下ってくる。挨拶だけですれ違う。予定どおりの時間で頂上へ到着。
先客が6名。挨拶を交わし、少し南へ寄った登山道上で昼食タイム。
讃岐うどん&おむすび(なんだか下界の昼食みたい?)後は、心地よい風に当たりながらの昼寝タイム。
あっと言う間に一時間半を過ごし、見渡せば頂上にはもう誰もいない。
「せっかくの山なのにもっとのんびりすれば!」

下山しようとしていると先ほどすれ違った方が戻ってきた。
地蔵の頭まで行ったが天狗は諦め帰ってきたとのこと。
東笹林道をマウンテンバイクで走り、途中の三叉路から歩いて上がってきたとのこと。
イザリ峠〜綱附を2時間半強でピストン。とすれば、堂床の道標はあっているのかな? とにかく世の中には凄い方がいるものである。

笹峠へは綺麗に刈り込まれた登山道が登り口まで続いていた。
数年前の八月、場所によっては1m程の笹を掻き分け歩いた記憶がある。
「もう来たくない」の印象のみ。今回は、そのときの印象と全く逆。これも、高知国体の御陰かな?

登山道脇や笹の中にツツジが一杯咲き、遠くから見ればピンクの固まりがあちこちに。
S氏がツツジ尾根と呼んだのには頷ける風景である。
西の方のどこかの観光山とは違い、二人だけで静かに好みのポイントで風景が楽しめる。

楽しみにしていた池は、あれだけ雨が降ったのに干上がっていた。
やがてブナ林に差し掛かると鮮やかな新緑。萌えい出る若葉そのものである。
堂床分岐辺りとは高度差を実感出来る現象である。

下りも予定時間どおりで何とか林道へ到着。
少し歩くと聞いていた通りの舗装された駐車場。
白髪の峰越林道も国体までに全線舗装とのこと 「徳島でも、国体を開いて貰いたい???」(関係ないかな?)でもアプローチが便利になるのは「人が増えるから嫌」との陰の声。
連休のさなか今回は、宿泊者を除けば一日目8名(内団体
5名)、二日目9名と出会っただけの静かな山歩きが楽しめた。

残るは、4qの林道歩きのみ。
時折オフロードバイクが排気ガスの臭いを残して通り過ぎる。
一日中排気ガスとは無縁の中にいると、小さなバイクのガスだけでも強く臭う。
そういうガスが充満している世界へ急いで帰らなくちゃ!

新緑の中をのんびり一時間。車まで戻り、汗を流しに温泉目指す。
かずら橋では、まだ多くの観光客の車で賑わっていた。

賢見温泉で一人露天風呂へゆっくり浸かり筋肉痛を癒し、今回もいつもの場所での反省会は中止し帰宅する。


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