2002.9.29勝賀山二人
勝賀山、「とちもちさん」の裏庭の山。
いつも県道の近くを車で走っているのだが、なかなか機会が無くて今まで訪れていない。
是非、香西氏の戦時の城趾の遺跡を眺めてみたいと、日曜日の昼前にむすびを作り出かける。
鬼無から農免道へ入り少し進むと勝賀城趾の標識が。
コンクリートの農道が上へ続き軽四のトラックが登っているが、我々香西口から下山し農免道を帰ってくる予定なので農免道脇へ車を停め歩き出す。
農道の脇にはツユクサが可愛い花を揺らし、彼岸花が点在している。
両脇のミカンはまだ色づいておらず、所々にある熟した柿は鳥につつかれていた。
向かいの斜面では新しく植えた木を、農家の人がラジオを聴きながら手入れをしている。
のどかな昼下がりの情景である。
やがて舗装が切れ山路へ入る。
綺麗に刈り込まれ、急だが飯野山と異なり柔らかい足に優しい路である。
が、蜘蛛の巣の多さには正直な所参った。
先頭の女房に小枝を持たせ、払いのけさせているが時々洩れた物が顔面へ。
その度にゾッーと。 
そのうち尾根へ上がり右へ回り込み、少し進み小さな分岐を左に進めば頂上城趾の松林の広場である。
周りを土塁で囲み、所々窪地もあり当時の面影らしき物が漂っている。
東側の開けている場所にある岩の上に上がりむすびを頬張る。
眼下には高松の町並みが見えている。
歩いていた時にはビッショリかいていた汗もいつの間にか乾く心地よさ。
下の方からは、祭りの準備か獅子の鐘太鼓の音が聞こえてくる。
下りは、先人の記述に寄れば藪があるかもということで、行ける所まで行き、駄目なら引き返そうと歩き出す。
途中で下笠井方面への路と離れ、右へ取り香西口を目指す。
巻き気味に続いているが、こちらも新しく刈り込まれている。

何回かジグザグ路をターンする内に前方に屋島・女木島が見え隠れ。
大的場では白い帆のヨットが漂っている。
そうこうする内に農道がヒョッコリ現れる。
ミカン畑の間をゆっくり下り、アスファルト舗装の農免道へ出る。
後はゆっくり車へ戻り、下笠井口の登山口を確認するために走り出す。
それにしても、日曜日の午後でありながら飯野山と異なり出会う人は皆無。
静かな山歩きである。
「とちもちさん」によれば勝賀山には四本のルートがあるらしいが、次回下笠井ルートを歩き、さらに残った一本を探してみたい。
常々「私の山歩き」を読まさせて頂き、さらに今回の山路脇のブッシュを考えると、いかに鉄人であるかが良く理解でき、逆に私達夫婦がいかにヒヨコであるかを痛切に感じました。
さらに、過去にパリへ数回訪れ眺めているはずだが思い出せない「マロニエの木」も「とちもちさんのマロニエ山」で是非拝見させて頂きたいものである。