2002.12.1 笠形山 二人
R438琴南町を走れば、正面にそびえ立つ笠形山。
先週雨島峠から望み、次の機会に歩こうと帰途川東下から林道琴南塩江線へ入り、
25000分の1上の点線ルート入り口を確認済み。
今回のコースは女房へのお任せコース。
プランを聞けば、点線ルートから笠形山へ上がり、稜線を771mピーク(113号鉄塔)迄散策.。
その後、少し引き返して鉄塔115号の琴南塩江線へ下り、林道歩きで車へ戻る周遊ハイキングコース。
土曜日は天候が午後から崩れ、日曜日は好天との天気予報なので日曜日に向かう。
朝目覚めると大麻山が見えない。ネットでレーダー画面を見れば香川以外は雨雲がびっしり。
9時を過ぎても空が明るくならないが、レーダー画面上では香川からは雨雲が消滅。
そのうち回復するだろうと10時前に出掛ける。
途中のスーパーで昼食を仕入れR438を走るが、笠形山は中腹以上は濃いガスの中。
何も悪いことをしていないのにご機嫌斜めの様子。
先客の軽トラが駐車中の、登山口脇の路肩へ車を止める。
木々が濡れているのでスパッツを付け歩き出すと、前方から二人連れが木の幹を担いで降りてくる。
磨き上げ、置物にする幹を探していたとのこと。
風化して砕けた小石が多い、思ったより固く踏み固められた山路を急登し、
やがて地形図どおり巻き路へ変わる。一カ所大きなガレ場の縁を歩く。
落ち葉が敷き詰められた山路は至る所イノシシに掘り返されている。
小さな枯れ沢では昔からの往来道だったのか、谷側に石垣で丁寧に路を補強している。
依然としてガスは消えず、樹林帯の中はひっそりと幽玄の世界そのものである。
聞こえるのは、小鳥の囀りだけ。
登山口から1時間10分で開けた標高730mの峠(?)へ。
左手の775m峰方面・雨島峠方面・巨大な赤松の根元を通り笠形山方面と四方向へ
路が延びている。
ガスがはれないので775m方面は次の機会とし、先ず笠形山へ上がる。
赤松混じりの樹林を一投足で静かな頂上。
ガスが無くても周りは木々に囲まれ展望は零。三角点が落ち葉で飾られている。
峠から巻き路があったが、頂上からの踏み跡があったので稜線を下ることにした。
やや下ると広い尾根となり、踏み跡が落ち葉で隠され消滅。
獣道を追うが視界が15m程と全然効かないので不安になり頂上へ引き返し、峠まで戻る。
ほぼ水平の巻き路を進むと、檜の木に金属製の標識。
ここから巻き路と別れ、赤テープに導かれれ林の中へ。
足下の落ち葉を踏みながら進むと、前方からの夫婦連れに出会う。
今日は、最近の山歩きでは珍しく山中で4人にも出会った。
伺えば柏原渓谷から上がってきたとのこと。「AN’S」に掲載されていたコースのようである。
別れて、相変わらずガスの中を進み、115号鉄塔への分岐を過ぎるとガスの中に突然鉄塔が現れる。
次の113号まで電柱沿いに歩くがこちらも突然出現の状況。
鉄塔下から見上げても途中でガスの中へ消え去り、放電音のジジジーという音のみ。
鉄塔下で昼食を摂り下山にかかる。が、女房が見当違いの場所をうろうろ。
黙って見ていると、やがて藪の中へ入り出す。聞けば帰途のルートを探しているとのこと。
広い場所・ガスの中、方向感覚喪失状態である。呼びかけルートの方向を指すとびっくりしている。
おそらくこういった現象が遭難を引き起こしているのだろう。
ここからは、よく手入れされている急斜面を20分ほどで駆け下り林道へ出る。
この頃からやっと空が明るくなってきて、所々青空が顔を出し始めた。
あとは、ほとんど車の通らない(一時間歩いていて4台とのみすれ違う)林道をのんびりと出発点へ戻る。
途中で見上げる笠形山は機嫌を直してくれたのか頂上も顔を出し、山腹にはまだ黄色く黄葉した木々を散りばめ見送ってくれた。