講演会 [バイオマスが地域を、地球を元気に!]
かつて宮崎の、いいえ、この日本には、薪、落葉、残飯などを資源として再利用していた生活がありました。それは、「もったいない」という言葉に代表される「環境と共生する文化」の歴史です。
化石燃料を中心とした現代社会において、自然の恵みである生物資源・バイオマスの役割は小さくなったように見えていました。しかし、限りある化石燃料に依存した現代社会では、資源の枯渇や温室効果ガスの発生など様々な環境問題が生じ、このままでは、子どもや孫たちに負の遺産を残してしまいそうです。
それは、ここ宮崎でもごみ問題や環境汚染など様々な形で私たちの身の回りでも見えるようになってきています。私たちはこの宮崎に暮らし、子どもや孫たちに自然に育まれた郷土宮崎を引き継いでいかなければなりません。化石燃料中心の「大量生産」「大量消費」「大量廃棄」の今の仕組みについて資源の有限性から見ても私たちは持続可能な仕組みに変えていかなければならないのではないでしょうか。
バイオマスは、従来の資源採取・消費型である化石燃料と比べればコスト面では合わないように見えます。しかし、この私たちの生きる宮崎を新たな視点で見直してみればみるほど驚く、豊かな資源があることに気づかされます。私たちのふるさと宮崎は、バイオマスと呼ばれる『再生可能な、生物由来の有機性資源』の宝庫なのです。
今、このバイオマスが「地球温暖化の防止」の切り札として注目を浴びてきています。またこれは、「循環型の社会づくり」「農林漁業、農山漁村の活性化」にもつながるものです。
この講演会は、私たち一人ひとりがバイオマスについて考え、地域の資源を見つめ直す機会です。地域のエコロジーとエコノミー(自然環境と経済社会)が調和した新しい地域づくりへと、それを支える社会的な仕組みを含めて自らが関われることを探っていければと考えています。