「将来イルカ・クジラ・海関係の仕事につきたい」という投稿があり、それに対し多くの方から貴重なご意見をたくさんいただきました。「クジラNEWS」は半年度ごと・新しいもの順に表示していることもあり、全てを読むことが難しくなってきました。そこでこのテーマに関する投稿をまとめて見れるように抜き出してみました。これからもいろいろなご意見をお聞かせください。(投稿いただいた内容を編集させていただいた部分もあります) |
| クジラNEWS特集 海洋生物の研究をしたい | ![]() |
| ・2000年06月08日(あゆさん) こんにちは。わたしは高校3年生です。今進路悩んでいます。私は将来イルカ・クジラ・海関係の仕事につきたいです。例えば、海洋生物学者です。一応進路は理学部の生物学部なんですが、この学部で私のしたいことができるかどうかが不安です。あと日本の大学を出たら、留学をしたいと思っています。やはり、海外のほうが自分のやりたいことがおもいっきり出来そうな気がします。将来も海外で海洋生物学者としていろいろ研究とかしていきたいんですけど、海外でずっと働けますか?なにかいいアドバイス・情報があったら教えてください。お願いします。 | |
| ・2000年08月01日(ドリーさん) 私が初めてイルカに触れたときの感触は、予想とはまるで違って「ゴムが長い間水につかっていた感じ」でした。この感触に感動した私は、今現在東海大学の海洋学部でイルカの勉強をしています。もちろん講義は、イルカの事ばかりではありませんが自分から進んで先生のところに行き鯨類の鳴音の解析を進めています。大学は、自分自身にやる気があればなんでもできる所だと私は思っています。「あゆ」さん(2000.06.08)、やる気があればイルカのそばにいる方法はいくらでもあります。共にイルカを愛した者同士頑張りましょう。 | |
| ・2000年08月22日(S.Tさん) SOS!! 初めまして。私は現在高校3年生なんですが、将来、イルカ等の海洋哺乳類の研究や保護をしてみたいと思っています。けれど、あまりそういった情報が手に入らず、どのようにすればそういった仕事につけるかがわからないので、どんな事でもいいので教えていただけませんか?速急に就職を決めなければならないのですが、どうしてもそういった関係に就きたいもので・・・。 | |
| ・2000年08月23日(おさかなさん) 初めまして。私は今専門学校に通っています。私も今「S.Tさん」(2000.08.22)と同じ悩みを持っています。イルカ関係の仕事に就きたいのですが、どんな仕事があるのか知りません。何か知っている事があれば、教えて下さい。お願いします。「S.Tさん」いい仕事がみつかるようにお互いがんばりましょう! | |
| ・2000年09月06日(ちえさん) こんにちは。私は高校三年生の生き物好きです。このサイトを利用されている方で現在、もしくは昔でもよいのですが海棲哺乳類について学んでいる方がいらっしゃいましたら、アドバイスをいただきたいのです。今、何の研究をしているか、どんな大学がこの方面で有名か、研究者(大学院に限らず)になるにはどうすればよいのかなど、どんなことでもよいので教えてください。よろしくお願いします。 | |
| ・2000年09月07日(おさかなさん) ちえさん(2000.09.06)、私も1年前同じ様に大学を探していました。京都大学と三重大学でイルカの研究がされていると思います。また詳しく調べてみて下さい。京都大学の研究者の方の話を聞いたことがありますが、すごく勉強になりましたよ。 | |
| ・2000年09月07日(skさん) はじめまして。時々このサイトを覗かさせてもらいます。 最近よく目にするのは、「将来、鯨、イルカ関係の(なんでもよいから)仕事に就きたい」という若い方の質問です。現在、アメリカで海棲哺乳類の勉強している一人としてコメントさせてもらいたいと思います。
まず、初めに言っておきたいことは、特にイルカ関係の仕事は俗に言われているような「楽しい」ものではないということです。例えば、イルカのトレーナーになりたいとしましょう。あなたが夢見る餌遣り、トレーニングはトレーナーの仕事のうちの3分の1以下でしかありません。その他の時間は、掃除、掃除、掃除、そして餌の準備、で潰されます。しかも、水族館や動物園はほとんどの所が年中無休です。トレーナーは生き物を扱う仕事です。朝は早いです。土日も働きます。休みなどほとんどありません。 好きだからやりたい、やってみたい、という気持ちはとても大事だと私も思います。きっかけが何であれ、自分のやりたい方向を発見するのは良いことです。でも、「イルカ関係でなんでもよいからやりたい」という志ははっきり言ってあまり長続きしません。私の通っている大学には毎年400人程度(少なくとも半数はイルカの勉強をやりたい女の子)の新入生が入学してきますが、次の年には約半数が学校を辞め、残りの半数のうちのまた半数はイルカ関係の勉強を諦めます。いろいろ理由はあると思いますが、大半は、イルカの勉強はあくまでも「科学、生物学」である、ということが分かっていなかったということです。イルカ関係の仕事はアメリカでもほとんどありません(日本はもっと少ないと聞きました)。4年生大学を卒業しただけでは給料をもらえる仕事にありつける可能性はとても低いです。少なくとも修士が必要です。 夢を壊してしまったかもしれませんが、これが実際の(アメリカの)状況です。もう一度、なぜ、海棲哺乳類関係がやりたいのか、イルカ、クジラの何がしたいのか、考えてみることをお勧めします。図書館などに行ってこの分野の本を読む、実際の研究者に手紙を書いてみる、など、色々自分で調査することをお勧めします。 | |
| ・2000年09月07日(ちえさん) こんなに早くお返事ありがとうございます。私も何も調べていなかったわけではないので、現実は知っています。鯨類の研究をするにも、スポンサーや莫大な資金が必要なんですよね。いろいろ調べていくうちに、就職は無理だとわかりました。就職を諦めているのに、高いお金を出して大学に行くのはどうなんだろうとも思っています。でも大学で新しい発見があるかもしれないという希望をもって頑張るつもりです。ありがとうございました! | |
| ・2000年09月25日(skさんに間違われたKSさん) 「クジラNEWSに書き込みしたでしょ?」「???何それ?」というわけで、初めてこのコーナーを覗かせてもらいました。で、ついでに私も一言。 ちえさん(2000.09.06,07)、進路を迷っている高校生の皆さん、チャレンジする前からあきらめることはない、というのが私の意見です。もし、本気で海洋哺乳類の研究者になりたかったら、大学で一般生物学を専攻することを薦めます。基礎知識を身に付けることは、とても大切なことです。大学の4年間でしっかり勉強して、同時に自分は本当に海洋哺乳類研究分野に入っていきたいのか、色々な人と相談しながら自分を見極めてください。 たたけよ、さらば開かれん。 私もミーハーから始めたようなものです。夢を見るのは、若さの特権!その夢を現実化させるのは、自分の努力です。 がんばれ! | |
| ・2001年02月28日(オンさん) 初めまして。今、高1のオンです。私は今、"あゆ"さん(2000.06.08)と一緒で、イルカの生態を調べる海洋生物学者になりたいと思っています。でもどうすれば海洋生物学者になれるのか、全く検討もつきません。かろうじて大学は、理学部狙いです。でも・・・。本当に何も分かりません。何か分かる方がいらっしゃれば、何か教えてもらえませんか?どうぞ、よろしくお願いします。 | |
| ・2001年04月12日(平島さん) 私は今、高校2年生で、イルカや鯨について勉強したいと考えています。日本よりもアメリカなどのほうが良いと聞いたのですが・・・ 誰か海外の大学について知っている人がいましたら、お願いします。 | |
| ・2001年04月12日(CHIHIROさん) こんにちは、こちらは初めて利用させていただきます、CHIHIROです。私は今高2で、海洋生物学を将来学びたいと思っています。こちらを覗いて自分のほかにも同じ気持ちでいる人が何人もいると知り、とても心強くなりました!私もこれからどういう進路を進めばいいのかいろいろ調べている毎日です。ただ、東海大学の海洋学部水産学科はなかなか内容が濃いものをやってくれるようで、学芸員の資格も取得できます。みなさんお互い頑張りましょう! | |
| ・2001年04月14日(よ〜こさん) 平島さん(2001.04.12)、CHIHIROさん(2001.04.12)はじめ、イルカ・クジラについて勉強しようとしているすべての方へ。勉強は大変でしょうが、イルカ・クジラたちと人間がよりよい関係を築くために、ぜひ、がんばってくださいね。でも、どこで勉強するかより、何を学びたいか、将来はどうそれを生かすか、のほうが大切なのではないでしょうか。海外では、ハワイ大学が随分力を入れているように思います。 | |
| ・2001年04月28日(イルカちゃん) 2月28日の☆オンさんへ。 こんにちわ。私は来月AMERICAに留学します。私も海洋生物学者になりたくて日本の大学ではなく、AMERICAの大学に入学することをきめました。はじめはもちろん海洋生物学者になりたくて、留学を決心したのですが、4年間分の学費があまりにお金がかかりすぎるので 泣く泣くその夢を断念しました。そのかわりAMERICAの短大に入って、海洋写真家になることをきめました。でもやっぱりこのぺージのみなさんの声を聞いて改めて海洋生物学者になる夢を現実にしたいと思いました。莫大な借金になりますが、どうしてもあきらめられません。オンさん。海洋生物学者になるにはやはりAMERICAの大学しかないと思います。日本には海洋学部が東海大学にあるだけで、本格的に海洋生物の勉強をしたかったら、日本の大学は門戸が狭いと思います。アメリカにはれっきとした海洋生物学という学部がいくつもあります。特にカリフォルニアかフロリダの大学はお勧めです。私はこの一年調べつくしたから信じてくれてOKです!!!AMERICAの大学で海洋生物学を専攻してさらに学者をめざすのだったら、4年制大学卒業後、さらに大学院に進まなければなりません。そうすれば、はれて、博士号取得となり海洋生物学者の称号が与えられます。私も今渡米直前ですが かなり迷ってます。莫大な借金をしてでも夢をオイつずけるかどうか。オンさんがんばって!!まずは、留学エージェントに相談してみるのがいいと思いますよ! | |
| ・2001年05月13日(ムクさん) 4.28「イルカちゃん」さんの投稿を読んで,重大な誤解があると思うので,研究や教育をする立場としてコメントします. まず海洋生物学を研究するには日本でも十分できます.現に,動物学会,行動学会,生態学会,水産学会などでは実に多くの大学の学生や研究者が海の生物を対象として研究して,発表しています.分子生物や,医学の分野ならともかく,生態や行動の分野では日本の大学でも多くのところで研究をしています.よく調べてください.たとえそういう看板を掲げていなくても,できるところはたくさんありますし,自分で本当にやる気があるのならば,自分ひとりでもやろう,という気持ちがあればいくらでもできるはずです.要するに,「海洋生物」…このサイトは「鯨類」ですか…という敷かれたレールを探そうとしているから,何も見つからないのです. 次に海外への留学について.確かに海外の大学には「海洋生物」という看板を挙げた大学は多いですが,でもここでよく考えて欲しいことは,それだけアメリカにも希望者は多いということです.特に,アメリカ人は自分が何をしたいかということをはっきり持っていて,それを主張できる人が多いので,そういう中に入って自分のやりたいことをしっかり,しかも英語で他のライバルを押しのけるぐらいの気持ちで主張できることが必要です.少なくとも,「行けば何とかなる」ぐらいの気持ちではすぐにはじき飛ばされてしまうでしょう.現に私の周囲でも海洋生物(鯨類や鰭脚類)の研究をしに海外へ行った人は多いのですが,夢破れた人や挫折した人も少なくありません. また,留学エージェントの中には,大学のカリキュラムや構成は知っていても,もっと中味の教官の指導方針や学生の気質まで知っているところはどのくらいあるのでしょうか. | |
| ・2001年05月21日(日本のクジラさん) 5月13日ムクさんの記事をみて同感ですのでメールいたしました。 クジラ、イルカの教育普及活動の現場にいる立場から若いみなさんにお願いがあります。日本近海にも多くのクジラやイルカがいます。季節的に来るもの、また定住しているものです。またちょっと状況は違いますが漂着するクジラは年百頭以上もいると言われています。海外に出て行っても全く法律や環境や海外の歴史を学ばずにただ、イルカ、クジラを好きなだけでは海外で学ぶことはできません。そして日本は世界中で国際問題になっている捕鯨を今も尚続けている数少ない国でもあります。当然海外に出るにはそれくらいの常識や知識はなくてはいけません。海外の人が命がけで保護したクジラを捕鯨している国で勉強ができないから安易に海外に行くのではなく、日本のクジラについて考えてみてください。日本でも分野が違ったり、大学に学部が無くても動物を学ぶことはできます。日本で確立されていないからこそ若い方にはぜひ日本のクジラを学んでくださることを期待しています。イルカ、クジラは同じ海に棲む動物ですから当然国境はありません。日本ではまだまだイルカやクジラのために何かしようとする人が少ない現状です。 若い方に期待します。 | |
| ・2001年05月22日(KSさん) なかなかよい助言が続いて、ほっとしている一人です。 去年末頃にもこのコーナーに進学を迷っている人のために書いたので、繰り返しになってしまうかもしれませんが、ぜひもう一度。私自身海外で学位(修士・博士号とも)をとったので、海外の大学で学びたいと希望する人たちの気持ちはよく分かるつもりです。もし、真剣に海洋哺乳類の研究者をめざすのであれば、まず日本の大学で一般生物を習得することを強く勧めます。そこで、しっかり基礎を固め、よい成績をとり(でないと、当然入れない)、大学院留学をねらうべきです。アメリカの大学は、外国人にたいしての授業料がとても高いのです。例えばアメリカに大学から入学すると、とても大学院までいけるお金が残らないことにもなりかねません。もぐりで働くこともできるようですが、それはとても甘い。途中で挫折する一番原因だと、私は思います。大学院など行きたくないけど、鯨の勉強をしたいという人は日本で水産学部か海洋学部のようなところにいったらよいのではないでしょうか?アメリカの大学レベルくらいでは、「専門」に鯨の勉強はできません。4年間のカリキュラムでせいぜい1−2コースあるくらいでしょう。4年分の学費をついやさず、サマーコースみたいなのをとればよいのではないですか?アメリカではあちこちの大学や研究所で、夏季特別コースのようなものを出しています。お金さえ払えば、だれでもとれるはず。インターネットを使って調べてみてください。 | |
| ・2001年07月22日(duskyさん) イルカ、クジラ関係の仕事、勉強したいという人はやっぱり多いのですね。私も、もしそういう方向があったなら行きたいとも考えておりました。私は基本的に研究職には向いてないたちなので調査のお手伝い程度しかしていませんが。どうしても「海外に!」と思ってしまう気持ちは、自分も「日本は出遅れている」なんて考えから思っていました。 先日、東大の宮崎信之教授とお話することが出来ました。宮崎教授の所、東大の大学院なのですが(細かい名前を忘れてしまいました。すみません)イシイルカやカマイルカの行動などをやっているそうです。その他、海外にでて共同チームでアザラシの汚染などをやっているそうです(教授のHPがあるので検索してみると良いと思います)。 東海大学や我が日大でもイルカの研究は行っています(おもに飼育個体を使った視力などについてですが)。日本ではなにも出来ない!なんて思っていたのですが、そうでもないのです。たしかに進歩の度合いが違うかもしれませんが、宮崎教授のところの様に国際チームで行っているところも有りますし、質問すれば答えてくれるので、まず、そういった研究をおこなっている研究室などに直接話を聞いて見るのもよいのではないでしょうか? 「誰か教えてください、誰か教えてください」だけではなく,実際研究をしている方に直接お話して見るのも面白いと思います。でも汚染の研究とかになると、やはり解体などになります。あたりまえですが、イルカ研究にかわいらしいものばかりを求めていてはダメだと思います。 | |
| ・2001年07月24日(ムクさん) 7月22日付duskyさんのメールを読んでのコメントです. この方の文にあったように「誰か教えてください」では少なくともその道にいる人で指導的立場にある人は何も反応してくれません・・・というより反応のしようがないのです.その大きな理由として,そういうお願いをしている人はただ与えられるのを待っているのと同じと評価されるからです.「情報がないから・・・」という話もありますが,それはやはり口実で,少ない情報の中でも必死で探して訪ねあてて来る人は結構います.厳しい言い方かもしれませんが,まだ情報を探す努力が足りなかったり,意欲がまだ不十分な人が多いように感じます.とにかく,誰かが教えてくれるのを待つのではなく,自分からあたっていくことが重要です.傷をなめあっていてはダメです. 大学には確かにイルカをテーマとして研究しているところは増えつつありますが,指導教官がきちんといるところは極めて少ない状況です.このイルカブームと少子化対策として「イルカ,クジラ」で受験生を釣っているだけのところもありますから,したがって,ただ「やっている」だけで決めてしまうのは非常に危険です.「やってはいる」けれどマナーも何も悪く,誰も協力したくない状況で実験している大学もあります.また,大学で先生がイルカで学生を集めたけれど,実際やってみたらあまりにたいへんなのでサジを投げ出して,残った学生が大弱りというところも現実にあります.先ほどの話の繰り返しですが,やりたいところがあるならばやはり直接あって話をしてみるのが最も効果的です.それと,今やっているからといって,自分が入学してその研究に着手するまであいだにはある程度の時間がありますよね.その場合,それまでそのテーマが生き残っているとは限りません.人事異動による教官の構成変化や教育方針の変化で中味ががらっと変わってしまうこともありえます.その点は留意しておく必要がありますね. | |
| ・2001年11月11日(HUさん) はじめまして、私は仙台に住む18歳の高校3年生です。いきなりですみません。あの、私はこれからの進路で、イルカの調教師になりたいと思っているんですが、その前にきちんとイルカのことを知ってから、なった方がいいかなと思い、イルカのことについて、専門的に学べることろを探しています。もし、良い所をご存知ならば、返事をいただけたら嬉しいです。ご迷惑をお掛けしまして、すみません。では、失礼します。 | |
| ・2001年11月17日(華子さん) はじめまして、私は15歳の中学3年生です.私は将来、海洋生物学者になりたいと思っています.高校は、海関係の、高校に入るのですが、まだ具体的にどんなことをすればいいのか全く分かりません.どんなことでもいいので、教えて下さい | |
| ・2001年11月20日(山上さん) はじめまして、華子さん(2001.11.17)。まずは海の中の生き物達の観察の仕方、接し方などを学んでみてはいかがでしょうか?毎年夏に、中学生・高校生を対象とした「サマースクール」があります。オーシャンファミリーというグループなのですが、http://www5.ocn.ne.jp/~ocean-f/top.htm にアクセスしてみてください。きっと役に立つでしょう。 | |
| ・2001年11月24日(その他さん) 華子さん(2001.11.17)へ.将来,海洋生物学者になりたいとは,とても頼もしいです.でもその前に,まずは今は「海」のことにもっと触れてみることから始めましょう.海のこと,水のこと,それからそこに住む魚のこと,エビやイカのこと,カメのこと,イルカのこと,もちろん海藻やプランクトン,貝類のことなども.それから,生物とは少し離れますが,海流のこと,砂浜のことなども,意外に面白い話があります.とにかく広くいろんな海の姿をまず知ることが第1歩です.そのためには,雑誌や写真集を眺めることもいいでしょう,本や図鑑を読んでみるのもいいと思います.また,「山上さん」からの投稿(2001.11.20)にあったような体験学習に参加するのも一案ですね.最近はそういうイベントがいくつもあるようなので,いろいろ探してみると面白いかもしれません.とにかく,そうしていろんな角度から海について触れ,そのなかで興味を少しずつ絞っていくといいのではないでしょうか.中学生なのだから,ひとつのことに決めてしまうことはありません.そういういろんな海を知っておくとあとできっと役に立ちますよ. | |
| ・2002年01月25日(kaoさん) 初めまして!あたしは今、千葉の中学校に通う学生です。あたしは将来海洋生物学者になってそれで少しでも人々のために、海の中で暮らす動物たちの役に立てたらいいと思い今自主学習中です。あたしは今、中学3年生。高校を無事卒業する事が出来たら、日本にある東海大学に行き海洋生物科学を学ぶつもりでいます。しかしあたしはアメリカで学んだ方がいいのかどうか悩んでいます。みなさんの書き込みを読んでいたらやっぱりアメリカに行って学んだ方がいいですよね???すっっっごくどうすればいいのか真剣に悩んでいます。どうかみなさんアドバイスくれたら嬉しいです☆ | |
| ・2002年01月26日(まさこさん) 私はアメリカに留学、アメリカの会社に就職し、土日は日本語補習学校で中学1年生8人に国語を教えています。教科書に水口博也さんの「巨鯨の目」という単元があり、もっと詳しいことを生徒に伝えようとサイトを見ていたところ、海洋生物の研究についての意見交換のページに来てしまいました。中高生が真剣に夢の実現を考えている姿に共感しました。海洋生物研究者になるのは、他の方が言われる通り、生半可なものではないと思います。しかし、夢や希望を持つことは自分や人生を輝かせてくれます。駄目だったら自分で責任を持つ気があれば、行きたい大学への留学もいいと思います。自分をつき動かすものを信じて、頑張って! | |
| ・2002年01月27日(imagineさん) 僕は、某大学で鯨類研究に携わる学生です。僕達の研究室には、クジラやイルカの研究を志す高校生や大学生がよく訪ねて来られます。今のご時世に、夢を持った10代の人達と出会えることは、鯨類研究を通して感じられる、副次的な楽しみの一つでもあります。しかし、こうした人達のほとんどに共通しているのは、夢を見過ぎているせいか、現実をあまり分かっていないということです。確かに大学の研究室には閉鎖的な一面があるので、若い人達が事実を把握しづらいのも仕方がないと思います。ここでは、実際に鯨類研究へ取り組んでいる僕が、知っている範囲の事実をある程度お話することで、少しでも理解を深めていただければ幸いに思います。 まず、研究をはじめるためには、自分でテーマを決めなければなりません。鯨種(約80種います)をどいつにするのか、どの学問分野にするのか(例えば、イルカの体を知りたければ、生理学、解剖学、遺伝子学、骨学などがあります)、どのような方法で実行するのか(顕微鏡で観察するのか、水族館で実験をさせてもらうのか、船に乗って海へ調査に行くのか、などです)、そしてそれで何がわかるのか、などを総合して考えるのです。ここで重要なのは、人に頼らず自分で考えるということです。また、考えると同時に、自分の研究に必要な知識となる情報を、自分で探さなければなりません。大きな本屋へ行けば、それなりに鯨類について書かれた本がありますし、テレビやインターネットでも色んな情報が流れていますが、僕達大学生は、一般に科学論文を読んでいます。そしてその論文のほとんどは、何と英語で書かれているのです。例えば、日本人の研究者が書いた論文ですら、英語で、しかも海外のジャーナルで出版されていることが当たり前の世界なのです。ですから英語は非常に重要ですし、そもそも研究者になるためには大学院へ進学するのが普通で、そのためには英語の学力が最も要求されます。論文を読めない人は、鯨類に限らずどの分野でも相手にされないということです。簡単に言うと、研究に必要なのは、人に頼らず自活していること、想像力と行動力があること、そして英語に強いということです。 中高生の人達は、本やインターネットで探せば、どこで鯨類研究ができるのかはすぐに分かるので、まずは自分で探してください。そういうところで後々差がつくかもしれません。そして進路について以外はあまり特別に悩む必要はないと思います。できるだけ人に頼らず自分で考えて行動し、重ねて言いますが、英語だけは一生懸命勉強する姿勢を大切にしてください。あとは、部活でもやって人間関係が豊かであれば、もうそれで十分すぎるぐらいです。大学に入れば、いくらでも海外に行く時間はありますし、鯨類の勉強をする時間もいくらでもあります。なぜか、鯨類研究をするなら海外で、と考える人がいますが、少しでも本を読めば、島国である日本にどれだけの鯨類が生息しているか、日本の鯨類研究がどれだけ世界的に進んでいるのかぐらいは、すぐに気づくと思います。あまり自分の夢に熱くならず、グッと胸に秘めて地道に英語をやった方が、よっぽど鯨類メンバーに歓迎されます。地道な努力の積み重ねができる人こそ、研究に向いていますし、自然に鯨類研究への道も開けていくはずです。 言い忘れていましたが、最後に、パソコンを使えるようになることも覚えておいてください。研究をまとめる際には、文章を書いたり、グラフを作成したり、図や写真を貼り付けたりといった作業を必ずパソコンでやります。これも大学に入ってから十分間に合います。 対象が何であれ、研究とは案外地味なものです。しかし、やはり鯨類はとても面白く、いくらでも学ぶ意欲が湧いてくる研究分野で、きっと「やってて良かった!」と思えるはずです。これからのみなさまに、熱く期待する次第です。 | |
| ・2002年02月04日(skさん) 若い方の中には日本で学ぶよりもアメリカ、もしくは海外で学んだほうがよいというように思う風潮があるようですね。確かにアメリカでは研究が盛んです。海洋生物に対する意識も高く、保護活動も盛んです。それはつまり、それだけやりたい人もたくさんいるということです。でも、その中で十分に給料をもらってやっている人たちはほんのごくわずかです。ほとんどの人たちはごくわずかな給料か、無給のボランティアです。それだけこの世界は仕事としてやっていくには厳しい世界なのです。ボランティアでもやりたい、お金を払ってでもやりたい、という若い人たちも大勢います。 アメリカの大学で海洋生物学を学ぶことはとても有意義だったと私の経験上いえます。教授や活動にも恵まれ、その辺のアメリカ人学生よりかはよい経験をしたと自負しています。でも正直言って、大学で授業として学んだことよりも、自分でボランティアやインターンをして学んだことのほうが大きいと思います。海洋生物学部にいるからといってクジラいるかばかり勉強できるわけではありません。 4年制の大学を出ただけではアメリカではまったくといっていいほど仕事はありません。ほとんどの仕事が博士学位を要求してきます(たまに修士もありますが)。アメリカの大学は4年制ではありますが、4年で卒業できる人はまれです。アメリカ人でも4年以上かかっています。日本の修士課程は2年、博士課程は4年(?)と決まっているようですが、アメリカ、カナダの大学は自分の研究が終わればプログラムも終わり。私の今行っている大学院は修士なのに4年かかっている人、博士だと10年かかった人もいます。日本でもクジラいるか系の仕事はほとんどありません。アメリカの大学をでて、日本で満足に仕事がありますでしょうか? あたりまえのことですが、その国ではその国の国民が優先的に何でも施されます。アメリカ国内でアメリカ人でさえも満足に給料がもらえる仕事がみつからないのに、どうしてグリーンカードを持っていない日本人にチャンスがありましょうか?ただでさえ、ワーキングビザをもらうのは大変なのに、昨年のテロ以降、外国人に学生・就労ビザ・グリーンカードが下りにくくなったと聞きます。ますます狭き門です。 この世界で日本国外で「成功」しようと思うのであれば(日本でもそうですが)、相当の覚悟(やる気)、お金、期間、学力、語学力、忍耐、などなど要求されます。私は覚悟(やる気)がいちばん重要だと思います。お金は自分の成績さえよければ奨学金や授業料免除というほうほうで何とかなります。海外生活は人間を成長させます。海外生活で得たものも多いですが、犠牲にしたものも少なからずあります。 ただその後のことはどうでもよく、お金が続き、アメリカでどういう風に海洋生物学が行われているのを見たいのであれば、アメリカ(海外)の大学に来ることは大いに結構です。アメリカに来れば確かに日本では経験できないこともたくさんあります。誤解のないように言っておきたいのですが、アメリカは海洋生物学が「進んでいる」のではなく、「盛ん=やっている(やりたい)人が多い」なだけです。日本は少数の人しかこの世界に携わっていないですが、皆さんすばらしい学者のかたがたばかりです。 もう一度、日本ではどういった研究者がいらして、どういう活動・研究をしていらっしゃるのかしっかり調べてみてはどうでしょうか?今はインターネットで手軽に情報が入る時代です。私が高校生のときはそういう情報はまったくなく、そんな時代から比べると、情報を集めやすいと思います。 | |
| ・2002年02月04日(あかさん) 私は小学生のときに「七つの海のティコ」というテレビアニメをみてから海に関心を持つようになりました。クジラ、イルカについて勉強したいとのことですが、海外の大学では「ハワイ大学」、オーストラリアにある「ジョージ・クック大学」がよいと聞きました。日本の大学では「京都大学」がよいと聞きました。 自分の勉強したい分野についての本を沢山よむとよいでしょう。その中で気に入った本の著者が、どのような大学を出たのか、大学を出てどのように過ごしたのかを知ると、進路選びの視野が広がるのではないでしょうか。 | |
| ・2002年02月25日(mildewさん) はじめまして。こんなにもたくさんの人が同じような夢を持っていることにびっくりしたのと同時に自分の考えがあさはかだったと、切なくもなりました。 高校の時に交換留学でアメリカに一年留学し、結果授業についてゆく大変さを身にしみて帰国。軽くアメリカの大学に行こうと思い何校か大学めぐりまでしたにも関わらず怖気づいて、なんでか日本の薬大に通っている毎日です。でもこのホームページを見て闘争心というかなんと言うか、、、、、とにかくかなりの刺激をうけました。せっかく時間に余裕のある春休み、ここに書かれていたように英語の勉強と情報収集に力をいれていこうと思います。ではでは | |
| ・2002年03月16日(ルイさん) はじめまして!今年の春に大学生になる♀です。duskyさんと同じ大学なので、もしかしたら会えるかもしれません。その時はどうぞよろしくお願いします!いろいろなことを教えてください!m(__ __)m それにしてもこんなにも大勢の人がイルカの勉強に興味があるなんて。びっくりしました。私もそのうちの一人です。私も一時期は留学も考えましたが、「まだ何も知らないまま留学をしてもいいのだろうか」。それに「語学力も全然ダメだ」と思い、それなら日本の大学で自分のできる精一杯のことをやろうと思いました。 私は推薦で、面接のときに「将来やりたいことは?」と聞かれ、「鯨類の保護です。」と答えました。その時に「今、鯨類の数は増えつづけているのにそのようなことをする必要があるのか」と言われ、考えてしまいました。確かにそうなのです。そのために魚の捕獲量が減ってきているし、クジラやイルカたちの食糧不足で命を落としている数も多くなってきているのは事実なのです。でもその一方で絶滅の危機にある種もいるという。なんとも奇怪なことですよね。そのように考えるとキリがありません。私は、何故そうなってしまったのか、そして今後どのように対策を練ればいいのか、などを学びたいと思っています。 みなさんも何かこのような情報やそのほかにも知っていることがありましたら教えて下さい! | |
| ・2002年04月03日(duskyさん) 3月16日のルイさんへ。duskyより 同じ大学なのですか!嬉しいなあ!本当に会えるかもしれませんね。 最近は研究などはわたしは行っていませんが、親しい先生のところでイルカの消化についてやっているところがあり、お手伝いで水族館のイルカの24時間観察(勿論交代制です)などに行ったりしています。私はイルカだけでなく、野生動物全般に興味があり、野外にでまくっているのでイルカだけではない分野にきていただければ(笑)よろしくおねがいします。 5月には銚子へ、夏には御蔵島へ行くよていです。大学生活はなんだかんだであっというまです。いっぱいいろいろやりましょうね、お互いに。(遊びたいがために大学へまたもどったわけではないですが6年目・・) | |
| ・2002年04月11日(藍さん) 突然ですが,みなさんはどのくらいイルカやクジラが好きですか? 本当にいきなりで失礼ですが,私は最近自分が本当にイルカやクジラが好きか迷っているんです・・・。このクジラNEWSをみるとみなさんのイルカやクジラに対する愛がとっても伝わってきます(^^) ついこの間まで私もイルカの保護や研究する仕事に就きたいと思っていて,獣医学部を希望していました。でも,そういった仕事は少なくて就職困難だといったことや,文系なのに獣医学部を受けようとしていることなどで,同じくらい興味のある国際文化学部にしようかと,とても迷っています。 本当にイルカが好きなら難しくても挑戦してみるべきだ!!と,友達は言いますが, 私よりもっともっとイルカを愛してる人達がたくさんいるし,私は命に責任がもてるか不安だし, 獣医学部は実習が多くて夏休みも勉強以外のことはできなそうなんて,そんなことを気にしてる私はそういう仕事に就くのは無理なのかもしれないと思っています。みなさんはどうでしょうか? 厳しい意見でもなんでもいいので,よかったらみなさんの意見を教えてください!! ちなみに私は高3です・・・。やばいです・・・(汗) | |
| ・2002年04月13日(ムクさん) イルカの研究がしたいと希望のかたへ、少しだけアドバイス。 まず自分が何をやりたいのかを考えるとき、死んだものか生きたものか、試料(血液や尿や内臓、あるいは胃の中味など)だけでいいのか、イルカのからだ全体を対象としたものか、が大きな分かれ目になります。 いずれも、前者は解剖学、生理学形態学といった分野、後者は生態学や行動全般といった分野になります。また、前者は指導者に必ずしも鯨類の専門家は必要ありませんが、後者の内容は鯨類の専門家の指導が重要です。「OOの分野の研究をしている」という情報があったとき、誰が教えているのかということに関しては、上記のことが案外よく当てはまります。 さて、大学選びも慎重に行きたいところですが、多くの場合、やはりまだまだ自分で探す努力が欠けているような気がします。こういうところで紹介される情報は極めて一部であることをよく知っておく必要があります。もちろん、せっかく教えてくれたりアドバイスをしてくれた人の意見は説得力もあり、重要ですが、それがすべてではないことも考えて、進路探しをされることをおすすめします。それから「藍さん」のお便りについて。第3者から冷静に見てみると、やはり「何が何でもやり遂げる」という気持ちが欠けているのでは?今から「たいへんそうで、自信がない」とか、「実習が多くて夏休みも勉強以外のことはできなそう」というのでは、本当にその道を極めようとしているようには聞こえませんよね。「自分のやりたい道にたどりつくのに必要なんだから」という強い気持ちが湧いてこないうちは迷うばかりです。 でも、イルカの保護でも何でも、本当にその道の「専門家」を目ざすなら、生物、科学など広く基礎的なことをしっかり身につけないうちは何もできませんし、そういうことをしっかりやってこない人は仕事を任せられる対象として信頼されませんよ。 だから,がんばって。 | |
| ・2002年04月16日(duskyさん) 4月11日の藍さんへ 私は獣医学科に通っています。3年生です。 「同じくらい興味のある学科」があるのなら、そちらの方がいいのでは?と正直思います。獣医学科は確かに夏休み中に実習がある場合もありますし、普段の実習でも9時頃までになることもたまにあります。実際の研究(いわゆる卒論に沿った研究)は4年生から研究室に入り行います(他の大学はしくみが違うかもしれません。1年のころから研究室に所属することはうちの大学の場合できます)。研究室は先生によったり内容によりそれぞれですが、学校に泊り込みになる場合もあります。自分のしたいテーマ以外をやらされることもあります。研究室に入るまでは授業内容的にもイルカ・クジラに触れるようなことはほとんど余談程度にしかありません。もちろんですが実習では解剖を行いますし(今までには犬・牛・馬・羊・鶏・マウスなどを解剖しました)。なかには自分の手で殺す、というものもあります。命を扱う責任というのはとても重いと実感しています。獣医の場合はイルカであっても生態というより血液や組織切片といったものを相手にしたり、解剖学なんかが多くなると思います(生態とかになるとかなり長期にやらねばならないというのもあります)。もし本当にイルカ・クジラを相手にしていきたいならば、早いうちから研究室に通ったり、自分で行動を起こすことも大切ですし、「何かイルカ・クジラ関係のこと」と漠然としていたのでは先生も答えようがありません(なにせイルカ関係であこがれる方は多いですので・・)。もちろん将来保護や研究といった動物関係に就くならば、獣医の資格はとても大きいと思います(なんといっても国家資格ですし)。 私は別の学科を卒業して獣医学科に入ってきました。今でも獣医学科は難関であると思います。ストレートで入れるとも限りませんし、卒業には6年。とても大きいと思います。もし迷いがあったり、遊びたいと思うのならばお勧めはできません(遊べない訳ではぜんぜんないですが)ムクさんの言うとおり、強い信念があるのならばぜひ獣医学科も挑戦してほしいと思いますが。まず自分がどうしたいのか、よく考えて、そして進んでほしいです。 変な意見ですみません。。 | |
| ・2002年04月18日(藍さん) やはり,獣医というのは命を扱う仕事なので,中途半端な気持ちではいけないことがあらためてわかりました。とりあえず,自分の適性ややりたいことを考えながら受験勉強に励みたいと思います!!!また迷うようなことがあったらこの掲示板に顔を出すことがあるかもしれませんが,そしたらまた喝をいれてやってください(^^)☆ | |
| ・2002年04月27日(ゆうきさん) はじめまして。私は今高1で将来の夢は実際に海に出て鯨やイルカを観察する海獣哺乳類研究家か水族館で働く人になりたいとおもっています。そのための第一歩が学校の文系・理系選択なんですが研究者になるならもちろん理系に進まなければいけません。ですが私は数学が本当に苦手なんです。テストで百点とるくらいと聞いてとてもショックを受けてしまいました。何とか克服しなくてはとは思っているのですが動物を研究するのに何で数学がそんなに必須科目なのかいまいち理解できません。動物研究者の人は元々数学が得意な人でないとだめなんでしょうか?こんな私に、大きな壁、数学をたおせるようなアドバイスをどうかお願いします。 | |
| ・2002年05月27日(SKさん) なぜクジラの勉強に数学が必要なのか。それはずばり、生物学にしろ心理学、なんにしろ研究には統計というものが必要だからです。研究したものを立派なデータとして発表するには統計的立証が必要です。統計的に有効なデータでなければ、他の研究者から受け入れてもらえません。わたしの行っていた大学では理系(生物学、化学、医学、工学etc)すべての生徒は統計学の授業を取ることが必須でした。統計学に強い人は、割と就職があります。統計学が専門で無い人たちは、自分たちのデータ解析、使った数式が有効なもなのかを確かめるために、数学者に助けを求めることもまれではありません。 クジラやイルカの研究分野で今いちばん盛んなのは資源量の推測などの数式を使ったコンピューターモデリングです。IWCでも資源量のことがとりだたされていましたが、よく言う、このクジラは○万頭いる、というのは実際に○万頭数えたわけではなく、実際に観測した数字(何百頭)から、数式を使って、○万頭という数をだしているのです。私がいるラボの先生は、海生哺乳類のことはまったく無知で、もともと数学の学位を持っていますが、その強いバックグラウンドのおかげで、漁業と海生哺乳類のコンピューターモデリングにおいて、たくさん論文を発表しています。わたしの周りの生徒では、海生哺乳類をフィールドや飼育下で見ることも、触ることもしないのに、海生哺乳類の論文を書いている人がたくさんいます。言ってしまえば、クジラやイルカの生物学的なことなんかしらなくったって、論文は書けるわけです。ついでに、わたしがいるラボでは、最近統計学専門の人が雇われました。彼女はおそらくクジラやイルカの生物学のことはまったく無知だと思います。私は数年前まで、数学専攻の人や数学で博士号を持っている人は「数学で将来何をするの?」と思っていましたが、今では「数学ができる人はいいなあ」とあこがれています。 ゆうきさんは数学が苦手とのことですが、生物学全般は好きですか?クジラ、イルカが好きだけでは海生哺乳類の研究者になるのは大変です。クジラ、イルカの研究へのアプローチは数学、生物学、化学、物理学、地学、心理学、工学、海洋学などなど幅広い分野が関わってきます。数学が得意でなければならないとは思いませんが、苦手でもいやというほどそれに関わらなきゃいけない、ということを覚悟をしておいたほうが良いと思います。イルカの観察をしたいということですが、趣味程度で観察するのは誰だってできます。ただ、それを仕事・学問とするのであれば、その海域のイルカについてレポートなど書かなければならないと思います。ゆうきさんが観察したイルカの数から、その海域のイルカの資源量をコンピューターモデリングで推測する、どうしてこの海域に集まるのか、地学・地理学・海洋学のほうから考察してみる。たとえをあげればきりがありません。あと、クジラ、イルカの生態の研究は主にではあるけど理系ではない方面、人類学、考古学、などなどからも取り組むことは可能です。イルカに関わることは理系じゃないとできないわけではありません。高校一年生ということなので、とりあえずは高校の勉強をしっかりやることです。高校3年の間に、海生哺乳類関係の本などたくさん読んだりしていろんなことに触れて、視野を広げていってみてください。あと、日本でもホエール、イルカウォッチングとかできるはずです。夏休みも近いことですので、そういったものに出かけてみるのもいかがでしょうか? | |
| ・2002年05月29日(ラムさん) はじめまして。今私は高校3年生で、私もゆうきさんのように進路選択・文系理系の選択には本当に悩みました。インターネットや本などを参考に色々考えた結果、文系に決めたのですがその理由としては 、 (1)理数系の科目(特に数学!)がとてつもなく苦手だった。 (2)理系の大学で専門的にイルカについて勉強することを決めるにはまだ早すぎると思った。 (3)英語が好きで外国に興味があった。 からです。 今は文系の中でどの学部に行こうか悩んでます。まだ漠然とですが、私は将来イルカに関わる仕事に就きたいと思っています。そのために私が大学で身に付けようと思っていることは主に、ディスカッション・スピーチなどができるアカデミックな英語力、外国の歴史や文化、環境法や野生動物保護法などの法律、NGOなどの非営利団体について、生物学の基礎etc…です。 前置きが長くなりましたが、このように色々なことを学びながら自分は本当にイルカに関わる仕事をしたいのかを考えて、遠回りだけど文系からイルカにアプローチしようと思っているんですけど、この考えって無理なんでしょうか?私が身に付けようと思っていることではイルカに関わる仕事には就けない(役に立たない)のでしょうか?イルカの仕事をしたいと思ったらもう1度理系の大学に入って、さらに大学院に入って博士学位を取らないといけないんでしょうか?小学生の時からから調べているんですけど、私が知っているイルカ関係の仕事は、トレーナー・学者・研究者・保護活動をしている人・ドルフィンセラピーで働いてる人・観光地のダイバーくらいで文系からのアプローチだと実際どのような仕事があるのか分かりません。 このままだと今のところ上智大学の外国語学部を目指してるんですが、これでよいのか本当に不安です。今高校3年生で、夏までに志望校を決めなくてはいけないため真剣に悩んでいます。どうかみなさんのアドバイスをよろしくお願いします! | |
| ・2002年06月03日(教育者さん) ラムさんについて。 文面を読んで、まず、少し厳しい意見を。でも決してへこんではいけません。まず、自分の事を客観的に見ることから始めて欲しいので。 お話を読んでいて、そもそも何のために、文系にいくのでしょうか。「文系からのアプローチだと実際どのような仕事があるのか分かりません。」とありますが、それなのに文系を選ぶのですか?少なくとも「イルカのOOがやりたいから文系へ行きたい」ということではありませんね。文系を選んだのは、単に苦手なものを避けている(楽な道を選ぶ?)だけにしか見えませんが…。 「とりあえず文系に行ってみてから、何か合う職業をさがしてみる」といったようなことで「自分の進路はこれでいいのか皆さん教えてください」では、誰も答えようがないと思います。そして、何より心配なのは、人から進路を決めてもらおうとしているところです。 多くの場合、こういう学生は大学に入っても「あれがおもしろい」とか「これは意義がある」といった周囲の意見や専門家の話に翻弄されるだけです。 とは言っても、今の時点でこのようなことを言っていても始まらないので、まずはそういう自分の甘さをよく認識、反省し、文系に行って自分の希望に近いことで,どんなことができるかをもう一度よく考えることです。それには、まずあなたが小さい頃から調べたことのうちの何をしたいのか、何になりたいのかを具体的にすることが最優先です。これがないと話が進みません。そして「この大学ではOOができますか」「OOになるにはどの学部がいいですか」といったような形で、大学の先生や研究者に相談してみてはどうでしょうか。 今のあなたの様子では、こここまでしか言えませんが、時間はまだ残っているの で、もう少しよく考えてみてはいかが? | |
| ・2002年07月11日(RIKAさん) はじめまして、RIKAといいます。現在普通化高校の理系で、3年生です。それで、今進路の事について悩んでいます。 大学で海洋生物について学び、水族館へ学芸員として就職するのが夢です。しかし、学芸員の資格が取れる大学が全然なくて・・・ うちから通えて国公立、という条件だと水産学科があるのは三重大学だったんですが、大学に問い合わせてみたところ学芸員の資格は取れないそうです。資格は大学卒業後、通信教育でとることもできるみたいなんですが入学金や、講座の費用がとても高いんです・・・。そこで、水族館で学芸員として働く場合と学芸員として働く場合、どのくらい内容が違うのでしょうか。ご存知のかた、是非おしえてください! Postscript 高校の文理選択で悩んでいる方へ。 私は中学の頃からものすっごく数学が苦手だったんだけど、やっぱり理系にいかなきゃ進路で不利かなと思って気合で理系に決めました。今でもやっぱり数学は苦手だけど、文系ではできないような生物や化学の授業があって、それなりに充実してます。それから毎日数学の授業があるんですけど継続は力なり、だんだんできるようになってきました。文系の友だちよりは・・・(笑) 数学が苦手でも理系に進んでも大丈夫だと思います。 | |
| ・2002年07月23日(サニーさん) はじめまして。私は海洋生物学者を目指す高2の女子です。NEWSを見て私と同じ夢を目指す人がたくさんいるんだなぁと嬉しく思う反面焦りと不安がうまれてきました。皆真剣に将来を見据えている、私はこのままでいいのだろか・・・?挫折なんてしたくない!じゃあ本当に今希望している大学でいいのかな?いかに自分が勉強不足なのかがわかりました。このNEWSをみて色んな情報を吸収していきたいと思います。また良い情報があったら教えてください。 | |
| ・2002年08月06日(ゆうきさん) SKさん、アドバイスありがとうございました!アドバイスをいただいたあと、数学がなぜ必要なのかわかり、それから文理選択まで学校の先生に話を聞いたりして私は理系に進むことに決めました。動物関係の仕事をしたいと思っていた気持ちが本物かどうかこの三年間でどれだけの事ができるか本当の自分が見えてくるだろうと思いますがこの間いってきた銚子の海の沖でスナメリを見れた瞬間のあの気持ちを励みにがんばりたいと思います。またなにかわからない事があったときアドバイスをしてもらえたらと思います。どうぞよろしくお願いします!! | |
| ・2002年08月29日(弓鶴さん) 今晩は 初めまして。弓鶴と申します。 私は、将来ドルフィンセラピーの仕事につきたいと思っています。私は中学の3年間、登校拒否になり学校に通いませんでした。自分が辛い思いをしたから、自分と同じ思いをしている人を救いたいと思っていました。そして、テレビの特集でドルフィンセラピーを知り、大好きなイルカを通して自閉症などで辛い思いをしている子供達の力になれることを知りました。私に相応しい仕事はこれだ!!!と思いました。しかし、ドルフィンケアを学ぶには何の勉強をすればいいのか分からなくて、困っています。専門学校で学ぶか、大学へ行った方が良いのか・・・ 現在は高校で理系を取っています。だれでもいいので教えてください!!! | |
| ・2002年08月30日(ももも☆さん) こんにちわ。私は東海大の海洋学部の水産資源開発課程(たぶんこんな名前・・・・)でイルカを扱う教授がいると聞いて受験の希望校の一つに考えていて,去年のオープンキャンパスに行ったりパンフレットをとりよせたりしたのですが,いまいちどんなことをやっているのかわかりません。どなたかその学科の方がいたら,どんなことを勉強しているのか,現場(?)のことを教えて下さい。お願いします!! | |
| ・2002年09月03日(ももも☆さん) 8月29日の弓鶴さんへ 私もすべての大学・専門学校について知っているわけではないのでたいしたことは言えませんが、日本ではセラピー関係はまだまだ発展途上で学ぶ場は少ないのではと思います。私の知り合いが香川県でおこなっているイルカセラピーの施設に見学へ行ってきたそうですが、私もテレビで見ましたが、自閉症児を招き、(一般の方も参加はできるそうです。自閉症児はできる限り金銭的負担を軽くするようにしているそうです)一緒に泳いだりしていました。話を聞く限りとてもがんばっているように感じました。スタッフも募集しているそうで、「とにかくイルカと働ける人」と特に資格などを求めていなかったそうです。私が知っているセラピーをしているところはここくらいしかないですが、直接見学なり、お話を聞きにいくなりしてみると、絶対冷たくはされないと思いますよ。学校で学ぶより、こういった所で実地体験して学んだ方がよっぽどいいカモなんて思ってしまいました。答えになっていなくてすみません。 | |
| ・2002年09月18日(満月さん) こんにちは、はじめまして。私は、現在大学1年生の女の子です。今回初めてクジラNEWSを拝見させていただきました。今、今後の進路のことで悩んでいるので、アドバイスいただければと思います。 私は昔から、将来は海洋関係の勉強をしたいと思っていました。しかし、現在はそういった勉強は扱っていない大学に通っています。今の大学では海洋自然科学や海洋生物学は学べないのですが、将来の就職のことを考えると、かなりめぐまれた環境です。そのことを考えて、大学進学は今の学校に決めました。しかし、春学期大学の授業を受けてみて、やはり自分のやりたいこととの違いを実感し、やりがいを感じられずにいました。 そこで、海洋自然科学や海洋生物学の勉強を行っている大学のことを改めていろいろ調べているのですが、実際にその中身がどのようなものなのか、そういった学部で勉強してらっしゃる方々の生の声が聞きたいと思い、投稿しました。私は、来年からそういった勉強ができる大学への入学も考えています。 このまま、大学の4年間を自分がやりたくないことを勉強して終わらせてしまうのは、もったいない気がします。ただ、他大へ行ったところで本当に授業が興味あるものなのか、就職はどうなるのか、とリスクは大きいと思います。要は自分のモチベーションが一番必要なのだとは思いますが、そういう勉強をするならどこの大学が環境的に定評があるのか、など、少しでも情報をいただければ、と思います。自分でいろいろ調べてみた中では、東海大学や琉球大学が結構力を入れてその分野のことをやってるのではないかと思ったのですが、実際にこれらの大学で海の勉強をしている方、何らかの情報を持っている方がおりましたら、ぜひアドバイスしていただきたいと思います。 よろしくお願いします! | |
| ・2002年10月13日(くりさん) こんにちは。くりです。海洋生物の研究をしたい、イルカ、クジラの勉強がしたいというページをはじめて見ました。私は今、ハワイ大学のアニマルサイエンス学部の4年生です。アニマルサイエンス学部では、主に家畜やペットの栄養学や病気について、それから解剖学、生理学や動物についての道徳などを学びました。今はインターンシップで、ハワイ大学心理学部の、イルカ研究所(多分みなさんがテレビでみるイルカ研究所だとおもいます)で、三頭のイルカの獣医師のアシスタントとして働いています。私も皆さんとまったく同じで、高校の時は、どうにかして将来は海洋哺乳類の保護についても勉強がしたくてたまりませんでした。それで、ハワイ大学が一番いいのかな、と当然のように思い、一人で留学してきました。ところが、私が入学したころは(98年)は、実は4年生学科 (undergraduate) では、海洋生物学部はありませんでした(なのでアニマルサイエンスを選びました)。2002年の秋学期になってやっとできました。でも、海洋生物学部は、やはりイルカとクジラだけの勉強ではありません。調べたところ、基本である生物学、数学、物理学、化学は必修で(私もこのようなクラスで苦労しました)、4年生になってもイルカだけの事を勉強するクラスはないとおもいます。それよりは、解剖やら、細かい生物のことやらを勉強する事の方がずっと多くなります。それで、基本的な知識を身につけて大学院に入って初めて実際に自分で研究内容をイルカなどに決めれば、勉強することができる、となると思います。私の場合は、直接イルカの勉強はしてきませんでしたが、運良くアニマルサイエンスで学んだ事が生かされたので本当にラッキーでした。 ハワイ大学では、心理学部大学院にイルカの知能を研究する学部があります。そこでは、主に3頭のイルカにいろいろな事を教え、それに対する反応をみたりして研究しているようです。だから、漠然とイルカがすきだから、といっても、一体何のことを勉強したいかにより、学部も大学も違ってくると思います。 でもひとつ言える事は、何があっても、どんなに勉強がつらくても、本当に好きならば自分から一歩一歩それに自然に近づいていけるという事です。私も今はまた必死に海洋哺乳類保護の勉強をしようと頑張っています。そして、世界中のひとたちから、日本人はなんでイルカ、クジラを食べるの?(ほんとにしょっちゅう聞かれます)と聞かれない日本に近づいていきたいと思います。みなさんも頑張ってください。 |
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