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2004年7月27日(火)夕、銀座杉林
知人で俳人である内藤呈念先生を招いて「句会勉強会」がありました。
(管理人のホームページで「俳句のこと」の中に入れていたのを独立させました)
施主は荒谷たそがれ子。参加者は吉田JunJun子と不運玉玩具庵(当サイト管理人)。
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兼題 @梅干 A炎天 B扇風機
参加者の宿題は 兼題の最低3句にプラス2句の計5句提出。
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呈念先生5句
・円覚寺塔頭の庭梅を干す
・斑鳩の道の白さや炎天下
・まばたいて流星ひとつのがしけり
・ユニクロのシャツの行き交ふ炎天下
・扇風機ここだけの話聞いてをり
たそがれ子5句
・梅干や西の味覚よ薄皮は
・炎天に息たえだえの挿し木かな
・梅干はやはり関西力こぶ
・扇風機妙な首振り口ポカン
・インドより暑きお江戸の昼寝かな
JunJun子5句
・足元にぬるい風おもては炎天
・花火太鼓回り続ける扇風機
・扇風機モーター熱く涼送る
・雲つき抜けてかっと広がる炎天
・しわに旨味封じ込めた梅干なり
玩具庵5句
・摂氏三九.五度ドライヤーになる扇風機
・炎天下梅干す筵に扇風機
・七回忌母の梅干既になく
・焼酎は梅一粒が命です
・扇風機納戸に眠る昭和かな
呈念先生に句会の作法などを教えられました。
無記名で提出し、参加者が分担してまとめ書きしたあと5句を選ぶ方法でした。
無記名にするのは名前に引かれないようにとのことでした。仕組みを知っただけでも大きな収穫でした。
評点は控えなかったので分かりません。
この後、席題を出し合い、以下のような句が出ました。
席題「蝉」
・蝉時雨真昼の街に人絶へて (玩具庵)
・この蝉は十七歳か年増だね (たそがれ)
・蝉時雨周平いずこ風蕭々 (たそがれ)
・ぎろぎろと目をむき命さけぶ蝉 (JUNJUN)
・羽触れあう時間も愛し蝉時雨 (JUNJUN)
・炎天に命吸い込まれゆく蝉 (JUNJUN)
・暁暗やジーと一声蝉の夢 (呈念)
・蝉時雨仏壇供へた青テント (呈念)
・みんみんや昼寝のタクシー列をなし(呈念)
・ひぐらしの不協和音の透きとおり (呈念)
席題「すだれ」
・夏富士のすだれの裏に消えにけり(玩具庵)
・歌麿の簾に匂う年増かな (たそがれ)
・三味の音京の町屋のすだれかな (たそがれ)
・上京のすだれの陰のふくらはぎ (呈念)
・手の甲ではらう軽さや夏のれん (JUNJUN)
・右へ左へ揺れて流れるすだれかな(JUNJUN)
すみません。もう酔っぱらっていたので記入したもの以外は誰の句か判然としません。
3時間くらいと思って始まった会は5時間を超え、午後11時50分散会。
※2005年3月5日、呈念先生の記憶などから作者名を加えました。
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