竹の秋いろいろ  2007年6月8日(金)晴 作成

 竹秋とか麦秋とかいいます。春を迎えて緑が萌え出るころ、竹は怪しげな金色になって葉を散らし、麦も黄金色に熟れてきます。
 そこでちょろっと目をこらせば、この季節ほかにもさまざまな木が紅葉していました。どうやら、常緑樹にも紅葉の季節があって、それは新芽が出る春らしいのです。HUN庭の「竹の秋」を探しました。季節外れの紅葉狩りです。
ヤツデ
 八つ手。ウコギ科。
 タラノキやカクレミノと同じ仲間です。葉の付き方などは似ています。日陰でもよく育ち、種がうまいのか、鳥のHUNでどこにでも芽を出します。
 芽を出したばかりのころは下の方に載せたカクレミノと似ていて、「高級庭木が生えてきた」と喜んでは、裏切られた過去を持ちます。
 葉の落ち方は潔く、十分黄葉したと思ったら一気に葉柄の元から落下します。
レモン
 檸檬。ミカン科。
 レモンも黄葉するのでした。どうやら春が葉っぱの更新時期のようで、これは、常緑樹一般にいえることかも知れません。
 ミカン類は、あまり綺麗には色づかないようです。

ツワブキ
 石蕗。キク科。
 ツワブキは、古い葉をどんどん枯らしていきます。その途中でこんな風に色が残ったりします。枯れた分だけ新芽が出て、それを頂きます。
 今年は株が大きくなったのでだいぶたくさん新芽を頂きました。ほどよいアクで、南国ではフキより一般的かも知れません。海辺では、「山菜」ではなく「磯菜」というんだと、Yさんに教えていただきました。
クチナシ
 山梔子。アカネ科。
 なにもしないのに、どんどんあちこちに芽を出しています。ヒヨドリの仕業でしょうか。ではなく、ヒヨドリさんのたまものです。やっぱりこんな風に黄葉しました。つるぴかで綺麗です。
ビワ
 枇杷。バラ科。
 ビワは葉先から黄葉していました。
 みんな黄葉すると、ばたっと落ちます。葉が固いので落ちた場所にたまって迷惑をかけたりしそうです。
アオキ
 青木。ミズキ科。
 典型的な陰樹ですが、新緑はやっぱり鮮烈です。黄緑が段々濃くなって、一人前になり始めたころ、裏では古い葉が一枚、また一枚黄葉し、落ちていきます。
 代替わりの象徴として重んじられるユズリハと同じようなことが、常緑樹のあれこれで起きているようです。緑のまま葉を落としては葉緑素の成分がもったいないというのは、落葉樹と同じなんだなあと思ったことでした。

カクレミノ
 隠れ蓑。ウコギ科。
 隣家の葉っぱが落ちてきます。つややかな葉はなにか和ませるものがあります。そこで、半分うちの物ということにし、ここに収容させて頂きました。Tレックスの足が、間もなく落ち始めます。
 紅葉は落葉樹の一年の締めくくりのイベントですが、常緑樹の紅葉は、そのような華やかさとは無縁です。でも、紅葉した葉はそれなりに魅力があって、集めてみたら結構な種類に及んでいたのでまとめた次第です。
 なんだか、HUN庭の裏芸のようなコーナーになりました。

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