楓さん宅に、今日もヒロツから電話がかかってきました。
ヒロツ「楓さん、オッハーとです。」
楓さん「おっは〜..って、もうお昼じゃございませんの?」
ヒロツ「その挨拶じゃないとです。また有名人にインタビューするとです。」
楓さん「ああ、オファーね..ヒロツさんは、発音悪すぎるとざます。」
ヒロツ「はいはい..今度は外国の超有名女優とです。英会話の修業が生かせるとです。」
楓さん「そうねぇ、辛かったわ〜。イケ面講師は子牛だったから、モゥとしか言わないし。」
ヒロツ「感慨にふけってる場合じゃなかとです。今からお仕事行ってください!」
楓さん「はいはい..で、どなたかしら?その、外国の超有名女優さんって?」
ヒロツ「今、映画のプロモーションで来日してるキャメロン・ディアスさんとです。」
楓さん「ひぃぃぃ..超美人じゃないの..あたしがよく間違えられるあの方ね。」
ヒロツ「ほぇ?そんな..まぁいいか..それより早く行かないと帰ってしまいますよ〜」
楓さん「はぁ〜ぃ..お土産は毛皮のコートかな?ブーツかも..ムフフ」
毛皮のことばかり考えながら、封切り映画館に到着した楓さん。支配人と交渉を始めました。
楓さん「お土産は、毛皮のコートにして下さい。」
支配人「申し訳ございません..本日のお土産はパンフレットのみでございます。」
楓さん「あら、間違えましたざます。キャメロンさんに、インタビューに来ましたぁ〜」
支配人「なんだ、それを早く言って下さいませ。..では、スクリーンの最前列のお席にどうぞ」
楓さん「さすがに待遇がいいわね〜。早く会いたいわ」
しかし..時間が過ぎても始まる気配がありません..そこに支配人が登場して..
支配人「レポーターの皆様、誠に申し訳ございません。本日のインタビューは中止させて頂きます。」
楓さん「えー!。理由とお土産をいただかないと帰らないざます〜。」
支配人「理由は..『今日の舞台照明が暗すぎるから私の美しさが引き立たない』と、お怒りでした」
楓さん「ほー、さすがスターね。あたしも見習わなくっちゃ」
支配人「その代り今から楽屋からマイクでご挨拶が流れます。みなさん、聞き漏らさないようメモをどうぞ」
ピィーという甲高いマイクの音に続き、タドタドしい日本語が流れます。
大女優「ミナサン..オバンデヤンス..マタ、ドッカデ..オアイシマッセー」
楓さん「あら、これで終りなの?英会話もメモも必要ないみたいね」
支配人「本日は大女優さんから、皆様へのお土産を預かっていますので、お持ち帰り下さい」
支配人から貰ったお土産の小箱を持って、ヒロツの元に報告に行った楓さん。
楓さん「・・と、言うわけなのよ。顔見せないから、本物かどうかわからなかったわよ」
ヒロツ「なるほど。このお土産の中身で判るかも..開けてみるとです」
二人で小箱の包装紙をはがし、フタを開けようとすると、小箱から支配人の声が流れてきました。
支配人「この小箱のフタを開けると、中から..小さな..カメレオン・でやっす」
二人「やっぱり...怪しい^^;」
ちゃんちゃん♪