「あぁぁヒマだ、暇だ、ひまだわ〜。セレブなお仕事来ないかなぁ〜」
楓さんが大きなアクビをしていると、事務所からヒロツがやってきました。
ヒロツ「おひさしぶりとです。楓さん..お仕事がやってきたとです」
楓さん「あらっ、丁度よかったわ。どんなお仕事かしら?」
ヒロツ「それが..今度はある人を捜し出してインタビューするとです。」
楓さん「まるで、セレブ探偵ね..いいわよ。深キョンになりきってやり遂げますわよ」
ヒロツ「ここに、その依頼状があるとです..読んで見てください」
楓さん「どれどれ..」
文面「私は、織田信長です。
私の子孫が何処かで靴屋をやっていたけど、隠居してホトトギスを飼っているらしい。捜して下さい。」
楓さん「ん〜。ヒントは靴屋にホトトギスか..それと隠居してるというから、おじいちゃんね」
ヒロツ「さすが、セレブ探偵さん..ほかに何か解るとですか?」
楓さん「ホトトギスを飼うというのが解らないわね〜。
織田信長は『鳴かぬなら殺してしまえホトトギス』と句を残してるのに..」
ヒロツ「ふむふむ..すると探すのは、野鳥を飼うお爺さん..と言うことですね」
楓さん「あっ.居たわ..家の裏のお家に.織田さんが..でも、飼ってるのはウグイスなの..」
ヒロツ「おおっ、こんな近くに、それらしき人が居たとは....取りあえず、直接会ってみましょう」
楓さんとヒロツは、裏のお爺さんの家に行きました。
楓さん「御免下さ〜い。今日もウグイス分けて下さ〜い」
爺さん「おう、楓さん..今夜もウグイス鍋かい..寒い日は暖まるからね〜」
ヒロツ「楓さんは、ウグイスを食べるとですか..?」
楓さん「だって、とっても美味しいんだもん..ところでお爺さん、昔靴屋さんだったのかしら?」
爺さん「そうじゃが..なにゆえそんな事を知ってるんじゃ?」
ヒロツ「お爺さんの名前を教えて欲しいとです」
爺さん「わしゃ..織田御無長じゃ..子供の頃から「ゴム長」があだ名だったから、靴屋を始めたんじゃ」
楓さん「でも、信長の子孫だと、ホトトギスを飼ってる筈だけど...?」
爺さん「先祖がホトトギスを殺したらしいので、罪滅ぼしにと思って卵から飼い始めたらウグイスだったんじゃよ」
ヒロツ「先祖の句だけで決め付けるとは..信長もこの爺さんも..早とちりは遺伝とです...^^」
楓さん「でも、ウグイスをこんなに飼って、どうするの?いつもパタパタ飛んでるわよ。」
爺さん「ウグイス料理を勉強して、天下一の名物料理にしようと...」
楓さん「なんか..罪滅ぼしどころか、ウグイスにとっては罪作りだわ..><」
ヒロツ「でも、天下一を目指すのも織田家の血筋..恐るべし^^;」
爺さん「こんな昔話をしたのも、初めてじゃ..そうじゃ、たった今、新製品が出来たからおみやげにあげよう」
楓さん「わーい、ありがとう..後でウグイスも取りにきますからぁ〜」
楓さんとヒロツは、お爺さんから袋一杯のおみやげをもらって、帰りました。
ヒロツ「何か良い話か、悪い話だったのか..よくわからんとです」
楓さん「いいじゃないの..おみやげもらったんだし..さて袋の中は何かな..」
ヒロツ「小さい丸いものが一杯ですねぇ..おおっ、これは?」
楓さん「ウグイスボールだわ..これって子楓も大好きなのよね〜。お茶入れま〜す」
一仕事終えて、お茶を飲みながらヒロツと楓さんは、ウグイスボールで満腹した..そうです。
ちゃんちゃん♪