ゴールデンウィークなのに、暇をもてあましている楓さん。
楓さん「あ〜暇で、死にそうだわ..何かお仕事ないかしら。こんな時は、ヒロツさんに電話しよっと」
楓さん「もしもし、ヒロツさん?..あたし暇なんだけど、何してるの?」
ヒロツ「あっ、楓さんですね。なにしろゴールデンウイークだから、忙しいとです」
楓さん「あらっいいわね〜。そんなに忙しかったら、お仕事手伝うわよ」
ヒロツ「それはありがたいとです。..実はゴールデンウィークにちなんだ人物に逢いにいくとです」
楓さん「あらっ誰かしら?」
ヒロツ「五月五日は、端午の節句とです。さて、その人物とは?」
楓さん「ん〜ダンゴ屋の、おセツさんかな?」
ヒロツ「何を訳のわからないことを..とりあえず小田原に来るとです。ガチャン!」
楓さん「あら..小田原のお団子屋さんかな?..おいしそうだわ〜」
小田原に到着した楓さんをヒロツが出迎えます。
ヒロツ「これから、箱根の足柄山に登るとです」
楓さん「足柄山って?..やっぱり足から??」
ヒロツ「手から登れないとです..金太郎を捜すとです」
楓さん「なるほど..五月人形の金太郎かぁ..でも、居るのかな?」
ヒロツ「とにかく捜して見つけるとです。さぁ登山開始〜〜!」
楓さん「はいはい..」
山奥深く入っていくと、薪を背負って本を読みながら歩いているお爺さんに出会いました。
楓さん「金太郎とは、ちょっと違うみたいだわ..」
ヒロツ「ちょっと聞いてみるとです。...ちょっとお爺さん」
爺さん「ワシに、何か用か..九日、十日..」
楓さん「あら..オヤジギャグだわ..そんなことより、金太郎さんですか?」
爺さん「いやいや、ワシは金太郎の弟で、金次郎と言うものじゃよ。アニキはもっと先に住んでおる」
楓さん「そういえば、その格好は..二ノ宮金次郎さんだったか..」
ヒロツ「金違いとです..先を急ぐとです」
やがて、丸木小屋がありました。近づいて見ると中から何やら声がします。
中の声「おりゃ〜もう一丁!..まだまだ〜」
ヒロツ「きっとこことです。この声は熊を相手に相撲の稽古をしてるとですよ」
楓さん「でも..なんかヒンヒンと泣き声も聞こえてるような気が..」
二人が中をそっと覗きこむと、『金』とプリントした腹掛けをした爺さんが、馬に食事を与えています。
ヒロツ「もしもし..お爺さんは、金太郎さんですか?」
金太郎「そうじゃが..にくじゃが..しゃもじじゃが」
楓さん「さすが〜兄弟だわ..間違いないわ」
ヒロツ「てっきり熊と相撲の稽古かと思ったのに..何してるとですか?」
金太郎「ワシも年取ったでな..熊のヤツは強すぎるから、老いたウマを相手に介護の稽古をしておるのじゃ」
楓さん「ありゃ〜。なんて現実的なのかしら..でも、もう一丁..とか聞こえてたけど?」
金太郎「豆腐を食べさせておったのじゃ..ウマだから、よく食うし..もうこれで九丁めじゃ」
楓さん「なるほど〜..食事の量もハンパじゃないわ〜」
金太郎「これから、川に行って大きな鯉を捕まえにいかねばならんのじゃ」
ヒロツ「それって、まさにこいのぼりの図柄とですね..。がんばってくんしゃい」
金太郎「せっかくこんな山奥に来てもらったから、これを土産にするがええ」
楓さん「やったぁ〜..おみやげ〜うれしぃ〜」
ヒロツと楓さんは、金太郎爺さんから貰った「金太郎飴」を食べながら下山したとです。
ちゃんちゃん♪
(今回はゴールデンウイークにちなんで考えてみますた)