連日の猛暑が、日本全国を襲っています。
「暑いよ〜」..やすくんが、家の中で騒いでいると..
押入れの中からも「暑いぞ〜、出してくれ〜」と、声が聞こえてきました。
以前キリ番ゲットで、管理人がプレゼントした壷の中から、ジン魔人が呼んでいるようです。
「あっ、すっかり忘れてた..魔人に頼んで涼しくしてもらおっと」
やすくんは、押入れから壷を取り出して、魔人を呼び出しました。
ジン魔人「やっと出れた。密封された壷の中は、苦しくてかなわんわ」
やすくん「エッヘン。僕がキリ番ゲットしたからだよ。お礼に涼しくしておくれよ」
ジン魔人「んじゃ、怪談話でもしようか?」
やすくん「そうじゃなくて..海水浴にいきたいよ〜」
ジン魔人「そかそか..それじゃあ『鬼が島』に行っておいで」
やすくん「やったぁ〜。でも..『鬼が島』って..?」
ジン魔人が何やら呪文を唱えると..やすくんは鬼が島にワープしました。
やすくん「あっ、バスタオルを忘れちゃった><;」
やすくんが、周囲を見渡すと..どうやらここはスーパーの前のようです。
丁度、買物を終えたおばぁちゃんが、大きなレジ袋を下げてヨロヨロと出てきました。
気の毒に思ったやすくん..
やすくん 「おばぁちゃん、何買ってきたの?」
おばぁちゃん「今日は桃が大安売りだったからのぅ..桃をたくさん買ってきたんじゃ」
やすくん 「あまりにも重たそうだから、その桃..持ったろう。」
おばぁちゃん「なんて優しい少年だね..あんたは桃太郎だね」
やすくん 「いゃ..そうじゃないけど、桃持ったろう」
おばぁちゃん「やっぱりそうだ..家に来てゴハンでも食べなさい」
説明が面倒臭くなった、やすくん..おばぁちゃんの家で桃をたくさん御馳走になりました。
やすくん 「あぁ〜満腹した。そうだ、こんなことしてないで海水浴に行かなくちゃ」
おばぁちゃん「海に出掛けるのなら、このお弁当をもっていくんだよ。」
おばぁちゃんから、桃の絵が大きく描かれたバスタオルに包まれた、小さなお弁当を貰いました。
やすくん 「ありがとう..お世話になりました。」
やすくんが、海岸に向っていると..前からイヌ・サル・キジが何やら口論しています。
やすくん「みんなケンカしちゃ駄目だよ〜」
みんなは、やすくんの持ってるバスタオルを見ると、急におとなしくなりました。
三匹を代表して、イヌがやすくんに話し掛けます。
イヌ 「ボク達は、鬼が島に行くために桃太郎さんを待っていたのですワン」
やすくん「あらら、でも僕は桃太郎じゃないし..そんなこと言われても困るにゃん」
イヌ 「手に持ってるのは桃の旗ですね..お腹が減ってるボク達に、お団子下さいワン」
やすくん「お腹が減ってるのなら、素直にそう言えばあげるのに..でも、これはきび団子じゃないよ」
やすくんが、お弁当を開けると..小さな肉団子が3つ入っていました。
やすくん「ほら〜..きび団子と違うでしょ」
イヌ 「いぇいぇ、ちゃんとしたチビ団子です..ボクは肉食ですからこっちの方が好きだワン」
やすくん「なんか、どんどん桃太郎になった気分がするけど..まっいいかぁ〜」
やっと、海岸に着き3匹と海水浴をしたやすくん..疲れで岩の影で寝てしまいました。
やがて..夢の中に、とても小さな子供の鬼が出てきました。
子供鬼 「ボクの名前は鬼太だよ。君は桃太郎だね..おじいちゃん達の敵討ちをするから勝負してよ」
やすくん「またまた人違いされてるし..でも勝負って..何で勝負するの?」
鬼太 「砂浜でうつ伏せになって、ヨーイドンで10mはなれた『桃の旗』をとりっこするんだ」
やすくん「『桃の旗」をとりっこする..なるほど『ピーチフラッグ』か..って、ナンデヤネン」
鬼太 「いいから、早くやろ〜」
イヌ・サル・キジが見守る中、ピーチフラッグ競技が始まります。
鬼太「ヨーイ・・ドン!」
鬼太は、あまりにも身体が小さすぎて、10mの距離が走りきれないので、やすくんが楽勝です。
鬼太 「くっそ〜..こうなったらぼくも意地だ!..もう一回!」
やすくん「鬼太..意地か..んっ!?..おにた・いじ..これって鬼退治になってるじゃん!」
暑い夏の一日..やすくんの海水浴に行った夢でした。
テーマ「桃持ったろ(桃太郎)と鬼太意地(鬼退治)」でした..♪