テーマ「chievoさんと サッカーボール

 

キリ番をゲットしたCHIEVOさんの家に、年老いた外人が大きな袋を担いでやってきました。

 

外人         「ハローハロー キエボ−さん お邪魔するぞ」

CHIEVOさん「エラそうに入ってきて、あなたは誰ですか?」

外人         「ワシは オオオシムじゃ。オシム・ジャパンのオシムの父親じゃよ」

CHIEVOさん「サッカーのオシム監督のお父さんで、大オシムか..何か用ですか?」

大オシム    「管理人から頼まれてのぅ..キリ番拾った人にワシの『貴重な物』を持ってきたのじゃ」

CHIEVOさん「拾ったって..キリ番って、落し物だったのか..」

大オシム    「たまにカウンターも、落っこちてるときが、あるらしいからのぅ」

CHIEVOさん「なるほど〜..それなら戴きます。でも、どんなプレゼントかな?」

大オシム    「大オシムが来たからには、これに決まっとるぞ。有名人のサイン入りサッカーボールじゃ」

CHIEVOさん「やったぁー。きっとセリエAの選手のサッカーボールだぞ。ワーイ」

 

大オシムは、担いでいた袋の中から、とても古いサッカーボールを取り出しました。

 

CHIEVOさん「あれっ?そんな古いサッカーボールって初めて見るよ」

大オシム    「なんせ歴史上の人物が、サインとておるからのぅ、どうじゃ凄いじゃろ」

CHIEVOさん「まぁ..そうですけど..どんな人がサインしてるの?」

大オシム    「シェイクスピア、ヘミングウェイ、スタインベック、サン=テグジュペリ・・」

CHIEVOさん「長い名前ばっかり...それって、もしかして..作家のサイン?」

大オシム    「サイン入り作家ボールと言ったはずじゃよ。

          みんなワシの同級生じゃで、小学校の卒業式でサインしあったのじゃ」

CHIEVOさん「な〜んだぁ。サイン帳の代わりだったのか。でも、そんな貴重なボールをもらってもいいの?」

大オシム    「ばかもんっ!誰がやると言った。このボールは持ってきただけじゃっ!」

CHIEVOさん「ちぇっ、得意げに見せてただけなのか..」

大オシム    「もう一つボールがあるぞ...ほれっ、これじゃ」

 

大オシムは、担いでいた袋の中から、もう一つサインボールを出しました。

 

CHIEVOさん「さっきのより、新しそうだけど..これもサインボールですね」

大オシム    「サインを読んで、誰のサインか当てててごらん」

CHIEVOさん「どれどれ..ペレって書いてある..こ、これはサッカーの神様のペレ様ですか?」

大オシム    「ノーノー、よく見なさい..ペロじゃ..ワシの愛犬じゃ」

CHIEVOさん「犬のサインかいっ!..」

大オシム    「まぁそう怒るな..ほれ、その隣のサインはわかるかな?」

CHIEVOさん「ん〜..おおっ、デルピエロ〜..これっこそ、セリエAの有名選手だ」

大オシム    「お前さんは早合点でイカン。それはデロピエロと読むのじゃ」

CHIEVOさん「でろぴえろ??..誰ですかそれは?」

大オシム    「ワシの孫がサーカス好きでなぁ..それもピエロが出ると大喜びじゃ」

CHIEVOさん「へぇ..それで?」

大オシム    「だから..その口癖で..孫の落書きじゃよ。そのボールはプレゼントにあげようかな」

CHIEVOさん「サインにはガッカリだよ〜。でも、ボールは記念にもらってあげるよ」

大オシム    「まだやると決めてないぞ..愛犬や孫もワシの帰りを待っておるのじゃ」

CHIEVOさん「なんのこっちゃ..さすがに、大オシムだけに..お、お惜しむんかいっ!」

大オシム    「仕方が無い、このボールは記念にあげよう。その代わりこの新しいボールにサインしなさい」

 

大オシムは、またまた袋の中から、新しいボールを取り出しました。

 

CHIEVOさん「なんで僕がサインしなきゃならないの?」

大オシム    「将来、あんたが有名人になったら、このサインボールが高く売れるでな」

CHIEVOさん「まぁね..でもボールにサインなんてしたことないから、グニュグニュになったよ」

大オシム    「これを見る人は、わからんから気にしなくていいんじゃよ。ほな、サイナラ〜」

CHIEVOさん「またどこかで、自慢する気だな..」

 

大オシムが帰った後、サインが上手く書けなかったCHIEVOさんはとても悔しがりました。

その日から、記念にもらったボールで日夜サインの練習を続けているそうです。

 

ちゃんちゃん♪

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