テーマ 「静どんとネコ語翻訳機」

※この物語は キリ番 9500 のプレゼントジョークです。

 

 「久し振りに休みじゃ〜」と、家でゴロゴロしている静香さん。

朝の二度寝を決め込んで..ウトウトしています。

 

「ピンポ〜ン」とチャイムが鳴って、クロネコが小包を置いて去っていきました。

静どん「あらっ..何かしら..どれどれ」と、中を開けてみると..

そこには、小さなゴムボールと手紙が入っていました。

 

手紙

『キリ番踏んでくれてありがとニャン

 このボールは、息子のドラが発明したネコ言葉の翻訳機です。

 家でゴロゴロしてないで、ネコの世界を知ると面白いよ。

 使い方は簡単..ネコが何か言ったあと、ボールを「キュウ」と押すんだよ。

 さもないと...』

 

ここまで手紙を読んで、静どんはボールを持って街に飛び出して行きました。

 

「ネコって、どこに行けばいいんだろ。公園だったら居るかも〜」

独り言をつぶやきながら、静どんが公園にやってくると..

 

一匹のネコが、喉を押さえて苦しんでいます。

ネコ「フギャ〜...」

 

静どんは、ボールを「キュウ」と押してみました。

するとボールから、翻訳された声が聞こえてきました。

 

ネコ 「の、のどに何か詰まった〜..苦しいよ〜」

 

静どんは「(大きな声で)ワッ!」と言って、ネコをビックリさせてあげました。

 

驚いたネコの口から、何か飛び出しました。

静どん「あら〜ネコさん、喉から飛び出したのは小さな『長靴』じゃないの?」

ネコ 「グリコのキャラメルを箱ごと食べちゃったから、オマケに長靴が入ってたにゃん」

静どん「慌てんぼさんね..ところでネコさん、お名前は?」

ネコ 「我輩はネコである。名前はまだ無いにゃん」

静どん「んじゃ、今日から『長靴を吐いたネコ』と名乗りなさい」

ネコ 「は〜い」ネコは、嬉しそうに走り去って行きました。

 

「ネコ助けをしたら、なんか気分がよくなったわ」

 

どんどん歩いて行くと..

一匹のネコが、足をポリポリ掻きながら苦しんでいます。

 

ネコ「ムギュ〜...ポリポリ」

静どんは、ボールを「キュウ」と押してみました。

 

ネコ 「足が痒いよ〜..なんとかしてよ〜..ポリポリ」

静どん「あらあら大変..どれどれ..これはお薬をつけなきゃ」

静どんは薬屋さんで水虫薬を買い、ネコの足に塗ってあげました。

ネコ 「あ〜カユミが止まった。ありがとにゃん」

静どん「どうしてネコなのに水虫になったの?」

ネコ 「公園で見つけた可愛い靴を、ずっと履いてたからかにゃ」

静どん「我慢強いのね..ところでネコさん、お名前は?」

ネコ 「名前はまだ無いにゃん」

静どん「んじゃ、今日から『長〜く靴を履いたネコ』と名乗りなさい」

ネコ 「は〜い」ネコは、嬉しそうに走り去って行きました。

 

「ネコの名付け親になるって、楽しいわ〜」

 

さらにどんどん歩いて行くと..

一匹のネコが、腕組みをして悩んでいます。

 

ネコ「ムニュ..ムニュ」

静どんは、ボールを「キュウ」と押してみました。

 

ネコ 「あ〜最近は、すっかり忘れっぽくなって、自分の名前を忘れたにゃん」

静どん「それじゃぁ、新しい名前をつけたらいいのよ」

ネコ 「あっそか。でも、どんな名前が良いのかわからないにゃん」

静どん「え〜とね..『靴を履いたネコ』ってどうかしら?」

ネコ 「ふむふむ、そんな名前のネコって、めったに居ないかも..」

静どん「でしょう..名が『靴を履いたネコ』よ」

ネコ 「は〜い」ネコは、嬉しそうに走り去って行きました。

 

「こうなったら、世界中のネコの名前を付けたくなるわ〜」

 

さらに歩いて行くと..

一匹の子ネコが泣いていました。

 

静どんは、ボールを「ギュッ」と..押してしました。

ネコ 「こんな晴れてる日には、雨が降るからやだよ〜」

静どん「あらあら..心配性の子ネコだこと..大丈夫よ〜雨は降らないからね」

ネコ 「雨が降ったら、晴れるからやだよ〜」

静どん「どっちにしても嫌なんだ〜..だったら屋根のある建物の中に住みなさい」

ネコ 「そんなのヤだ〜」子ネコは、泣きながらどこかに行ってしまいました。

 

「あら?..何かおかしいわね?..話しがかみ合わなかったし..」

 

静どんは、立ち止まってボールに付いていた手紙をもう一度読んでみました。

 

手紙

『...

使い方は簡単..ネコが何か言ったあとにボールを「キュウ」と押すんだよ。

さもないと...翻訳が誤訳になりますから、注意してね』

 

静どん「どういうことかしら..誤訳って?」

 

そのとき、静どんの携帯にネコまんまから電話がかかってきました。

 

まんま「静どん、ネコの世界はどうじゃろか?」

静どん「今さっき、翻訳がおかしくなったよ〜..子ネコが泣きながら行っちゃったわ」

まんま「ふむふむ..「キュウ」が「ギュッ」と押しちゃったからですよ」

静どん「一体どうゆうことよ〜」

 

まんま「なんたって、今回は「キュウ」せんと(九千と)誤訳(五百)ですから〜」

 

ちゃんちゃん♪

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