ザンジバル(ZANJIBAR)


 ザンジバルは、バガモヨの対岸ダルエスサラームの北東のインド洋上に浮かぶウングジャ島、
ペンバ島からなる島嶼部をいう。青い空と白い珊瑚礁に囲まれた美しい島である。
前アラブサルタンの宮殿跡や奴隷貿易時代の旧跡が点在しており、遺跡の宝庫である。

ザンジバルの歴史と現在

紀元前からインド洋季節風貿易の拠点としてアラブ人、ペルシャ人、インド人などが来訪、
定住、混血し7世紀からはイスラム文化の影響を受け、次第にスワヒリ文化というアラブ&
アフリカ文化を形成していった。17世紀からはマスカット、オマーンのスルタンの支配を受け、
象牙・香辛料・奴隷貿易の拠点として栄えた。アフリカ内陸からの奴隷貿易の最終地点でもあり、
また奴隷貿易によりグローブ・ココヤシのプランテーションが開かれた。
1895年からイギリスの保護領とされたが、20世紀半ばになると独立運動が盛んになる。
その過程でアラブ人対アフリカ人という人種対立の形をとった階級対立が先鋭化する。
1963年に独立を果たすがその一ヶ月後に革命が起こり、多くの人が殺され、スルタンをはじめとする
支配層のアラブ人達が亡命する事態となった。その後、タンガニーカと合併し厳しい統制政策を
とったために経済が沈滞し、人材の国外流出が起こった。80年代より経済の自由化が進み、
観光産業が増化しているが、95年の総選挙をめぐって過去の対立が再度発生し、政情が不安定と
なり諸外国は投資に関しては様子見の感がある。