|
運転免許証の公布を待っていると、売店のおばさんが地図の販売を始めた。毎日12回ステージ。24年間に亘り、説明をしているという。その流暢な売り文句は、芸人さながら。合間に、中古おまわりさんのネタで笑いを取り、その解説はさらにスピードを増し、途中聞き取れない程。もはや内容を聞かせるという本来の目的を、完全に突き抜ける勢いがあった。当然ながら、10分弱の説明を終えると会場から大きな拍手。思わぬ拾い物。
帰りのバスでのこと。俺の腰掛けた四列後ろのバカ野郎が、大声で携帯電話していた。「絶対、俺が話したってことは秘密ですよ。誰にも言わないで下さいよ」、ってそいつは言うのだが、車内の全員が「友達の加藤が、バーミヤンの彼女と付き合っていて、最近別れた」ことを知りたくも無いのに知ることとなる。その子の名前は流石に小声だったので、よく聞き取れなかった。
|