松江城の椿山
Image Image

Image


 陽射しの強い本丸の南端に立つと藪椿の谷が見下ろせる。下から見上げて言うと高台に向かって石積み が幾重にも構築されている間にはえている椿の山である。立久恵峡あたりの山や里で幾度となく目にした 島根県の椿をここでもまた目にする。いや、同じ種類ではないかもしれないが・・・。気品は同じ。 濃い緑色の艶っぽい茂みに覆われた陰りの中に、凛とした真紅のともし火をぽつりぽつりと灯している。 初春、苔化粧された石積みは若々しい草色で、密やかでしめった香りが谷底から上がってくる。この数百 年間の威容が精神を昂揚させてくれる瞬間がたまらない。華やかで大輪の椿よりも一重の中輪の椿が存在 感が大きいな、と感じるのはこの瞬間を何度となく経験しているせいかしら?






Mail
ご意見はこちらまで



戻る / トップページ

トップページ / コミュニティ / アベニュー / E-List / 街角広場
インフォメーションセンター / 検索 / ヘルプ / ガイドライン