
奈良県の大台ケ原では
環境省が大台ヶ原の鹿25頭捕殺、しかし、樹皮は食べていなかった!
< 平成14年度第2回大台ヶ原ニホンジカ保護管理検討会 >
環境省はワナを使って45頭を捕らえようとしたが、逃げられたり、近寄って来なくなったので、麻酔銃にきりかえて「見つけ次第」撃ったという。捕獲実績を上げるために、正木ヶ原・尾鷲辻・中道など観光客に餌付けされて人を見ると寄ってくるところで半数が撃たれている。しかも、生まれて年に満たない子鹿が7頭も撃たれた。
捕殺された25頭のうち樹皮を食べていたのは3頭に過ぎず、しかもその量は、3頭平均で胃内容物の2.9%に過ぎなかった。残りの圧倒的多数はササ(グラミノイド)と広葉樹の枯葉、草本を含む葉、堅果類であった。環境省は“剥皮による森林枯死”を鹿捕殺の理由にしたが、この結果で捕殺の理由を失ったはずである。しかしその検討は来年に延ばして、今年も計画通り45頭の鹿捕殺を続けるという。
2003年 3月26日、標題の検討会が奈良において開催された。鹿の捕殺計画は一昨年「ニホンジカ保護管理検討会」で策定され、検討会は一旦解散した。その後「大台ヶ原自然再生検討会」が設けられ、その中に、利用対策・森林再生手法・野生動物の三つ作業部会が設けられたが、この検討会は野生動物部会とは別に、鹿に特化して設置された。
[傍聴者の発言]
大台ヶ原・大峰の自然を守る会田村が質問した。
質問(1)
「昨年は捕殺現場を求めて10回入山したが現場を把握できなかった。公共事業である捕殺が非公開で行なわれることが納税者として納得できない。来年度も非公開か。」
委員回答
「公開するとカメラマンが殺到する。現場妨害を広言している団体もある。過程は非公開 結果はビデオ・写真で公開する。」
三重県
「三重県のNPOは捕獲後の状態を知りたがっている。」
質問(2)
「鹿捕獲に要した費用を教えてほしい。」
環境省回答
「回答できるかどうかわからないが、本省の国立公園課に尋ねて答える。」
座長
「費用対効果を考える時代だ。私も知りたい。」
三重県
「方法を考えれば非常に安い費用で捕獲できるのではないか。」
環境省は2002年度に大台ヶ原と尾瀬の鹿について「大型獣との共生推進事業費」の名目で 2500万円の予 算を組み、鹿捕殺はこの事業として行なわれた。尾瀬では捕獲効果が無いとの理由で中止されたと聞いたが、 その分が大台ヶ原にもし廻ったとして、乱暴な計算をすれば鹿1頭捕殺するのに 100万円かかったことになる。 半額にしても50万円だ。とんでもない浪費であろう。
大台ヶ原では1986年から15年間に「トウヒ林保全対策事業(後に植生保全対策事業と改称)」に数億円が浪費 されたが、その非効率性の事業評価が自然再生事業の中で行なわれようとしている。
公共事業への批判に抗し難く、官僚・御用学者・業者の利権、思惑の渦巻く大台ヶ原にも、ようやく正されるとき が来たようであるが、“内部評価”だけに市民が目をそらしてはならない。
2003年
3月31日 田村 義彦
追記
4月下旬に環境省から鹿の捕獲費用 517万円の返事があった。請負契約だそうであるから1頭で目標の45頭 でも同じ。結果として1頭当り20万円になった。
北海道では
平成14年度のエゾシカ狩猟について
北海道では、「エゾシカ保護管理計画」に基づき、エゾシカの生息状況に応じて、毎年エゾシカ狩猟の内容を変更し、決定することにしています。
平成14年度の狩猟内容については、次のとおりの手続きを経て、8月27日に開催した北海道環境審議会自然環境部会で答申を受け、9月27日付けで告示し、内容が固まりましたのでお知らせします。

エゾシカ保護管理計画に基づく平成14年度エゾシカ狩猟内容決定の流れ(イメージ図)

北海道ではエゾシカ猟が盛んです。どんな立派なシカでも、人間の猟銃に狙われたら逃げることはできません。スポーツハンテイングとして毎年、たくさんのシカが殺されます。それでも、北海道庁はまだまだ数が多いと言うことで半減させると言っています。生まれてこなければ殺されることはなかったとでも言うのでしょうか?たくさんの男達が得意げに猟をやっています。21世紀、まだまだ野蛮な狩猟がどうどうと行われています。
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