花の旬を知る(茶花)

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2002年4月1日更新

■概要

製作者談

初夏
三月 四月 五月 六月 七月 八月 九月 十月 十一月 十二月 一月 二月

春の茶花     (三月〜四月)

三月

春の気配の色濃い月。春らしい風情がするつぼみまじりがふさわしいものです。


椿

二輪草

連翹(れんぎょう)
その他の花
あぶらな、あんず、梅水木、片栗、桜、さんしゅ、桃、彼岸花、きぶし、にわ梅等

四月

花時の花は桜。2〜3輪開いたつぼみがちの桜に椿をそえて野趣のあじわいに。


そめいよしの

小手毬(こてまり)

木蓮(もくれん)
その他の花
あけび、あざみ、すずらん、白山吹、椿、どうだんつつじ、山吹、等

初夏の茶花     (五月〜六月)

五月

炉から風炉へと改まる5月は茶花も趣を変え、初夏のさわやかさを。


杜若(カキツバタ)

ミヤコワスレ

柘榴(ざくろ)
その他の花
いちはつ、うつぎ、えにしだ、おおてまり、ちご百合、クレマチス、都忘れ、牡丹、藤、せきちく、母子草、等

六月

夏の茶花は涼しそうに見せるため籠の花入れが良いでしょう。籠の花入れの場合、薄板を置かず床の畳に直接置きつける事になっています。


あじさい

芍薬(しゃくやく)

薊(あざみ)
その他の花
乙女百合、矢車草、額アジサイ、くちなし、紅花、ほたるぶくろ、等

夏の茶花     (七月〜八月)

七月

夏は涼しさを思わせるように花もすがすがしさを大切にいけるようにしましょう。


ひめゆり

夏椿

桔梗(ききょう)
その他の花
せんのう、つるむらさき、トルコ桔梗、ミソハギ、忘れな草、なでしこ等

八月

この季節の茶花は炉の椿、風炉のむくげの言葉のようにむくげが主役。置き花入れの時は水面を見せます。


むくげ

のこぎり草

鷺草(さぎそう)
その他の花
乙女百合、矢車草、額アジサイ、くちなし、紅花、ほたるぶくろ、等

秋の茶花     (九月〜十月)

九月

月見の席では秋草にすすきを添え、利休の教えの通り「野の花のように」の心がけでいければよいでしょう。


りんどう

秋明菊

秋海棠(しゅうかいどう)
その他の花
おみなえし、秋明菊、すすき、野菊、萩、等>

十月

風炉が終わりの茶事となり、深い秋の香りを楽しませてくれる秋草で静かな茶室に雰囲気を。


野菊

ほととぎす

紫式部
その他の花
菊、お茶、りんどう、うめもどき、つるうめもどき、山芍薬、はぜ、紫苑、等

冬の茶花     (十一月〜二月)

十一月

この月から炉が切られます。茶花もこれにふさわしく気品のあるものをいけます。


山茶花(さざんか)

山芍薬

梅もどき
その他の花
あけび、梅もどき、等

十二月

日ごとに深まる寒さの中で楽しむ茶事。茶花もほのぼのとした風情にいけましょう。花の少ない中、蝋梅は貴重な茶花とされています。


寒椿

三叉

蝋梅
その他の花
さざんか、水仙、椿、梅、等

一月

新春の初釜には華やかな中にも改まった雰囲気をもつ花を使います。


水仙

寒牡丹

福寿草
その他の花
寒椿、蝋梅、黄梅、こぶし、ぼけ、雪柳、水木、まんさくれんぎょ、みつまた、木蓮、千両、つくばねなんてん、柳、等

二月

厳しい寒さの中で春への季節の移り変わりを味わう節分の茶事は、ひと足早く春を感じ取る梅の花で。



寒桜

山朱萸(さんしゅゆ)
その他の花
寒牡丹、ひがん桜、れんぎょ、ねこやなぎ、等

参考資料