科学教育に環境教育を取り入れるために

 科学教育において環境教育に取り組むべきだ,ということは誰でも考えつくことですが,それではどのような教育活動が,“科学教育としての環境教育”なのでしょうか.

 環境はさまざまな事物や現象がからみあった複雑かつ巨大なシステムです.しかも,時間の経過とともにそのありようを変化させています.したがって,環境を理解するためには現在見られる科学現象だけではなく,過去に起こったさまざまな自然現象からも学ぶ必要があります.例えば,「無生物状態から生物は発生しない」というのは現代の常識ですが, 46億年という地球の歴史を振り返ると,誕生当時は無生物だった地球で生物が発生しているのです.したがって,地球環境が今後どのような推移をたどるのか,という“環境問題”を考えるにあたっても,地球史的時間・空間概念が必要です.環境教育を行うには,先ず環境とは何かを捉えなければならないので,本研究室ではこのような視点でゼミや野外実習に取り組んでいます.
            ○平成13年度のゼミでは「気候変動論」をテキストにしました


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