

幼い頃自然に触れて覚えた感動は、大変鮮明に心に残っているものだが、それは大人になった現在でも同じであることを今回の合宿で実感した。昼間の森の美しい景色から受ける視覚的刺激や、夜の森の中で足の裏に感じる地面の感覚、深い森の匂い。豊かな森に降る雨はとても甘く、土や緑の匂いが心を落ち着けてくれることを、身をもって体験することができた。五感が研ぎ澄まされてゆき、普段の生活では忘れがちな日常そのものを見つめ直す機会を与えられたように思う。またそういった感覚をたくさんの仲間と共有し合えたことが、さらに体験の感動を大きなものにしてくれた。
環境に関心を持つ同じ学生同士でも、専攻分野や考え方の違いが、バスの中や深夜の会話の幅を広げ、大変奥深い所まで語りあうことができた。多くの人から新しいものの見方や、価値観を学べたことは、この合宿に参加したことの醍醐味であると感じる。たくさんの人に支えられながら成し遂げることのできたこの合宿を通して、今後何らかの形で自然に携わる仕事をしていきたいと考えている自分自身とも向き合うことのできた、貴重な2日間となった。
最後に・・・
オークビレッジのスタッフの皆さんや、企画段階からお世話をしてくださった山中さんをはじめ、プログラムを中心になって進めてくれた幹事の中村さん、星野さん、小松さん、多くの方々の心遣いや綿密な計画によって、この合宿が私たちにとって大変意義あるものになったことは言うまでもありません。本当にどうもありがとうございます。またご多忙のところ、私たちの合宿に引率し、全てのプログラムに積極的に参加してくださった北村さんにも、本当に感謝しています。
みなさん、本当にどうもありがとうございました。
日本環境教育フォーラム 辰井 美保 |
日本が木の国であることは国土を見れば容易に想像できる。しかし、僕の目の届く場所に、森に棲む日本人はいなかった。いくら日本人が自然と共に生きる技術や知恵を持ち合わせていた民族であると言われても、自分に還元されるものはなかった。オークビレッジでの合宿を通して体験を伴う学びがいかに大切か分かった。机上で森の事を学んでも記憶に残るだけであり、その先にリアルなものは見えない。ほんの50年前まで大多数の日本人が木に親しみ、活用し、感謝して生きてきた。それは体験や対話を通して初めて実感できるもの。稲本氏の講演、間伐体験、ナイトハイクなどは日本が誇る木の文化を垣間見る事のできる企画だった。また、北村さんやインターン生と語らう時間に今まで持ち得なかったビジョンを得ることができた。 一瞬の内に消える派手で見かけばかりの熱ではなく、熾きのように芯を温められる熱を持ちうるなら世界を変えられるかもしれない。そんな想いを抱けた合宿だった。 日本自然保護協会 小松洋一 |