
原爆暦58年2月27日開始

この写真のタコさんは、ユーモラスか?
中村秀樹
下のタコの死骸の写真は、このコンテストの審査員の感性をして、写真を撮った者の「ユーモラスな感性」が発揮された写真であるという。
果たしてそうか?
タコを食してきた人間としての、タコの命に対するうしろめたさはないのか?
食さなくてもいいタコのという存在を食し、生命を奪っていることに対するうしろめたさはないのか?
人間は、いつになったら地球生命に対する謙虚さを持てるのだろう。
ネーティブアメリカンの土地に対する9月11日の攻撃では、生命の大切さが叫ばれた。しかし、もう一方では、その人間達が大量の牛や豚や魚を食いちらかし、彼らの命を奪い尽くしている。
多くの子ども生み、人口を増やし、自分のことしか考えない。そして、増えた家族で食いちらかし、増えた家族にとって快適な生活であるより大きな消費を求めては地球を汚染する。彼らにとって地球上の命はどうでもいい。自分たちの欲望が満たされれば、いいのである。
その一つの現れが、「ユーモラスな感性」と賞賛する下の写真である。
私たちは大なり小なり地球を汚して、ひょっとすると宇宙を壊して生きている。であれば、自分の行為に対して反省的な視点だけは最低持っているべきだろう。「ユーモラスな感性」なんて、奢りです。
私たちの言う人権とは、そのような人間たちの欲望だけを、地球破壊消費だけを言うのではない。地球生命(或いは宇宙と言うべきか)との共生です。