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「わかくさ学園を支える会」会長挨拶
(わかくさいきいき 創刊号より)
厳寒の折り、皆様には御健勝のこととお喜び申し上げます。本年6月に発足した「わかくさ学園を支える会」も現在会員数100を超えようかというところまで来ました。
この間、9月には障全協事務局長の白沢さんをお迎えして、「どうなるこれからの福祉」と題して勉強会を開きました。また、先日の市長との懇談会では、退職職員に代わる新規職員の補充・建物の老朽化の問題・移転の問題・運営形態の問題について要望を出し、行政側の見解をただしました。どちらの会でも会員の皆様に多数お集まりいただき、非常に実りある会とすることができました。皆様のご協力に感謝申し上げます。
さて、この「わかくさ学園を支える会」の発端となったのは、都立六仙公園の建設に伴う「わかくさ学園」の移転問題でした。都立公園ができたら「わかくさ学園」はどうなってしまうのかという不安から、私たちはこの会を発足させました。先日の市長との懇談会でも、市長の口から「わかくさ学園」をなくすことは絶対にしないし、必ず移転先を決めてきちんと移転させるという確約を頂きましたが、この移転に伴って公設公営という現在の運営形態を変えられてしまう恐れもあります。先の懇談会では公設公営だけが選択肢ではなかろうという市長の発言もありましたが、現在、福祉を民営化することによる弊害がさまざまな形で日本各地から報告されています。
障害児のことを真剣に考えられるのはその親だけです。私たちが声を上げなければ、一般の人々には伝わりませんし、行政任せにしていては、昨今の財政難の折、経済効果のみを考えた施策がとられる可能性が高いと申せましょう。
もちろん「わかくさ学園」が公設公営でありさえすれば、それで良いのだというわけではありませんが、これまで20年にわたって積み上げられてきた先生方の実践的な経験が無駄にならないためには市が責任を持つ公設公営の運営形態が、現時点では最良だと信じます。今回、来年3月で退職される職員の新規補充はなんとか実現しそうですが、今後数年のうちに「わかくさ学園」をめぐる状況はこのような様々な困難を迎えることが予想されます。
「わかくさ学園」は20年以上前に、障害を持った子供の親たちの運動によって作られました。しかし、「わかくさ学園」が完成したときには、その運動の中心にいた親たちの子供たちはすでにこの施設を利用できない年齢になっていました。私たちはそうした方々の努力があったこと、それが出発点となって「わかくさ学園」の障害児療育が始まったということを常に忘れないようにしなければならないと思うのです。そして、「わかくさ学園」が東久留米市の障害児福祉の原点となり、ひいては東久留米市が福祉の町として発展していくという夢に向けて、私たちの会も努力していきたいと思います。今後とも会員の皆様のご協力をお願いする次第であります。
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