鉄道廃線跡60(57線)


夕張鉄道

夕張鉄道は夕張の石炭を小樽港へ運ぶための鉄道で、函館本線の野幌を起点 とし、室蘭本線の栗山を経由して夕張本町(当初は新夕張)に至る五十三・二 キロ。親会社は夕張炭砿を経営する北海道炭鉱汽船(北炭)で、全通したのは 昭和五年であった。

いらい四十五年間、夕張鉄道は戦争をはさむ激動の時期に夕張鉄道の石炭を 運びつづけた。

そして昭和五十年四月、その使命を終え、廃止された。

野幌駅のホームは函館本線の電化による嵩上げで層をなしていたが、南側の 3番あとには夕張鉄道の路盤が残っていた。そこに立って西の札幌方を眺めれば 、線路が右へカーブして国鉄線へ合流していた往時を偲ぶことができる。

南口駅舎の東側は自転車置場になっていたが、ホームに接する幅四メートル ほどは芝が植えられ、自転車置場とは棚で仕切られている。

次の上江別(二・四キロ)付近からの線路跡は広域農道に化していた。夕張 鉄道のドライブでたどれるのは、せめてもの慰めだが、広域農道は国道なみの 幅だから単線鉄道の路盤など跡形もない。

鉄道跡で、最もよく残っているのはトンネル、ついで橋桁の端を支える橋台 であろう。

下の月(六・〇キロ)、晩翠(八・六キロ)を過ぎ、南幌(十一・二キロ) に近づくと、広域農道はいったん跡切れ、

夕張鉄道列車時刻表(昭和38年 10月1日改正)

上  り121432急行2 1618203422 34223638急行4 2440
夕張本町5:256:337:327:55 9:0011:3613:1814:2515:44 16:0216:3817:1018:1520:20
末  広5:276:357:34 9:0211:3813:2014:2715:46 16:0416:4018:1720:22
鹿 ノ 谷5:296:377:367:58 9:0411:4013:2214:2915:48 16:0616:4217:1318:1920:24
営林署前5:326:417:42 9:0811:4513:2714:3215:53 16:0918:22
若  菜5:356:447:448:02 9:1111:4713:3014:3415:56 16:1117:1718:25
平  和9:15 16:00
錦  沢5:476:56 9:2412:0013:4616:09 18:37
新 二 岐6:007:09 9:3512:1013:5716:19 18:47
継  立6:047:15 9:4012:1514:0216:27 18:52
角  田6:107:21 9:4612:2114:0816:33 18:58
栗  山6:157:268:37 9:5112:2514:1316:38 17:5219:02
北 長 沼6:227:37 10:0412:3914:2816:51 19:16
双  葉7:41 10:0812:4316:55
南  幌6:287:478:49 10:1412:4814:3517:01 18:0419:22
晩  翆6:337:52 10:1912:5314:4017:06 19:27
下 の 月6:387:5712:5717:10
上 江 別6:438:02 10:2613:0214:4817:16 19:34
野幌停留所6:468:06 9:0010:3013:0514:51 17:1918:1619:37
野  幌6:488:089:03 10:3213:0814:5417:22 18:1819:40