僕の名前はテル。
本当は照夫だけどみんな「テル」って呼ぶ。
僕はコインランドリーで働いている。
洗濯物が盗まれないように見張っている仕事だ。

「こういうのを地球では
アイって言うんだよ。
宇宙では知らないけどね」  テル

Laundry

窪塚くん演ずるテルがスキ。
優しくすべてを包み込んでくれるような
私が昔からなりたいと憧れて
未だになれずにいる
陽だまりのような人。



ある日、空から一枚の羽が落ちてきました。
羽は、弧を描くようにクルクルと回転をし、
ポトリと水面に落ちました。
そこは森の中の、小さな湖でした。
その湖はひどくよどんでいて、
今では森の動物たちも
すっかり寄りつかなくなっていました。
湖はとても悲しい気分でした。
昔のように透き通った水に戻りたいと、
いつもそればかりを願っていました。
ちぎれた羽には不思議な力がありました。
汚れたものを綺麗なものに変える魔法の力。
長い時間をかけ、
よどんだ湖は徐々に美しさを取り戻しました。
いつしか動物たちも集まりだして、
水を飲み始めました。
湖はとても喜びました。
そしてちぎれた白い羽も、
透き通った水の中で、
まるで空を舞うように、
フワフワと泳ぎました。

     森 淳一    「Laundry」  あとがきより
「自分を裏切らねえと思えるヤツは、そういるもんじゃない」   サリー
「彼といて、私は救われているの。
 私が彼に助けを求めたの」    水絵