チョウやガの仲間を鱗翅類(リンシルイ)といいます クリックで名前表示
世界では11万種以上います チョウと呼ばれているものは17800種
日本にはチョウは約243種います
大きな特徴は4枚の羽根のほとんどが色のついた鱗粉でおおわれていることです |

アゲハチョウ
65〜90ミリ
アゲハチョウ属
成虫は3月下旬から年5〜6回発生 上写真は春型
幼虫の食草はミカン科の植物やキハダ、サンショウ、カラスザンショウなどの野生種
平地や低山地に多い
ほとんどの場合幼虫の食草がある場所が生活圏になります
アゲハチョウ属は中型から大型の種類の一群です
幼虫の食草はミカン科 セリ科 クスノキ科で日本には10種います

夏型
春型よりおおきく羽根の縁の黒い帯は太くなる
メスは地色がにごった黄色で後ろ羽根に春型と同じ橙色の紋がある
オスには後ろ羽根の前縁に黒い紋がでる(写真ではわからない) |

キアゲハ
70〜90ミリ
アゲハチョウ科
成虫は3月〜10月の年3〜4回発生
幼虫はセリ科のセリ パセリ ニンジンなどが食草
平地から山地までの開けた草地に多く
山頂にいるオスはなわばりをつくり他のチョウが来ると追い払う
アゲハチョウに似るがこちらは前羽根基部に黒班がある
春型に比べ夏型は大きく特にメスは大きく黒っぽくなる
アザミやユリの花に集まり吸蜜 |

アオスジアゲハ
50〜60ミリ
アオスジアゲハ属
成虫は4月から年3回発生
幼虫の食草はクスノキ イヌガシなどクスノキ科の植物
ネギ ヤブカラシ トベラや公園や家庭に植えてある花で吸蜜
湿った場所で吸水もする
オス(右写真)は後羽根の内側に毛がある
水色の模様は羽化したときは淡黄緑色ですが次第に水色になる
飛び方は敏速
アオスジアゲハ属はたて長の羽根があり足も触覚も鱗粉におおわれています
幼虫の食草はモクレン科クスノキ科です
日本にはアオスジアゲハとミカドアゲハの2種います |

アサギマダラチョウ
100ミリ
マダラチョウ科
成虫は5月〜11月 年2回〜4回発生
幼虫の食草はキジョラン イケマ などのガガイモ科
前羽根は黒く後羽根は褐色で中央部には鱗プンのない白いところがある
体は黒と白のまだら
オスは後羽根に黒い模様(性標)がある
左写真ははっきりした模様がありますが不明瞭なもの方がおおい
右はメスで性標はなく羽根がオスに比べ広く丸みをおびている
このチョウは飛ぶ力が強く台風や季節風などに乗り渡りをする
国内では1200キロ移動した記録がある
マダラチョウ科は体は細くマダラ模様をしています
幼虫は毒草を食べて育つものが多く鳥などに襲われる事が少ないので
他の蝶が擬態のモデルにしていることが多い
飛ぶ力が非常に強く台風や季節風に乗り熱帯地方から日本にきます
日本で見つかっているマダラチョウは10種以上ですがこうしてきたものがおおい |

アカタテハ
55〜60ミリ
タテハチョウ科のヒオドシチョウ亜科
成虫は5月〜11月 年4〜5回発生
幼虫の食草はイラクサ ヤブマオな
赤と黒に白色の前羽根 濃褐色の後羽根 オスメスの違いはほとんどなし
平地でみられ樹液や各種の花で吸蜜
夕方活発にとびまわる習性がある
成虫で越冬
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ヒメアカタテハ
50ミリ
タテハチョウ科のヒオドシチョウ亜科
成虫は5月〜11月 年4〜5回発生
幼虫の食草はヨモギ ハハコグサなど
固体により濃淡の色の違があります
アカタテハとは後ろ羽根の色と模様がちがいます
他のチョウがあまり見られなくなる9月10月に多く
アカタテハと共に活発に飛ぶ姿が見られます
成虫で越冬
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ヒオドシチョウ
70ミリ
タテハチョウ科ヒオドシチョウ亜科
成虫は5月〜6月 年1回発生夏から冬は休眠し翌年の春現れる
幼虫の食草はケヤキ エノキなどのヤナギ類
前後羽根とも表面は鮮やかな朱色ですが裏は濃褐色の毛でおおわれる
オスはメスに比べ小さい一緒にいるとはっきりわかるほどの違いがある
模様は同じ
低山地の樹林地域にいてこのアデヤカサは必見の価値あり
クヌギなど樹液に集まることが多いが花にもくる
地上に降りていることもある
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イシガキチョウ
50ミリ
タテハチョウ科イシガキチョウ亜科
成虫は5月頃から年4〜5回発生
幼虫の食草はイヌビワ イチジク ガジュマルなど
体の地色は白から淡黄色でメスはオスに比べ白っぽく前羽根の先の黒い部分が少ない
渓流沿いから里山にも生息し羽根を開いて止まる
成虫で越冬 |

キタテハ
50〜55ミリ
タテハチョウ科ヒオドシチョウ亜科
成虫は5月頃から年4〜5回発生
上写真は夏型
幼虫の食草はカナムグラではいた糸で葉を会わせその中にいる
平地から山地の河原などが生活圏になる
クヌギ コナラなどの樹液 花 イチジクや柿などの腐った果実で吸汁

秋型
9月中ごろから秋型になり
地色が濃く鮮やかになり羽根の切れ込みも鋭くなる
羽根の裏にはC形の白い模様もはっきり見える
成虫で越冬
5月頃までの固体は前年の秋型です
左 中国山地11月 右 笠岡干拓10月
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ヒメキマダラヒカゲ
50〜55ミリ
ヒカゲチョウ亜科
成虫は年1回の発生 6月
幼虫の食草はタケ科のクマザサやスズタケなど
写真はオス
山地に生息し日陰を好む
オスには前羽根の脈に沿い黒色の性標がある
比婆山 古事記の道 6月
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カラスアゲハ
90〜110ミリ
アゲハチョウ科
成虫は4月〜9月の年2回発生
幼虫の食草はみかん科のコクサギ サンショウ キハダなど
オスの前羽根の後縁側にビロード状の毛がありメスは後羽根の赤い班紋がめだつ
平地から低山地の雑木林の木陰を好み
オスはに川沿いなどの一定のコースを行き来する蝶道があります
アザミ ツツジ クサギの花などで吸蜜
オスは水が染み出ているところで吸水することも多い(写真)
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クロアゲハ
80〜110ミリ
アゲハチョウ科
成虫は4月頃から年3回発生
幼虫の食草はみかん科のカラタチ サンショウなど
どこでも見られるといってもいいほどで街中の花壇にいたりする
左は事故にあっているオス
後ろ羽根にある前縁の白い帯は普通では見えない
右はメス 白い帯はなく赤い斑紋が入る

卵、幼虫、サナギそして成虫の蝶の姿になり
どれぐらい生きていられるのだろう
数週間?
写真の蝶
産卵もおわりもう動くことはない |

ミヤマカラスアゲハ
90〜130ミリ
アゲハチョウ科
成虫は4月〜8月の年2〜3回発生
幼虫はミカン科のキハダが食草
山里か少し奥に生息地がありオスは湿地や水辺で吸水する
メタリックのような光沢には目をみはる
山野峡 5月 |

モンキアゲハ
110〜140ミリ
アゲハチョウ属
成虫は5月〜年2回発生
幼虫の食草はキハダ ハマセンダンなどのみかん科の植物
平地から低山地に生息域がある
左はメス 後ろ羽根の赤い紋が目立つ 右オス 赤い紋はほとんどない(事故死) |
オナガアゲハ
90〜110ミリ
アゲハチョウ属
成虫は4月〜8月の年2回の発生
幼虫の食草はカラタチ サンショウなどのみかん科の植物
春型より夏型のほうがかなり大きい
オスは後ろ羽根の前に白い帯状模様があり
メスは後ろ羽根の赤い紋が目立つ
低山地の渓流沿いにいてアザミやツツジの花などで吸蜜 |

オオムラサキ
100〜120ミリ
タテハチョウ科 コムラサキ亜科
成虫は6月〜7月の年1回発生
幼虫の食草はエノキ
山地性でクヌギなどの樹液 熟した果実に集まる
羽根の裏の色彩は地域で白色や黄色と変化が多い
写真は大きい方がメス
この木の回りに7、8匹いつもいてオス達の争いや1匹のメスに数匹のオスがアタックしたり
生きる為のスズメバチとの樹液の取り合いをする
メスが近くを通るとバサバサ音がするほど
国チョウに指定されているが開発により樹林がなくなり数も激減している
帝釈峡
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コムラサキ
60〜70ミリ 写真はオス
タテハチョウ科 コムラサキ亜科
成虫は5月から9月の年3〜4回発生
幼虫の食草はカワヤナギ シダレヤナギなど
平地から低山地のヤナギがある川辺や公園 神社 お寺の境内などが居住域
樹液に集まりますが汚物や腐った果実にもくる
写真は1匹の同じチョウです
幻光色といって光の当たりかたで紫が見えなくなるマッタク見えなくなることもある
メスには無い
帝釈峡 7月 |

ルリタテハ
55〜65ミリ
タテハチョウ科 ヒオドシチョウ亜科
成虫は4月〜11月の年3〜4回発生
幼虫の食草はサルトリイバラやユリ科 ホトトギス類
平地から低山地に生息し街中でも見かける
クヌギやミズナラなどの樹液や花などでも吸蜜する
羽表は他のタテハチョウの赤と黒色と違いかなり目立つのですが
羽裏は枯葉などに溶け込んでしまいます
成虫で越冬します
右は3月 福山市 山手町で越冬したチョウです
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メスグロヒョウモン
70ミリ
タテハチョウ科ヒョウモンチョウ亜科
成虫は6月〜7月の年1回発生 夏には休眠し秋にまた活動する
幼虫の食草は各種スミレ
左オス 右メス
平地から山地の雑木林周辺に生息域がある
ヒョウモンチョウ亜科は日本に大型種が12種小型種が3種います
小型種は寒冷地に適応していて中国地方では山地に生息しています

メスの羽裏です
メスとオスは全くといっていいほど違います
メスはイチモンジチョウをかなり大きくしたような形と模様です
オスは7月中国山系比婆山 メスは10月沼隈町 |

ミドリヒョウモン
65〜70ミリ
ヒョウモンチョウ亜科
成虫は6月頃から年1回発生
幼虫の食草は各種のスミレ類
低山地から千メートル以上の高所まで生息域がある
寒冷地では7月頃から現れ暖地では夏に一時休眠し秋にまた活動する
左はオス オスには前羽根の表に3本の黒い筋が入る
後羽根裏は地色はみどりがかり銀色の3列のスジがある

中国地方と近畿地方にはメスで黒色化したものもいる 下写真

ウラギンヒョウモンと並んでアザミの蜜を吸っています
かなり黒い色です
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ツマグロヒョウモン
70ミリ
写真はオス 下写真はメス
成虫は4月〜11まで見られる
年数回発生しているらしいがはっきりしない
沖縄以南では年中見られる
幼虫の食草は各種のスミレ
他のヒョウモンチョウと違い暖地性とされるが
写真のツマグロは千メートル以上の山で見かけた 平地でも見る
山頂の草原にキアゲハにまじって飛びまわっている
後ろ羽根下部が黒く縁どられている
中国山地 竜王山 8月

メス 羽根の表裏
前羽根の表半分が黒く中に白帯がある
体内に有毒物質のあるカバマダラ(沖縄に生息)に擬態しているといわれる
沼隈町菅田 9月 |

ウラギンヒョウモン
65ミリ
成虫は5月下旬〜年1回発生
幼虫の食草は各種スミレ類
中国地方では山地性になる
明るい草原が生活場になります
見分ける方法は羽表でも分かるのもいますが羽裏を見るとだいたい違いがわかります
後ろ羽根の裏外側の銀色紋の内側に茶色の紋列がある
メスはオスに比べ大きく羽根の表の地色も暗色

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ウラギンスジヒョウモン
55〜65ミリ
タテハチョウ科 ヒョウモンチョウ亜科
成虫は6月頃から年1回発生真夏に休眠し秋にまた活動する
幼虫の食草は各種スミレ
オオウラギンスジヒョウモンとの区別は並んでいると少し大きいかなぐらいで
裏の模様も似ていてかなり難しい
どちらもメスの前羽根の先に明確に三角の白い模様がある
オスの裏にも三角の模様がうっすら見える
左 メス 右 オオウラギンスジヒョウモンのオス羽裏
低山地から山地の草原にいるがオオウラギンスジのほうがより山地性になる
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ウスバシロチョウ
60ミリ
アゲハチョウ科 ウスバシロチョウ属
成虫は4月頃から年1回の発生
幼虫の食草はケシ科のムラサキケマン エゾエンゴグサ
山里に入ったあたりの休耕田や果樹園などの林間の傾斜地にいて
太陽が隠れると活動をやめる習性がある
日本海側太平洋側の産地のちがいや同じ産地でも黒っぽいもの白っぽいものがある
ウスバシロチョウ属は幼虫は黒いイモムシのかたちで白い線や赤い斑紋があるものもいて
ケシ科やベンケイソウ科を食べサナギになります 日本には3種います
蝶によって飛び方はいろいろですが
この蝶は見ていて何かホッとする飛び方バタバタしない気持ちいい飛び方をする
ただ、止まり方はぎこちなくたまに草の間にドサッという感じに落ちて
登ってくるところは愛嬌か
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ヤマキマダラヒカゲ
60〜65ミリ
ジャノメチョウ科 ヒカゲチョウ亜科
成虫は5月春型と8月夏型の年2回発生
幼虫の食草はササ類
よく似たサトキマダラヒカゲ右写真との違いは
1)ヤマキマダラには前バネ裏一番上の球紋外に白い紋様がある
2)ヤマキマダラには後ろバネ裏の胴体側3個の球紋ずれている
3)ヤマキマダラは全体に色がはっきりしてサトキはあせている
4)前羽根の前縁はサトでは丸みがありヤマは直線的
5)生息域がサトは平地、低山地 ヤマは山地
双方が生息している所もある
写真のチョウで確認すると4以外はあてはまる
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