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学習発表会台本集
| 大きなかぶ | |
| ハンメルンの笛吹き | |
| 工事中 | |
| 工事中 | |
| 工事中工事中 |
108人の子供たち全員にせりふがあります。従って,原作を大切にしながら創作しています。
人数に応じて,せりふなどの変更をしてください。
<とうじょうじんぶつ>
おじいさん(1ばめん,2ばめん,3ばめん) 3人
おばあさん(1ばめん,2ばめん,3ばめん) 3人
まご1,まご2(1ばめん,2ばめん,3ばめん) 6人
いぬ2(2ばめん,3ばめん) 2人
ねこ3(2ばめん,3ばめん) 3人
にわとり4 (2ばめん,3ばめん) 4人
うさぎ5(2ばめん,3ばめん) 5人
ねずみ(3ばめん) 1人
子ども(3ばめん) 21人
かぶ4 (3ばめん) 5人
きんじょの人6 (1ばめん) 6人
ナレーター(1ばめん,2ばめん,3ばめん) 30人
おどりこ (3ばめん) 21人
<1ばめん>
「大きな かぶの うた 1ばん」(教育出版1年 教科書より)
ナレーター1 むかしむかしのおはなしです。
ナレーター2 おじいさんが かぶのたねをまいたって。
ナレーター3 「おおきな おおきな かぶに なれ。」
ナレーター4 「あまい あまい かぶに なれ。」
ナレーター5 すると どうでしょう。
ナレーター6 な,なんと びっくり。
ナレーター7 大きな 大きな
ナレーター8 とてつもなく 大きな かぶが できたってさ。
ナレーター9 さあ,どうなるのかな。 たのしみだね。
ナレーター10 それでは,おはなしの はじまり はじまり。
(まくあく)
(とおくから みている かんじで)
きんじょの人1 おおい,きょうも つかれたなあ。
きんじょの人2 ああ,はやく おうちにかえって やすみたいなあ。
きんじょの人3 あれ,あれはなんだ。
きんじょの人4 あれか? あれは かぶだ!
きんじょの人5 とても おおきな かぶだな。
きんじょの人6 ああ,とてつもなく 大きなかぶだ。
きんじょの人みんな 大きなかぶだ!!
おじいさん やあ,大きくなった 大きくなった。
こんなに 大きい かぶは はじめてだ。
はやく ぬいて もっていこう。
(おじいさん りょうてを かけて,ちから いっぱい かぶを ひっぱる。)
おじいさん うんとこしょ,どっこいしょ。(かぶは ぬけない)
ううん。これは てごわいぞ。ひとりでは だめだ。
よし,おばあさんを よんで こよう。(上手のほうにむかって)
おおい,おばあさん。
おばあさん おやまあ,おじいさん,なんですか。
おじいさん おばあさん,おばあさん,これをごらん。
おばあさん まあ,なんて 大きなかぶでしょう。
こんな大きなかぶは みたこともない。
おじいさん わしもだ。ひっぱっても ひっぱっても とても ひとりじゃ ぬけないんだ。
おばあさん こんなに 大きなかぶですもの。おじいさん,ひとりじゃ むりですよ。
おじいさん さあさあ,おばあさん,てつだっておくれ。
おばあさん てつだいますよ,てつだいますよ。どれどれ。(かぶをひっぱろうとする。)
おじいさん おばあさんは,うしろに まわって。
おばあさん はい,はい。(おじいさんのうしろに)
おじいさん さあ,ちからを あわせて ひっぱるぞ。せいの。
ふたり うんとこしょ,どっこいしょ。うんとこしょ,どっこいしょ。
おじいさん だめだ。ぬけない。もういちど やってみよう。
ふたり うんとこしょ,どっこいしょ。うんとこしょ,どっこいしょ。
おじいさん ああ,だめだ。ぜんぜん ぬけない。どうしよう。
おばあさん じゃ,ちょっと まってください。まごを よんできますから。
おじいさん うん,そうか。それは いいかんがえだ。よんできて おくれ。
おばあさん はい はい。そうします。
おおい,おまえたち ちょっと てつだっておくれ。
おばあさんは 上手のほうへ まごを よんでくる。
おばあさんは,まごを つれてくる。
まご1 まあ,なんて 大きなかぶなの。
まご2 こんな 大きなかぶは みたことない。
おじいさん さあさあ,ちからを かしてくれ。
おばあさん みんなで ちからを あわせれば きっとぬけるだろうよ。
まご1 うん,わかった。ぼくたちに まかせてよ。
まご2 みんなで ちからを あわせれば きっと だいじょうぶよ。
おじいさん それは たのもしい。よしよし。きっと ぬけるぞ。
さあ,ひっぱるぞ。みんな ならんで。(ぜんいん ならぶ)せいの。
みんな うんとこしょ,どっこいしょ。うんとこしょ,どっこいしょ。
まご1 だめだ。びくともしない。ぜんぜん ぬけないよ。
まご2 もういちど やってみようよ。こんどこそ ぬけるよ。
おじいさん よしよし。みんな ならんで おくれ。もういちど ひっぱるぞ。
おばあさん それじゃあ また ひっぱるよ。(ぜんいん ならぶ)
みんな うんとこしょ,どっこいしょ。うんとこしょ,どっこいしょ。
おじいさん だめだ! ぜんぜん ぬけない。
おばあさん どうしましょう。こまったわ。
みんな どうしよう。
<くらくなる>
<2ばめん>
ナレーター11 とても とても 大きなかぶ。
ナレーター12 おじいさんが ひっぱっても
ナレーター13 おばあさんが ひっぱっても
ナレーター14 まごが ひっぱっても
ナレーター15 かぶは びくとも うごきません。
ナレーター16 こまった こまった
ナレーター17 ほんとうに こまった
ナレーター18 おじいさんも おばあさんも まごたちも
ナレーター19 なにか いいほうほうがないか かんがえて います。
ナレーター20 さあ つづきを ごらんください。
大きなかぶのうた
おじいさん みんな なにか いいほうほうが あるかね。
おばあさん こんなに 大きなかぶだから。ううん。(ウッドブロック・トライアングル)
まご1 そうだ! いぬさんも よんでこよう。
まご2 おおい,いぬさん てつだっておくれ。(上手のほうにむかって)
いぬ1 ワンワンワン。これは 大きなかぶですね。
いぬ2 よしよし,ぼくらが てつだいましょう。
おじいさん みんなで ひっぱるんだ。さあ,ならんで おくれ。(みんな ならぶ)
おばあさん それじゃあいくよ。
みんな うんとこしょ,どっこいしょ。(間)うんとこしょ,どっこいしょ。
おじいさん だめだ! ぜんぜん ぬけない。
おばあさん どうしましょう。こまったわ。だれか ちからもちは いないかしら。
(ウッドブロック・トライアングル)
いぬ1 そうだ。ねこさんがいるよ。ねこさんをよんでこよう。
いぬ2 おおい,ねこさん。
ねこ1 ニャンニャンニャン。いぬさん,なんですか。
ねこ2 おや,大きなかぶですこと。
ねこ3 こんな 大きな かぶは みたことがない。
おじいさん ねこさんも このかぶを ひっぱっておくれ。
おばあさん わたしたちだけじゃ ぜんぜん ぬけないんだよ。
ねこ1 よし,わたしたちも てつだおう。
おじいさん さあ,みんな ならんで。(ぜんいん ならぶ)ちからを いれて。せいの。
みんな うんとこしょ,どっこいしょ。(間)うんとこしょ,どっこいしょ。
おばあさん よし,もう一かい。
みんな うんとこしょ,どっこいしょ。(間)うんとこしょ,どっこいしょ。
まご1 だめだ。ぜんぜん ぬけない。
まご2 だれか ちからもちは いないかな。(ウッドブロック・トライアングル)
ねこ2 そうだ。にわとりさんを よんでこよう。
ねこ3 おおい,にわとりさん。
にわとり1 コケコッコー。なんですか。ねこさん。
にわとり2 まあ,大きな かぶですこと。
にわとり3 こんなかぶは みたことがない。
まご1 じつは ひっぱっても ひっぱっても ぬけないんです。
まご2 わたしたちだけじゃ ぜんぜん ぬけないんです。
おばあさん どうか ちからを かしておくれ。
にわとり4 わかりました。ぼくたちが きたからには だいじょうぶ。
おじいさん よし,みんな ならんで。(ぜんいんならぶ)ちからを いれて。せいの。
みんな うんとこしょ,どっこいしょ。(間)うんとこしょ,どっこいしょ。
うんとこしょ,どっこいしょ。(間)うんとこしょ,どっこいしょ。
にわとり1 はあ,ぜんぜん ぬけないや。
にわとり2 わたしは もう つかれちゃった。
にわとり3 だれか ちからもちは いないかな。(ウッドブロック・トライアングル)
にわとり4 そうだ。うさぎさんを よんでこよう。
にわとり1 おおい,うさぎさん。
うさぎ1 ピョンピョンピョン。はあい,なんですか。にわとりさん。
うさぎ2 まあ,なんて 大きな かぶですこと。
うさぎ3 こんなに 大きなかぶは みたことがないですよ。
まご1 じつは ひっぱっても ひっぱっても ぬけないんです。
まご2 どうか うさぎさんも てつだってください。
うさぎ4 わかりました。
うさぎ5 そういうことなら おやすいごようで。
おじいさん よし,みんな ならんで。(ぜんいん ならぶ)せいの。
みんな うんとこしょ,どっこいしょ。(間)うんとこしょ,どっこいしょ。
うんとこしょ,どっこいしょ。(間)うんとこしょ,どっこいしょ。
うんとこしょ,どっこいしょ。(間)うんとこしょ,どっこいしょ。
うんとこしょ,どっこいしょ。(間)うんとこしょ,どっこいしょ。
おばあさん ああ,こりゃ むりだ。ぜんぜん ぬけないわい。
うさぎ4 だれか,ちからもちは いないかな。(ウッドブロック・トライアングル)
うさぎ5 そうだ! ねずみさんが いるよ。
みんな ねずみさん?(大きなこえで)
うさぎ6 むりむり。ねずみさんが てつだったって。
うさぎ1 そうそう。こんな大きなかぶは。
うさぎ2 ぬけないよ。
みんな こまったなあ。(大きなこえで)
<くらくなる>
<3ばめん>
ナレーター21 大きな 大きな 大きな かぶ
ナレーター22 おじいさんが ひっぱっても
ナレーター23 おばあさんが ひっぱっても
ナレーター24 まごが ひっぱっても
ナレーター25 いぬさんや ねこさんや
ナレーター26 にわとりさんや うさぎさんが ひっぱっても
ナレーター27 まだ まだ まだ まだ ぬけません。
ナレーター28 こまった こまった おじいさん
ナレーター29 こまつた こまった おばあさん
ナレーター30 こまった こまった どうしよう
「大きなかぶのうた」
中まく あく
(みんなこまっている。つかれた ようす。)
(こども ステージ上の だいに。)
こども1 おや,あれは なんだ。
こども2 あの 大きな ものかい?
こども3 かぶだよ。
こども4 あんな 大きなかぶ はじめて みたよ。
こども5 おや,あそこに ひとが いる。きっと かぶを ぬいて いるんだ。
こども6 おおい,みなさん。
こども7 かぶが ぬけなくて たいへんですね。
おじいさん おお。みんなも てつだって くれないか。
こども8 てつだって あげたいけど。
こども9 ぼくたちの まえに かわがあって そっちへ わたれないんだ。
こども10 だから おおきな こえで おうえん するよ。
こども11 ふれー! ふれー! おじいさん。
こどもぜんいん ふれっ! ふれっ! おじいさん。ふれっ! ふれっ! おじいさん。
おじいさん おお,なんだか。げんきがでてきた。もういちど やって みようかな。
こども12 それじゃあ,みんなも げんきに なるように。
こども13 おどりを みてね。
おどりこ1 わたしたちは おどりこ。
おどりこ2 わたしたちの おどりを みると。
おどりこ3 みんな げんきが でちゃう。
おどりこ4 ふしぎな ふしぎな おどりこです。
おどりこ5 さあ,みなさん,どうぞ ごらんください。
おどり(ステージ下 ひなだんに)
おどりこ6 いかがでしょう。
おどりこ7 わたしたちの おどり。
おどりこ8 げんきが でましたか。
おばあさん ああ,わたしも げんきが でてきた。よし もういちど がんばろう。
おどりこ9 それじゃあ。もっと げんきが でるように。
おどりこ10 わたしたちが おまじないを かけましょう。
おどりこ11 さあ,みなさん。こちらを。
おどりこ12 ちちんぷいぷい。おまごさん。
まごふたり ああ,げんきが でてきた。
おどりこ13 ちちんぷいぷい。いぬさん。
いぬたち おや,げんきに なったぞ。
おどりこ14 ちちんぷいぷい。ねこさん。
ねこたち うん。げんきになった。これなら ひっぱれそうだ。
おどりこ15 ちちんぷいぷい。にわとりさん,うさぎさん。
にわとり・うさぎ わあい。げんきに なった。また がんばろう。
こども14 みなさん,げんきに なって よかったね。
こども15 さあさあ,かぶを ひっぱりましょう。
こども16 みんなで かぶを ひっぱれば。
こども17 きっと ぬけて。
こども18 あまい あまい かぶを。
こども19 たべられます。
こども20 さあ,みなさん,がんばって ください。
おじいさん ようし,また ひっぱろうじゃ ないか。
さあ,みんな ならんで。(ぜんいん ならぶ)せいの。
みんな うんとこしょ,どっこいしょ。(間)うんとこしょ,どっこいしょ。
おばあさん (げんきな こえで)もういちど。
みんな うんとこしょ,どっこいしょ。(間)うんとこしょ,どっこいしょ。
ねずみ おやおや,みなさん。どうしたのですか。
まご1 大きな かぶが ぬけないんですよ。
まご2 でも,ねずみさんの ちからじゃ むりむり。
おばあさん ねずみさんが てつだっても こんなに 大きな かぶは ぬけないよ。
ねずみ でも,いないよりは ましでしょう。わたしも ひっぱりますよ。
こども21 そうだよ。ねずみさんの いう とおり。
こども1 ねずみさんにも てつだって もらおうよ。
こども2 ねずみさん どうか よろしくおねがいします。
おじいさん そうか。そんなに いうなら ねずみさん たのむよ。さあ,もういちど ちょうせんだ。
みんな ようし。がんばろう。
みんな うんとこしょ,どっこいしょ。(間)うんとこしょ,どっこいしょ。
うんとこしょ,どっこいしょ。(間)うんとこしょ,どっこいしょ。
うんとこしょ,どっこいしょ。(間)うんとこしょ,どっこいしょ。
(かぶ すこしずつ うごく)
うんとこしょ,どっこいしょ。(間)うんとこしょ,どっこいしょ。
(かぶ すこしずつ うごく)
うんとこしょ,どっこいしょ。(間)うんとこしょ,どっこい
(かぶ ぬける)
みんな やったあ。ぬけた。(げんきいっぱいに よろこんで)
こどもぜんいん みなさん,よかったね。おめでとう。(はくしゅ)
かぶ1 ああ,おひさまが まぶしいや。
かぶ2 ああ,ようやく ぬけたね。
かぶ3 あまり 大きく なりすぎて ぬいて くれるか しんぱいだったんだ。
かぶ4 どうぞ わたしたちを おたべ ください。
かぶ5 わたしは あまい あまい かぶですよ。
おじいさん ねずみさんや,ありがとう。
おぱあさん これも ねずみさんの おかげだ。
ねずみ いえいえ。とんでもない。みんなが ちからを あわせてからです。
まご1 ねずみさん ごめんね。
まご2 ちからが ないって さいしょから きめていて。
ねずみ いえいえ。おやくに たてて うれしいです。でも,おどりこさんたちも
おせわに なりましたよ。
まご1 さあ,おどりこさんも でておいで。
おどりこ16 わたしたちの おどりも。
おどりこ17 やくだって うれしいわ。
おどりこ18 おじいさん,おばあさん。
おどりこ19 そして,みなさん。
おどりこ20 かぶが ぬけて よかつたね。
おどりこみんな よかったね。
おじいさん さあさあ,かぶが ぬけた おいわいだ。
おばあさん みんなで うたを うたいましょう。
まご2 みんな でておいで。
ぜんいんでて さいごの うた「おとのマーチ」
大道具
かぶ・・・・・下手に置きました。
運動会に使う大玉を使いました。
上には,緑色の画用紙で葉っぱをつけました。
また,かぶの子どもたちを隠して,ぬけたところで舞台に出すようにしました。
木・・・・・・・上手に置きました。
配役
市長 2
ふえふき1
ねずみ 8
議員 8
市民 10 (おかみさん2人,おじさんもふくむ)
子ども 7
コール隊6 (オルガン2 大道具・照明4)
ねこ 3 (大道具・照明3)
プロローグ
オープニングの音楽
コール1 ねえ,見てよ。見て。
コール2 きれいな星だなあ。
コール3 地球って 言うんでしょう。
コール4 あっ,あそこで お祭やっている。
コール5 ねえ,ねえ,こっちは こーんなに おいしい おにぎり 食べているよ。
コール6 あれ,あれ,むこうを見てよ。
全員 えっ。
コール1 なんだか,ようすがへんだよね。
コール2 うん。本当だ。
コール3 みんな大さわぎして,ぷんぷん,ぷんぷん おこってる。
コール4 何があったのかな
コール5 そうだ。いいこと思いついた。
コール6 ちょっと,あの町に行ってみようか。
全員 そうだ,行ってみよう。
第一まく ある町の人の家
暗い音楽。
まくの中で,物がたおれたり,こわれたりする音。
ねずみを追いまわす音。
さわぎが おさまった ところで ,まく(どんちょう)が開く。
子供1 ギャー! ねずみ!
子供2 また でたあ。ねずみ−。おかあさあん,たすけて−。
市民(おかみさん1) まてー。こら,まてー。待て! 待て!(ほうきを持って 走っていく。)
市民(おかみさん1) ああ,はらがたつ。よし,市長にうったえてやる。
市民(おかみさん2) ちきしょう。また,にげられた。なんてすばしっこい,ねずみなんだろうね。
子供3 ママ,ぼくのシャツ,こんなにかじられた。
子供4 ぼくの本もこんなにぼろぼろになってしまったよ。
市民(おかみさん2) まったくいまいましい,ねずみだよ。
子供4 ねえ,ママ。もうどこかへひっこそうよ。よし,市長にもんくを言ってやる。
市民(おじさん1) このやろう。どこへ行きやがった。
市民(おじさん2) 全くはらがたつったら,ありゃしない。
市民(おじさん1) おれはもう三日もねていないんだぞ。
市民(おじさん2) おれは家をぜんぶかじられたんだぜ。
おじさんみんな あああ,はらがたつ。よし,市長にもんくを言ってやる。
(暗転)・音楽
音楽(ねずみ) ダンサーズ
「ねずみの歌」
出てこい 出てこい 仲間達
おれたちゃ ハンメルンの ねずみ様
ギャハハ ギャハハ ギャハハのハ
手当たりしだい 食いあらせ おお
犬でも ねこでも こわくない
ここは ねずみの 天国さ
ギャハハ ギャハハ ギャハハのハ
おれたちゃ ハンメルンの ねずみ様
ねこ1 やいやい,うるさいぞ。
ねこ2 おれたちゃ,つよーい,あばれねこさまだ。
ねこ3 ねずみたいじに,きてやった。
ねこ1 もうおしまいさ,かくごしろ。
ねこ1〜3 さあ,この町からとっとと出て行け。
音楽(ねこ) 「ねこたちのうた」
ギャーオ!ニャーオ!こわくはないか!
どらねこ わるねこ あばれねこ
力じまんの あばれんぼう
ねずみたいじは お手のもの
ギャーオ!ニャーオ!この声聞けば
どんな ねずみも ふるえ出す
するどいこのつめ このきばで
かたっぱしから やったける
〈ギャーオ!ニャーオ!かくごしろ〉
ねずみ1 おやおや,いせいのいいこと。
ねずみ2 おれたちの実力を知らないな。
(ねずみたちみんなで笑う)
ねこ3 何を言う おれたちの 力があれば
ねずみ3 なあに たった ねこ3びきで
ねずみ4 おれたちに かなうとでも 思っているのかい。
(ねずみたちみんなで笑う)
ねずみ5 それじゃあ 強いねこさんよ。
ねずみ6 おれたちと やってみようかい。
ねこ1 何を このねずみたちめ それ みんなでかかれ。
ねずみとねこ 戦う。
少ないねこが負けた! ねずみたち,いばって,引き上げる。
ねずみ7 口ほどにもないねこたちだ。
ねずみ8 おれたちが ハンメルンで一番強いのさ。
ねこ2 あいたたた・・・・まいった まいった,こうさんだ。
ねこ3 なんと強いねずみだろう。
音楽(ねこ)
あいたたたった まいったな
ここのねずみの強いこと
さすがのおれたちも お手あげだ
あいたたたった ああいたい
ねこがねずみに まけるとは
ニャンともはずかしや なさけなや
ねこたち がっくりしているうちに(暗転)
第2まく 町の広場
ぶたいが明るくなると 市役所の広場で,たくさんの市民たちが市長や議員たちをかこんで
さわいでいる。
市民1 市長,ねずみたいじはどうした。
市民2 一日も早く何とかしてよ! 商売ができないのよ。
市民3 議員も議員だ。何もできないのか。
市民4 そうだ,そうだ,早く何とかしろ!
みんな,おこって市長や議員につめよる。
市長 ま,待ってくれ みなさん。わしも いろいろと 手をつくしてきた。何しろ,ものすごい
ねずみで・・・・。
議員1 われわれ議員も,もうお手あげです。
市民4 何よ。もうそんな言いわけは聞きあきたわ。
また口々に市長を責めたてる。
市長 みんな,もうこのハンメルンの町を出ていくしかない。
市民5 えっ,そんなかんたんにいくものか。
市民6 行くところがないわ。どうしてくれるの。
市民全員 そうだ,そうだ!
市長 ああ こまったなあ。ねこもだめ,薬もだめ,みんなだめだ。
ああ どうしよう。
「市長の歌」
こまった こまった どうしよう
何千 何万 何十万
数え切れない ねずみたち
どんどん増えて 大あばれ
これじゃ 町が ぜんめつだ
こまった こまった どうしよう
みんな,元気なく頭をかかえてしまう。
上手から,旅の笛吹きが,歌いながらあらわれる。
「笛吹きの歌」
わたしは たびびと
まほうの 笛吹き
ハンメルンの うわさを 聞いてきた
ねずみたいじは お手のもの
もうだいじょうぶ まかせなさい
どんなにねずみが いようとも
わたしが たいじ いたしましょう
笛吹き 市長さん,はじめまして。私が ねずみを すべて たいじしてあげますよ。
議員1 えっ,本当ですか? なんてありがたい。
議員2 ねずみをすべてですって。こりゃあ すごいや。
議員3 市長,やらせてみましょうか。
議員4 でも,本当かどうか あやしいものだ。
議員5 でも・・・。市長,どうです。
市長 そうだな。やらせてみるか。おい,笛吹き。では たのむぞ。
笛吹き はい,かしこまりました。で,お礼の方は?
市長 この町のたからものをあげよう。ただし,ねずみが一ぴきでも残っていたら,わたさないぞ。
笛吹き わかりました。約束しましたよ。
市長 おう,ハンメルンの市長,うそつかない。
笛吹き では,たからもののご用意を・・・・,今夜さっそく取りかかりますから。
(暗転)
第三まく 町の広場
静かな笛の音でまくが開く
ねずみたちが 集まり おどり出す
やがて 笛吹きは 歩き出す
ねずみたちは,おどりながら その後にしたがう
ぶたいを まわって ぞろぞろ 入っていく。笛の音,しだいに遠のく。
上手から市長,議員たちがそっと出てくる。
下手をうかがう。
議員6 すごい,まったくすごい!
議員7 きせきだ! 何てことだ。
議員8 ねずみが いなくなった。
市民たちが,数人,下手から走ってくる。
市民7 やった! 市長さん,ねずみがぜんめつです!
市民8 ウェーゼル川にみんな入って!
市長 えっ! ほ,本当か?
市民9 はい,一びき残らず・・・おぼれました。
市長 それはよかった! やれやれ,これで一安心だ。
市民たちといっしょに喜び合う
「ブラボーTの歌」(曲5)
ブラボー ブラボー ああ うれしい
ねずみは ぜんめつ もう 安心
ハンメルンの町に 春が来た
ブラボー ブラボー よかったね
市民10 さあ,おいわいだ,かんぱいだ!
市民1 みんな,今夜は,おどり明かそう!
市民みんな さんせい! ブラボー! かんぱいだ。
市民2 市長さん,町の広場にどうぞ。
市民3 したくをして待っていますから。
市民たち ブラボーの歌を歌いながら上手に入る。
議員1 ところで,市長どうします?
市長 何が?
議員2 たから物ですよ。
市長 おお,そうだったな。
議員3 たから物なんてありませんよ。
議員4・5 どうします? 市長。
市長 なに,心配するな。わしにいい考えがある。・・・・・しょくん,ちょっと お耳を・・・。
(議員たちに耳打ちをする。)
議員6 な,なあるほど。うん,さすがは市長だ。
議員7 すばらしいたから物を用意しておきましょう。
議員たち笑いあう。下手から笛吹きが来る。
笛吹き ねずみたいじはおわりました。では,おやくそくのお金をください。
市長 なんだって? なにが おやくそくだ。わしは,なにもやくそくなんかしていないぞ。
笛吹き ねずみをたいじしてあげたのですよ。ちゃんと・・・・。
市長 おい,こぞう! だれもそんなことをお前にたのんでいないぞ。
笛吹き えっ?
議員8 お前,ねぼけているんだろう。顔をあらっておいで。
議員1 この町には,もともとねずみなんかおらんのだ。
議員2 へんなことをいうとけいさつをよぶぞ。
議員3 さあ,とっとと 出ていけ!
議員みんな 出て行け 出て行け!
笛吹き わかった! なんて きたないんだ。
議員4 なんだと!
笛吹き 市長! あんたもどぶねずみそっくりだ!
市長 どぶねずみだと! ぶ,ぶ,ぶれいな。
笛吹き このわたしをおこらせたら,どういうことになるか。
笛吹き 下手に 入る
議員5 あはははは,市長,うまくいきましたな。
市長 あとで こうかい するなよ だってさ。わっはははは。
議員6 さあ,みんなで ねずみのいなくなったお祝だ,さあ 広場へ
市長たち 「ブラボーの歌」を歌いながら上手に入る (暗転)
第4まく 町の広場
朝の音楽。
明るくなる。
音楽にかわって,下手から笛の音が近づいてくる。
やがて,おおぜいの子供たちが,うかれて,おどりながら,笛吹きの後から。
ぞろぞろとついてくる。
ぶたいを回って,上手に入って行く。
その後からも おおぜいの子どもたちが続いていく。楽しそうに・・・。
笛の音が遠ざかる。
数人の市民たちが下手から走ってくる。
市民4 おおい,ニコラウス,どこにいるんだ!おおい,ニコラウス。
市民5 わたしのかわいいジュリア,どこ! どこにいるの?
市民6 子どもたちよ,どこに行ってしまったんだい?
市民7 た,たいへんだ!あれを見ろ! あの山のふもとを。
流れ星
市民8 なんだ,あれは? 空から船がおりてくるぞ。
親たち,おどろいて,おかの上から上手を見る。
<暗転>
明るくなる。
笛吹きを先頭に子どもたちがリズムに合わせて楽しそうに行進してくる。
遠くからわが子を呼ぶ親の声が聞こえてくる。
一人の子供が ふと足を止める。
子ども1 あっ お母さんだ。お母さんの声が聞こえる。
笛吹き どうしたんだい。さあ,すばらしい世界がきみを待っているよ。
ぼくといっしょにうちゅうのたびにでかけよう。
子ども1 ぼく行かない。
子ども2 どうして? いっしょに行こうよ。
子ども3 さあ,行こう。
子ども4 行こう。
子ども1 首を強くふる。
子ども5 なんだ! わからずや!
子ども6 いいさ,こんなやつ,もう知らない。
子ども7,笛吹きのうでをとり
子ども7 さあ,早くぼくたちをすばらしい世界に連れていってよ。
子ども1 うちゅうって,どんなところなんだろう。
子ども3 わくわくするなあ。
子ども4 早くつれてって。
子ども5 早く,早く。
−6−
遠くからわが子の名前をよぶ親の声が聞こえてくる。
子ども6 ねえ,みんなには,あの悲しそうな声が聞こえないの?
子ども7 本当だ。聞こえるよ。耳をすませてごらん。
子ども1 あっ お母さんの声!
子ども2 お父さんの声も聞こえるよ。
こども3 とっても 心配しているみたいだなあ。
子ども4 わたし,おうちに帰りたくなってきたなあ。
笛吹き きみたちは,みんなぼくといっしょにうちゅうにでかけるんだ。
さいみんじゅつにかかったように子供たちは歩き出す。
大人たちが息を切らせて登場
市長 待て! 子どもたちをどこへつれていくんだ。
市民9 勝手なことはゆるさん。
市民10 ゆうかいざいで たいほずるぞ。
らいめい→打楽器
笛吹き きみたちは ぼくとの約そくをやぶった。
だから,ぼくたちは きみたちの 大切なもの・・・子どもたちをもらっていくよ。
議員7 待て,約そくをやぶったのはたしかに悪かった。
議員8 しかし,これとそれとは。
らいめい→打楽器
笛吹き 子どもたちをつれて立ち去ろうとする。
市民1 待ってください。子どもたちは,わたしたちのたからものです。つれていかないで!
市民2 そうだ,子どもはこの町のみんなのたからだ!
議員1 どうしてもつれて行くというなら,かわりに,わしをつれていってくれ。
市民3 どうか,子どもを返してください。
らいめい→打楽器
笛吹き わかったよ。約そくをやぶったことは許してあげよう。
子どもたちは,帰してあげるよ。きみたちのたからものを大切に育てるんだよ。
笛吹き立ちさろうとする
議員2 待ってください。きみもこの町でいっしょにくらしませんか。
笛吹き でも ぼくは 。きみたちのたからものをとりあげようとしたんだよ。
市長 なに,おたがいさまさ。わしらは,今日から友達になろうじゃないか。
上手と下手から 笛吹きのまわりにおおぜいの市民が集まってくる。