多くの場合は面付けの問題である。

打抜加工費用は抜型製作代+打抜加工代から構成される。
一般的には型代と通し枚数(加工用紙枚数)×通し単価で算出する。(一部内域ではセット代という項目も設定しているようである)
決まった用紙の中にできるだけ多面付けで印刷したほうが印刷枚数つまり用紙枚数が少なくて済むので、多くの印刷物はそうした考えに基づいて印刷する。なぜなら通常印刷費用比べて用紙の値段が高いからである。
打抜加工代はそうではないケースがよくあるので、注意しなければならない。ポイントは抜型である。

抜型代は打抜加工面積ではなくその内容(複雑さ)によって決定される。
1mの直線の切刃1本の抜型よりも、曲がりくねった10cmの切れ刃の抜型の方が、はるかに製作費がかかるのである。
だから、必ずしも多面付けで印刷して抜型代のコストを上げてしまうよりも用紙、印刷代を無駄にしても抜型を多面付けにせずに安く作った方が、トータルコストを下げることができるのである。1面の抜型の内容によってトータルコストがどちらが安くなるか変わるので、必ず事前に型代の見積りを取ることをお勧めする。

また抜型はほとんどの場合直線の刃物を形状に曲げて作るために、刃物がひずみ必ず抜きムラが発生する。型の内容が複雑であればあるほどそのムラが多く出現しその抜きムラを取り去るためにすべて手作業で、刃物の高さの調整をするのである。
複雑な型であればあるほど実際に打抜作業に入る前の前準備に時間がかかり、抜き単価が高くなる。

簡単な型での抜き作業は単色刷り、複雑な型は、多色刷りを行なっているのと同じと考えれば分かりやすい。

この二つのコスト要因を十分に考慮せずに、用紙コスト・印刷コストだけを優先して印刷されることが多く、結果的に無駄な費用をかけたり、トラブルを発生させるケースが多いので、打抜加工がある場合は、デザインや印刷前に事前に相談されることをお勧めする。

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