赤岩岳・赤沢山・樅沢岳

日  時   平成12年10月6日(金)〜9日(月)
場  所   北アルプス
参加者  木村正人・木村貴子
コースタイム  6日
伊豆高原ー沢渡
 18:00    23:00
       7日
 沢渡ー上高地〜横尾 〜〜ババ平〜〜分岐 〜水俣股乗越〜西岳〜赤沢山〜西岳
 5:40  6:10-40  9:00-10  11:00-30  11:50  13:00      14:20 15:30-40 16:20
       8日 
 テント場〜赤岩岳〜〜テント場〜〜肩小屋〜頂上〜〜〜肩の小屋〜樅岳〜双六岳〜〜鏡平テント
 5 :30   6:00-10  6:30-40  10:00-10 10:30-40  11:00-40  14:50  15:10-30  16:45
       9日
 テント場〜わさび小屋〜新穂高温泉
 6:10   8:35       10:00
                                                           報告  木村貴子
 昨年8月、北鎌尾根の帰りに計画していたが、天気が悪く、断念した赤沢山と赤岩岳に再挑戦。紅葉の季節なので、期待に胸が膨らむ
   6日 〜7日(快晴) 
 沢渡の駐車場にテントを張る。車の騒音が耳につき、睡眠不足で朝を迎える。   
 
 5時40分のバスに乗り上高地へ。こんなに朝早くから人で賑わっているのを見て、上高地の人気の程を改めて知る。
 ハイカーや登山者で、横尾までは渋滞気味。横尾を過ぎると皆どこへ行ってしまったのかと思う程少なくなった。槍沢ロッジを過ぎババ平に出て、やっと槍ヶ岳が現れた。天気は最高で、青空を突き刺すように槍の穂先が凛としている。 紅葉も素晴らしく、赤や黄色で山を染めている。私達がこれから登る赤沢山が目の前にそびえ、 荒々しい岩峰の山と知る。

 ババ平を過ぎ、 水俣乗越分岐から急斜面を登る。背中のザックの重さが肩にきつく、足取りが遅くなる。時々見上げると、 黄葉が美しい。こんなに綺麗な中を歩いているんだと大満足。でも地面ばかり見ていることが多い。やっとのことで水俣乗越に着く。

                  

 西岳ヒュッテに15時前に着く。時間もあるので、計画を変更し、 コースタイムの長い赤沢山に登ることにする。

テントを設営し、 身軽で出発。テント場から直ぐの所が平らな広場になっていて、周囲はハイ松が生い茂っていた。昨年同様、登山口をあちこち探すが解らない。夫の事前調査で、 人はあまり入っていないが、 道はあると聞いているのであるはずである。今日は天気もよく目指す山は見えていて、方向が解るので探せばきっとあるはずだ。

 大きな岩の傍に行くと、 そこを下りていけば良いと解った。ハイ松の中を分け入るように降り、更にかなりの急斜面を藪こぎ状態で進む。途中からテープの印も出てきたが、 うっかり見逃すと、 降りれないような所に出たりした。一端下り、 狭い尾根を進み、 登り返す。踏み跡がしっかりしていない荒れた道なので、ハイ松を踏みつけて歩いた。山頂に40分位で着く。昨年の無念の思いが叶い感激する。槍ヶ岳、穂高連邦が目の前に素晴らしい。

                 

                       赤沢山山頂  2670m

 テント場に戻ると、槍ヶ岳に落ちる夕日を背に、ブロッケン現象が見られ、また感激。テントも4張りと少ない。
 静かな夜で常念岳の美しいシルエットとその先に見える町の灯りの美しさに見惚れ眠りに着く。

    8日 (晴れ)
 4時に起床。槍岳山荘の灯りが目に入る。赤岩岳を目指し大天井岳方面に向かう。
 
 縦走路より離れ、コースタイムとそのあたりで一番高い山に登る。地図を広げ、周りの景色から判断し、 標識もないが赤岩岳山頂に間違いないと納得する。

 北鎌尾根を目の前にし1年前の事が思い出され、 天狗の腰掛はあれで、独標、北鎌平はあそこだなどと話す。

     

 テント場に戻り、槍ガ岳に向かう。 槍沢から小屋に向かって人の行列ができている。穂先も目指す人できっと渋滞することだろう。肩の小屋の広場は人で大賑わい。

 ザックを置き穂先に向かう。良い具合に人が少なく、順調に登る。狭い山頂はすでに20人位の人で埋め尽くされていた。天気も良く、後立山連邦、穂高連邦と素晴らしい。

                   

 初めて登ったときはガスの中。2回目は真っ暗な中。3回目でやっと頂上からの景色が見られた。夫は昨年の北鎌尾根縦走を懐かしみ、山頂から下に降り、その方向を覗いていた。私もあの時は暗い中を良く登り、頂上に着いた時、 安心した事は今だに忘れられず脳裏に焼きついている。 

 早々に下山し、昼食を済ませ、西鎌尾根を目指す。滑りやすい道なので、足元に注意しながら歩く。左側に飛騨沢が広がり、右側の千丈沢の紅葉が色鮮やかな美しいじゅうたんのように広がっていた。また、荒涼とした硫黄岳が妙に目立つ。いくつかのアップダウンを繰り返し二重山稜の稜線を過ぎ、目的の一つである樅沢岳に着く。

                 

 丸い大きな双六岳が目の前に迫る。双六小屋に着き、明日の天気予報を聞くと、今夜から雨と言われ、時間も早いので、鏡平に向かうことにする。
 
 鏡平小屋はテント場がないので、 適当な所を見つけなければならない。途中で出会った人に聞いたりもした。 結局、小屋から10分位手前の所に張ることができた。 

 鏡平周辺の紅葉は特に素晴らしく、 見ごたえがありました。

    9日(小雨)
 小雨の中、 黄葉を満喫しながら下山。

 新穂高温泉のお風呂で汗を流し、 バスで沢渡に向かい、 車に乗り換え帰路に着く。

 天候に恵まれて、目的の三山に登れ、 東鎌から西鎌尾根を縦走し、最盛期の紅葉を見ることもでき、 大満足の山行でした。