家族で鳳凰三山にチャレンジ

日  時  平成7年8月1〜3日
場  所  南アルプス
参加者  木村正人・木村貴子・木村崇
コースタイム  1日  八幡野−−−甲府−−−夜叉神峠登山口・P(夜叉神の森泊)
           15:45         20:30
       2日  夜叉神峠登山口−夜叉神峠−杖立峠−苺平−南御室小屋−砂払岳−ーーー薬師小屋
           5:25          6:10朝食  8:00   9:10  9:30-10:00  11:15-11:50   12:00 
       3日  小屋−薬師岳−観音岳−地蔵岳−−白鳳峠−広河原−夜叉神峠登山口−芦安ー伊豆高原
           4:35  4:45-00 5:25-40 6:40-7:35  9:15  11:05-00 12:43      13:20-14:30 19:30
                                                          報告  木村貴子

 登山に興味を持ち始めた私は、高山にあこがれ初心者入門コ−スの、鳳凰三山縦走に、家族で挑戦しようと話しかけ、8月1〜3日に計画を立てました。梅雨明け一週間、天候が1番安定している時期を選びました。

  1日
 午後3時45分、仕事から帰って出発しました。天気は梅雨明け以来、毎日好天気、暑い夏です。
甲府に7時頃着き、夜叉神峠登山口までは、バスでも1時間とされているので、予定通りに行けるだろうと思っていました。暗い中初めての町はわかりにくく、夕飯にする食品を買うのに、コンビニを探していたところ、芦安町に入った時はもうおそかりしでした。パンやカップラ−メンを小さな店で買い、温泉街を後にしました。ここからが大変でした。くねくねした道路をくり返しくり返し、同じ様なところを走りました。間違ってもいないようなのに、対向車にも会わないので、心配で長い道のりでした。
 何とか8時30分に到着。駐車場には車が何台かありましたが、泊まり客は私達3人だけで宿は貸切でした。布団をかけて寝る。涼しい、チョット寒い温度でした。

  2日
 4時30分に目をさまし、5時25分登山口に立ちました。登山届けもしっかり記入し、夜叉神峠登山口を後にしました。夜叉神峠からの白根三山は、素晴らしいパノラマでした北岳頂上付近は、雲におおわれていました。休憩者が何人もいたので、写真をお願いしました。
 小屋の若い娘さんが「ラジオ体操しましょう」と言われ、準備運動の為にすると体がほぐれ、とてもいい気持ちでした。ありがとうございます。峠から杖立峠、苺平と長い長い単調な登りでした。ガイドブックの時間より、かなり早い歩き方でした。南御室小屋えは、暗い樹林の中の下りでした。

 南御室小屋には9時30分に着き、30分位の休息を取り、おいしいコ−ヒ−を飲めるとの期待ははずれました。(小屋の兄さんが忙しい為)小屋を登り始めると、白い砂や岩が目立ってきました。45分位で尾根に出てビックリ、視界もパット開け、真白な砂地・大きな岩・花崗岩の山なのです。岩の上を、登って行くと砂払岳。ここでゆっくり昼食を取ることにしました。海岸の大きな岩の様です。手足を伸ばし、日本庭園の様な景色、白根三山と空の青さを、満喫しました。

                    

 小屋はすぐ真下、シャクナゲがはうようにして咲いていました。ここではピンクでしたが、ほとんど黄色で素朴な花でした。宿泊手続きをし、時間がまだ早いので、観音岳・オベリスクの方にいってみようと、歩き始めました。でも雲の様子が変わってきて、雨の気配がし、3人で言い争うような話をしながら、やっぱり断念しました。良かったと思います。その後雨になりました。(単独行動は心配をかけるので、許されませんヨ!!!おとうさん)

 引き返してからは、小屋泊りの人達と初対面にもかかわらず、共通の話題があるせいかぺちゃくちゃ楽しい時を過ごしました。ビ−ルもおいしく、疲れているせいかキキメがイイ。白根三山に沈む夕日をみようと、皆で外に出ました。外は寒く、まだかまだかとシャッタ−チャンスを待ちました。(いい写真が撮れていました)

 夕飯を済ませ8時に消灯、疲れているので早く眠りたいのに、あるグル−プの人達がペチャクチャ喋べっているのが耳について眠れません。主人が、静かにしてくださいと言うと、小声にしただけで続いています。山慣れしている人達みたいなのに、マナ−がなってないと腹立ち、自分は気おつけようと思いました。

 日の出を見る為、4時35分に小屋を出発。45分に薬師岳より富士の方向に、日の出を拝みました。かなり寒いので、持ってきた服は皆着て、観音岳へ尾根歩き、ここは楽に通過、鳳凰山特有の花タカネビランジが、ところどころ白い砂地に、固まる様に咲いていました。とても可愛い花です、黄花シャクナゲも、今がシ−ズンのように咲いていました。

 観音岳で朝食、寒いので早々に出発。風雪に耐えた木が変形した感じは、大きな盆栽の様で、岩とはえ日本庭園そのものでした。観音岳からの最後の下りの所で、地面がむき出しになっている所があり、滑りそうで、チョット恐かったです。
 ある大学のパ−ティに会い1人女性が混じっていましたが、20キロ近くのザックをかついでいました。岩の上や、狭い所もあるのに、よくできるなと感心しました。

 地蔵岳のハイライトはオベリスク。登ってみようと思いましたが、何も無理しなくても風もあって恐いし、岩がスベスベして急なのです。私と崇は止め、夫は挑戦、かなり上まで、最後は2枚岩の間を、ロ−プで上がる所でやめたそうです。(強いなあ−高い所に)

 高嶺迄はヤセ尾根が続き、甲斐駒・仙丈が堂々と現われました。北岳方面も雄雄と、絶好の天気でした。高嶺方面から鳳凰山に来る人は、何人もいました。高嶺の下りはチョット大変な崖もありました。ここからは木の化石の様な石が、ゴロゴロとずっと続きました。

 白鳳峠は事故があって、大変な所だから、広河原峠を下る方がと勧められつつも、白鳳峠を選び、下りました。(叉山を越えるのは時間がかかるので・・・)たいした事ないと思いながらも、だんだんわかりました。木が倒れていたり、急に崖になったり、傾斜が激しく、2時間位の下りで、息をつく暇もないほどでした。絶えず足元に注意をし、おしゃべりなんかしていられません。下り終わる迄、急斜面でした。

 広河原のバス停と休憩所は、きれいに整備されていました。トイレも水洗だし、更衣室まで有りました。北岳をめざす人達で、休憩所はいっぱいでした。私も来年は登りたいと恨めしそうに見ていました。
 帰りは夜叉神までバスで1時間。芦安迄の道路も、夜とは違いスイスイと短く感じました。
 芦安の湯で、汗と疲れを流し、近くの食堂で昼食を取り帰路へ。