南八ガ岳縦走

日  時  平成11年11月5日〜7日
場  所  南八ガ岳
参加者  Mさん、木村正人、木村貴子
コースタイム  5日  伊豆高原ー美濃戸口
           18:00     22:30
       6日  美濃戸口〜行者小屋〜硫黄岳〜 横岳〜   赤岳〜   阿弥陀岳〜行者小屋・テント場
           6:00     8:10ー40 10:30ー00  11:50ー00  13:15ー50  14:50ー00 15:45
       7日  テント場〜赤岳下分岐〜キレット小屋〜権現岳 〜編笠山〜 観音平〜 伊豆高原
           6:20    7:25ー30    8:30    10:00ー30 11:50ー00  13:40ー00 
                                                           報告 木村正人
   5日
 22時30分、美濃戸口の八ガ岳山荘を100m余り過ぎた別荘地の路地にテントを張る。 

   6日
 八ガ岳山荘から美濃戸方面に200m位の所に道路が広くなった所があったので、そこに車を置いた。
 私は雪の無い八ガ岳は初めてだが、行者小屋迄は通い慣れた道のように歩けた。目の前に横岳の大岩壁が現われた。初めて此の雪を付いた壁を見た時は感動したが、今は感動も湧いてこない。歳と共に感受性も退化するのだろうか?

 行者小屋にテントを設営し、サブザックで硫黄岳を目指す。赤岳鉱泉から急坂の樹林帯を進む。低木に変わると程なく赤岩ノ頭に着く。さらに一頑張りで硫黄岳に着いた。岩礫を敷き詰めたような平坦な頂で、視界が悪い時は迷わないよう注意が必要だ。

             
                     左は赤岳、右は阿弥陀岳

その為だろう大きなケルンが硫黄山荘方面に幾つも立てられている。
 今日の天気は最高で、ここに付き物の、強い風もなく暖かい。遠望を満喫し、横岳へ進む。大同心を右に見るとクサリとハシゴ が多くなる。私は此のコースは96年の冬に歩いているので、雪の無い今日は安心して歩けた。
山岳展望を楽しみながら横岳を越え赤岳へ。南峰で写真を撮り阿弥陀岳へ。
 5分位下ると解りにくい権現岳との分岐がある。右折下降し中岳を越え、コルにザックをデポし、急登を慎重に登ると広々とした山頂に着いた。いつものバンザイ三唱をし、行者のテント場へ下山。
 標準コースタイムで9時間40分。程好い疲れと、アルコールのせいで19時には寝た。

   7日
 今日のコース、(文三朗道・赤岳・権現岳・編笠山・観音平)は初めてなので楽しみだ。ところが出発まぎわになってMさんが体調が良くないので、ここから美濃戸口へ下り、車を回しておくと言う。今日も結構アップダウンがあるので無理しても良くないと思い、無線機で連絡を入れる事にして別れた。

 文三朗道は鉄の階段が長々と続き、楽に高度を稼げた。赤岳山頂は巻き、キレットへ下る大下降だ。天狗尾根の分岐辺りから険しくなり、クサリ場を通過するとガレ状の岩溝帯を急下降する。(鎖も梯子も無い)浮き石も多く充分注意が必要だ。私達の上にも下にも人はいなかったが、このような所で初心者が上に来られたら、危なくて歩いてなんかいれないだろう。
 しばらくすると下から一人登って来るのが見える。貴子に絶対石を落とさないよう伝えた。ルンゼなので落石からの逃げ場は無い所だ。すれ違う時、私はその人の頭から足先までを見て、力量を判断した。《歳は30代・テント山行・革の重登山靴・ 丁寧な挨拶》私よりできる人だと判断。この人なら落石は起こさないだろう。
 その後も慎重に下り、やがて樹間に入り一安心。キレット小屋を通過し、ツルネと旭日岳を越える。いったん鞍部に下り、長い鉄バシゴを登り終えると権現岳山頂だった。昼食がてらの一休みを終え、下に見える編笠山へ進む。
 
 青年小屋の岩塊帯をぴょんぴょん飛び越え、樹林をしばらく上ると、岩石で広々した編笠山頂上に着いた。
眼下は黄金に色ずいたカラマツの海であった。後は岩石とカラマツ林の道を下る。傾斜の緩くなった押手川辺りから笹とカラマツに変わり、Mさんの待つ観音平に着く。
近くの延命水を飲み帰路に着いた。