常念岳・蝶ガ岳・横通岳・東大天井岳
日 時 平成11年10月15日〜17日
場 所 北アルプス
参加者 Mさん・Sさん・木村正人・木村貴子・MOさん
報告 木村貴子
15日
小雨のなか、伊東を出る。三ノ股に着くと、かなりの雨。カッパを着てのテント設営は辛いものがある。
明日の天気を気にしながら眠りに就く。
16日
雨具を着ての出発。登山口から樹林帯の急登が長く続くが、Mさんは小屋泊にして、荷物が軽いせいか足取りが軽い。それに引き替え、久々のSさん、Mさんは、息が荒く、一歩一歩がゆっくり。
疲れもピ−クに達した頃、石室で休憩をとり昼食にする。風を避けられ、暖かいので助かる。石室から数分で前常念岳に着く。天気が回復し、ガスの晴れ間から横通岳、大天井岳と見え始めた。
雨の心配も無さそうなので、東大天井岳に登りたい私は、無線機を持ち皆と別れ一人先に常念乗越に向かう。
乗越に着くと槍・穂連峰が目に飛び込んできた。夏に登った北鎌尾根の事を思い出し、槍ガ岳には特別親しみを感ずる。
必要な物だけ持ち、身軽でまずは横通岳を目指す。稜線に出ると北アルプスが見え、穂高に目をやれば、涸沢カ−ルに赤い屋根のヒュッテが見えた。なだらかで快適なはずの稜線歩きも、今日は風が強く飛ばされそう無線機に風の音が入り、聞き取りにくい。《無線機を風下に向ける事》
東大天井岳に着くと、北鎌尾根がさらに大きく目の前に現われた。素晴らしい!大天井岳、燕岳も堂々としている。
夫から無線機で、横通岳で落ち合うことにする。『1人で行動している私を心配して、夫も横通岳に登る気になったのだろうか?』この時期登山者も少ないので無線機での交信は心強い。
横通岳頂上には強い追い風で、あっという間に着いた。調度よい具合に夫と合流。
下山後、小屋に行き、皆で乾杯。夕焼けの槍、穂高連邦を見て感激する。

テントに戻り、早めに寝床に着くが、強風がテントに当たり、テント内で風が起きて、隙間風でも入るかのように寒い。足の先が冷く、なかなか寝付けない。足元にゴミ袋を敷く始末。こんなに寒い思いをしたのも初めて。
17日
ウトウトしながら朝を迎え、外の景色を見てビックリ。槍・穂高連邦が雪化粧している。雪が降ったのだ。昨夜寒かったのもうなづけた。空には雲一つない。北アルプスを眺めながらの、常念岳〜蝶ガ岳縦走の尾根歩きは最高になる事でしょう。
Sさんは元気になったが、MOさんは相変わらず体調が悪そう。
常念岳からの展望は6年前と同様、素晴らしい。白馬方面はかなり雪が降ったのか真っ白になっている。
蝶ガ岳の方向には、これからの縦走路が手にとるように分かる 幾つかのアップダウンを繰り替えし、なだらかな蝶ガ岳に着く。
蝶ガ岳からの穂高連峰は、圧倒的スケールで迫った。昼食をすませ三ノ股に下山開始。
こちらの登山道は危ない所もなく歩きやすい。予定時刻を過ぎたが、皆、無事下山。
初日は天気が悪かったけれど、翌日は快晴のなか縦走でき、山岳展望を満喫できました。
特に私は100高山の一つ東大天井岳にも登れたので、とても充実しました。