11月19日 三倉岳(広島県 大竹市) |
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![]() 三倉岳入り口の紅葉 |
少し高い山々の紅葉は、すでに終わっていたが、低い山の紅葉は今が見頃だ。途中の山々の紅葉も美しい。山に登り始めるまでは、「また今年も紅葉を見そこねた。見たいと思ってたんだけど・・・」ということが多かった。 しかし、山に行くようになってから、見頃の紅葉と何度も出会えるようになった。紅葉を見に、わざわざカナダまで行く必要はない。日本の紅葉だって、かなりのものだ。(カナダに行ったことがないので、自信はないが・・・) |
![]() 登山口から 三倉岳を見上げる |
スタート地点は、三倉岳の姿が目の前にそそり立つところだ。名前の通り、3つのピークがある。「わー、きれいねー」先に来ていたおばさま方が、こう叫んでいた。ここに立つと、「こいつには、登らないと!」という登山欲をそそられる。 5合目から上は、ほとんど岩という岩山だ。それだけに登るのも、けっこう足腰がきたえられる。この山に来て、初めて「ひざが笑う」というのを経験した。 |
![]() 途中の岩から見る紅葉 |
山の途中の岩の上に立つと、下の木々が紅葉していた。 この岩の近くに、「さいふの1万円札は落としても、命は落とすなよ。命は一つしかないよ。」という落書きがあった。その通りである。岩をふみはずすと、命がないようなところが、この山にはいくつもある。 3人の子どもたちを連れて、この山に3回来たが、3回とも子どもたちは、なぜか上に上がりたがらなかった。本能的に、危険を感じたのだろうか? そんなちょっとスリルのある山だ。 |
![]() 中岳の鎖場 |
真ん中のピークである中岳への登りにある鎖場。 木の根っこがにょきにょきと伸びていて、登りやすい。みんながこの根っこに取りすがって登るので、根っこはツルツルとしていて、黒光りしている。丈夫なカスガイも岩に打ち込んであって、足場はしっかりしている。 |
![]() 中岳 頂上 |
中岳頂上。この岩を登り切ると、頂上だ。ここにも、鎖がついていて、ここでもちょっとスリルが味わえる。 頂上に上ると、360度の展望が楽しめる。岩の上なので、視界を邪魔する木は、いっさいない。 しかし、人気の場所なので、ここでゆっくりと落ち着いてすごせたことがない。せまい山頂のため、人にせかされるように早々にピークから下りることが多かった。 しかし、今日は月曜日。しかも、昼ご飯時をだいぶすぎている。あこがれの展望を1人でゆ〜っくり楽しむことができた。 |
![]() 大きな動物の 背中に乗ったようだ |
南側に回ると、そこには大きな動物の頭があった。ちゃんと2つの耳がついている。まるで、自分が大きな動物の背中に乗っているようだ。 ここでお弁当を食べた。11月も後半に入ったが、日ざしは暖かかった。 |
![]() 夕陽岳の途中にある鎖場 |
中岳を下りて、3つ目のピークである夕日岳に向かう。1つ目のピークが朝日岳、2つ目が中岳、ここ3つ目が夕陽岳だ。「福」「徳」「寿」という呼び方もあるらしい。 ここ夕日岳の登りにも、鎖場がある。ここも、足場がよく、登りやすい。 |
![]() 夕陽岳 山頂 |
夕陽岳山頂に着く。 頂上は、そんなに展望がよくない。ここは、この程度の展望なのか・・・ と思っていたら、南側に回り込むところがあり、長い岩の上に出た。ここからの展望がまたすばらしい。 |
![]() 夕陽岳からの眺め |
北は県境にある山口県で一番高い寂地山が見える。南は、瀬戸内海に浮かぶ大島が見える。ここに立てば、山口県の北の端から南の端までを一望に見ることができる。 |
![]() 夕陽岳から見る 山の紅葉 |
ここからの紅葉もきれいだった。となりの瓦小屋山に続く稜線は、錦のじゅうたんを敷いたようだった。 ここでも、山の展望をゆ〜っくりと楽しんだ。 かなり下の方から、さっきのおばさま方の話し声がしている。おばさま方も、秋の三倉岳を堪能されたようだった。 |
![]() 登ってきた三倉岳山頂を 振り返る |
下山途中の滝で水をくんで飲む。 その少し下にある展望岩に登る。今登ってきた山頂が目の前にそびえ立っている。 下山は、石の階段をどんどん下りる。今日もまた、ここでひざが笑うのを体験できた。ひざだけでなく、私の心も笑っていた。 紅葉のすばらしさを心ゆくまで楽しめた山旅だった。 |
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