
朝もやの菩提寺境内 1 |
朝8時、那岐山の登山口近くにある菩提寺に着く。そこは朝霧が充満して、幻想的な雰囲気をかもしだしていた。
ここは、法然上人が子どもの頃に学んだところらしい。上人は9才の時、夜襲にあって父を亡くし、その時から13才で比叡山延暦寺に行くまで、ここで学んだという。
なるほど、気の流れのよさそうなところだ。
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朝もやの菩提寺境内 2 |
正面の菩提寺から右側に曲がったところがここだ。
不思議だ。空気が紫色をしている。こんな経験は初めてだった。
この先に国の天然記念物の大イチョウがある。
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大イチョウ |
大きい。確かに大きい。
目通り(人間の目の高さの太さ)12m、高さが45m、樹齢推定900年。日本名木百選にも選ばれている。
大きく張り出した枝は、もう自分自身で支えることができず、鉄の柱で支えてもらっている。
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大イチョウからは、
鍾乳洞の中のように
いくつものつららがぶら下がる |
近づいてみると、大きな木の枝からは何かがぶら下がっている。 鍾乳洞に入ると、上からつららのようになった石筍(せきじゅん)を見ることができる。ちょうどそれと同じようなものが、木からいくつも垂れてきている。
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登山道の木々 1 |
登山道に入っても、まわりは霧に包まれていた。霧に包まれた木々が美しい。
マンモスの牙のように、下から上に向かって上がってくる枝があった。
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登山道の木々 2 |
その枝が霧にかすんでいる。なぜこのような枝になるのだろう。普通の枝に雪が積もり、その重みで下がるからだろうか。それとも、元々こういう枝の木なのだろうか。
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那岐山で出会ったチョウ
山頂が近づき、縦走路に出ると花が咲き、
チョウが飛び始めた。
山の上は敵があまりいないからだろうか。
近づいても、なかなか逃げない。
普通なら、ちょっと近づくだけで逃げてしまい、
とうてい写真に収めるまでには至らないのだが、
ここではチョウはみつを吸うのに熱心で、
カメラが近づいていることに無頓着である。
おかげで、たくさんのチョウの写真をとることができた。
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モンシロチョウ
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ヒョウモン
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ミヤマカラスアゲハ
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アサギマダラ
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アサギマダラは、渡りチョウである。
春になると北へ行き、
冬になると南に移動する。
今は、このあたりの標高1000m付近の
高原地帯にいる。
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那岐山 山頂
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水がなくなったので、山頂近くにある水をくみに200mほど北に下りる。冷たい水だ。手をつけるとじんじんと痛くなるほどだ。
登山口から2時間40分かけて、山頂に着く。しかし、視界なし。山頂で休む人の背中も心なしか寂しそうである。すばらしい展望の山らしいが、これではあきらめるしかない。早々に下山を開始する。
しかし、ふもとに下りると頂上までしっかりと見えた。
もう少し待っているとよかったかなあ。
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山を早く下りたので、鳥取砂丘まで足を伸ばす。昨日梅雨が明けたばかりだが、日ざしはきつい。下からの照り返しがひどいからか、砂丘を歩き回っていると思考力がなくなるほどふらふらになる。まるで砂漠の中を歩いているようだ。
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鳥取砂丘
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海に近いところに行くと人がたくさんおり、そこにはパラグライダーをしている人もいた。なるほどここならケガをしないし、安全だ。
その少し左の方ではスノーボードを持ってきているグループがいた。見ていると、45度の砂の斜面をスノーボードで一気に滑り降りている。距離は50mくらいか。砂丘には、いろいろな利用の仕方があるものだ。
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パラグライダーをする人も
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夜は鳥取市街から西へ20Km行ったところにある浜村温泉に行く。
泡風呂、檜風呂、露天風呂、サウナ、水風呂といろいろな湯にゆっくりつかった。日帰りなら山だけだが、泊まりがけで山に来ると、この温泉が行程に入ってくるのがうれしい。
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浜村温泉
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| 夜の日本海を車で走っていると、たくさんの灯りがついているのに気がついた。水平線一面に灯りがともっている。ざっと数えて130個もの灯りがあった。イカ釣り船である。船にたくさんの灯りをともして、その灯りに寄ってくるイカをとる。こんなにたくさんの船が出ているとは! |

日本海に浮かぶ
イカ釣り船の灯り |