2001年8月18日〜19日 
 

三嶺(みうね)・剣山
  徳島県


 この夏休みは、四国・徳島県の剣山に登るぞ!と計画を立てる。  
 しかし、なかなか日にちがとれない。やっととれたのは、「超大型」の台風が日本に接近しつつあった8月18日〜19日。台風の直接の影響はまだなかったが、2日とも雨が降ったりやんだり・・・ 風景にはあまり恵まれなかったが、花には恵まれた。雨に濡れてしっとりと美しい草花が私を温かく迎え入れてくれた。
 1日目は、剣山のすぐとなりの山である三嶺(みうね)に登り、2日目に剣山と一の森に登った。


1日目  三嶺


 朝4時出発
 

 夜、はっと目が覚める。あれ? 4時だ。たしか2時に目覚まし時計を合わしていたはずなのだが・・・ よく見ると、目覚まし時計のスイッチがOFFになっていた。
 あわてて着がえて、4:30出発。最初から2時間も遅れてしまった・・・
  

 高速道路を使わず走る

 経費節約のため、高速道路をできるだけ使わず、一般道路を走る。朝、予定より2時間も遅く起きてしまったので、広島県の三原や、尾道で車が多くなってきた。やはり7時をすぎると車が多い・・・ 渋滞に巻き込まれてしまった。走っては止まり、また少し走っては止まり・・・ もう、我慢できない! 福山西からは高速道路に上がる。やはり、快調だ。そのまま瀬戸大橋を通って、四国へ渡る。
 四国へ渡ると、丸亀からまた一般道へおりた。ここからは、山へ向かうばかりなので、車も少ない。
 こうして、7時間かけて、やっと徳島県の三嶺(みうね)登山入り口に着いた。 

瀬戸大橋を渡る

 でこぼこ道をローで2km


 登山入り口から、舗装していない、でこぼこ道を行く。登山口まで4kmもあるらしい。車のギアーをセコに入れられないくらいのひどいでこぼこ道だ。ローのままノロノロと行く。
 これが4kmも続くのか・・・とうんざりしていると、2kmのところで、車が3台止まっていた。「おっ、ここからも登れるのか。」見ると、ここも登山口になっている。ひどいでこぼこ道は、ここで打ち止めにして、ここから山登りを開始することにした。
 山はガスの中

 台風が近づいているとはいえ、徳島県の天気は
「晴れ、降水確率は10%」
という予報だった。
 しかし、来てみると、山は霧の中・・・ おまけに雨まで降り始めた。これも仕方がない。超大型の台風が近づいているのだから。まだ影響はないと思っていたが、早くもその台風の影響か?
 霧に浮かぶ木々の中を登っていくと、突然木がなくなる。でも、依然として視界はない。
 少しガスが晴れると、まわりが見えてくる。まわりはササにおおわれた美しい斜面であった。
 上を見上げると、いかめしい岩が天をついて立っていた。

ガスが少し晴れて、ササの斜面が出現


上を見上げると、こんな岩が天をついて立っていた

 小さな池の前に出る

 急な登りを登り切ると、そこには小さな池があった。道は、右と左に分かれている。頂上はどちらかさっぱりわからない。とりあえず、右へ行ってみる。
 
 

坂を上りきると、小さな池が現れる
 三嶺ヒュッテ

 少し行くと、建物が見えてきた。三嶺ヒュッテだ。無人の山小屋で、わりと新しい。中には先客があり、大きなリュックが2つ置いてあった。


三嶺ヒュッテ
 突然霧が晴れる

 ヒュッテからもう少し登っていると、突然霧が晴れる。
ラッキーだ! 今がチャンス! 
思わず、写真のシャッターを押す。
  あたりは、ササの美しい丘であった。
あの小さな池のすぐ横に、ヒュッテがあったのだった。
あんなに近かったのに、見えなかった。
急速に、この付近の地形がわかってきた。
 しかし、数分でまた霧がわいてきて、
あたりをすっかり隠していった。
その後は、いくら待っても霧は晴れてくれなかった。
ほんの数分のプレゼントであった。


突然霧が晴れて、あたりが見えてきた


 三嶺山頂近くは、お花畑

 
山頂近くは、
たくさんの花が咲いていた。
やっぱり花はいい。
雨に濡れて、
花はいっそう美しさを増していた。


トモエシオガマ

ヤマアジサイ

ヤマハハコ

ツリガネニンジン

  かずら橋を渡る

 山を早めに下りたので、時間ができた。「奥祖谷(おくいや)二重かずら橋」に足を伸ばす。日本3奇橋の1つである「祖谷(いや)のかずら橋」とは兄弟にあたる橋だ。
 幅の広い男橋と、幅のせまい女橋の2つのかずら橋が並んでかかっている。渡ると、ゆーらりゆーらり揺れる。足元の木と木の間は、20cmくらい間があいていて、下の谷が真下に見え、スリルが味わえる。

 

奥祖谷二重かずら橋
  リフトで谷を渡る

 かずら橋の少し向こうには、谷を渡る手動のリフトがあった。これに乗り込んで、向こう岸まで渡れるようになっている。これは楽しい。これに乗らない手はない。さっそく乗り込んで、目の前のロープを引っ張る。すると、リストが谷の上に向かってすべり出した。谷の上を浮かんでいるようだ。するすると谷の上を渡り、難なく向こう側に着いた。いきな乗り物があるものだ。


谷を渡る手動のリフト
  ハーブ湯を独り占め
 
 夕方になる。車で来る途中、夜の温泉を探しながら上がってきた。しかし、25kmも山を下らないと温泉はなかった。「あ〜あ、今日は水で体をふくしかないか」と思っていた。しかし聞いてみると、剣山登山口からわずか2kmの所に、500円で入れる温泉があるという。
 行ってみると、右の写真のようなちょっとしゃれた所だった。しかも、お風呂場には誰1人としていない。台風が近いので、泊まる人は誰もいないのだろうか? おかげで、ハーブ湯独り占めだ。う〜ん。いいねえ。1時間あまりもゆったりと、汗を流すことができた。


 7時半に早くも就寝

 お風呂にゆったりつかった後は、何もすることはない。7時半には、早くも車の中で寝る準備が整う。 さすが山の上だ。窓をぴったり閉めて、薄い毛布を3枚かぶってちょうどいい。
 毛布をかぶってのんびりしていたら、いつの間にか眠っていた。

ここでハーブ湯を独り占めした



2日目  剣山へ



瀬戸の山々 トップへ