山歩き日誌
| ♪黒部五郎岳(2,840m) ♪鷲羽岳(2,924m) 2002/8/12〜16 |
![]() 太郎平小屋 |
当初の予定から1日遅れの11日の晩、新宿から夜行バス「さわやか信州号」で出発。 |
![]()
| 折立からは、樹林帯の中をいきなりの急登で始まった。 ダブルストックを駆使して、重い身体を一歩一歩前に進める。 なるべく歩幅を狭くして…と思うも、すぐに息があがってしまう。 後ろから人の気配がすると、気になってしまって、何度先に行ってもらったか。 「お先にどうぞ・・・」 この荷物では、とてもとてもコースタイム通りには歩けない。 樹林帯の途中ではあるが、荷を少しでも減らそうと梨をむいて食べた。 これが美味しいこと。見晴の良いところで食べたらもっともっと美味しかっただろうに。 何度も立ち止まりながら、樹林帯の急坂を頑張ると、やっと小広いところに到着。ここが三角点か。ザックを放り投げるようにして、肩をさする。キツー!!荷の重さに辟易して、カメラを取り出すのも面倒。メモをとるのも面倒。。。三角点さえ確認していないので、ここが三角点だという確証はない。最初からこんなで、今回の縦走大丈夫だろうか…と、ちょっとブルーになった。ブルーの原因のこの荷物。少しでも荷を減らそうと、梨に続き今度はみんなに「おにぎり食べな攻撃」。自分もひとつおにぎりを食べたら、すこし気分が明るくなってきた。それに加え、見かねた夫が、「少し荷物移してやろうか?」などと言ってくれたものだから、ますます目の前が明るくなった。食料をちょいと手伝ってもらい背負ったザックはなんと軽く感じたことだろう。2〜3kg…ヘタしたら5kgくらいは移ったのだろうか。ごめん、夫よ。今度からもう少し優しくしてあげるからね。(本当か?!) しばらく行くと、ようやく見晴が良くなってきた。後ろを振り返ると有峰湖が見えている。前方はなんともたおやかな草原状の斜面だ。色とりどりの雨具やザックカバーをつけた登山者が豆粒のように見える。道はもう急ではなく、だらだらとした登りが続いている。石畳や木道が出てきた。ちょうどいいベンチが出てきたときには、ザックを放り投げ、思わずベンチの上に大の字にころがり伸びをした。 小屋が見えている。なのに、なかなか着かない。もう、惰性で足を動かしている感じだ。しかしながら、この無心にもくもくと歩くのは結構好きだったりするから辛くはない。途中から、後になり先になり歩いていた、単独のお姉さんと一緒に小屋への到着となり、お疲れさまの手打ち。ひと足先に着いていた夫と下の娘ゆりっちは、既におやつを広げていた。 祝杯は、荷物を手伝ってくれた夫には缶ではなく、ジョッキの生ビールをサービスした。 |
|
|
雨が降りそうなので、テントで飲むビールを調達してから、そそくさとテント場へ向かった。小屋から薬師岳方面へ続く木道を歩くこと約20分。鞍部の薬師峠に太郎兵衛平キャンプ場はある。水場は石(コンクリート?)作りの立派な流し台。垂壁の穴からは冷たい水がボコボコッと出っぱなし。ここは水が豊富なテント場でした。 午後2時を回った頃だが、すでに平らで良さそうなところは先客がいる。水場への入口にそこそこ近い適当なところを見つけ整地し、テントを張った。今回はグランドシートを使ってみたが、夜豪雨が降った時、グランドシートの下を通る雨は水はけもよく流れるのだが、ちょうどグランドシートとテントの間を通る雨が一部の凹んだところに水が溜まってしまい、ウォーターベットさながらプカプカしてしまう。まだオニューだから防水性もいいだろうが、しみてくるんじゃないかと気が気じゃなかった。雨が小降りになる度に、夫はいそいそと溜まった水を逃がしたり、溝を掘ったりと忙しそうだった。 テントを設営し終えると、水をポリタンに汲み置き、のんびり。まずはビールのつまみにと魚肉ソーセージを切って炒め、醤油を少しジュッとたらす。醤油の香ばしい香りがテントの中に充満する。エサに群がるハイエナのようながっついた我が家族。あっという間にソーセージはなくなってしまった。口寂しいから、ちょっと早いけどこのまま夕飯にしちゃえ・・・。今宵の晩メシは、炊き込みご飯&ワンタンスープ。きゅうりの浅漬けにプチトマト。炊き込みご飯は、持ってきた米に生協の炊き込みご飯の元を使って炊いた。前回、黒百合平で白飯を炊いた時は、まぁまぁの成功だったけど、今回は芯が残ってしまった。…失敗。。。 雨が降ったり止んだりする中、トランプとUNOに暗くなるまで付き合い、日暮れと共に就寝。夜半のペルセウス座流星群を楽しみにしていたのだけど、あいにくの豪雨で見えなかった。ザンネン。 夜中何時頃だったか、「天の川が見えるぞ」という外の声が耳に入り、チャックを開け首を出してみた。星なんてひとつも見えない。そこには黒い空があるだけだった。きっとちゃんと外に出て、目を凝らせば天の川が見えたのかもしれないけど、眠気の方が勝ってしまいましたとさ。 |