まとめ



携帯電話依存症を研究するにあたって、私は、携帯電話は人間のコミュニケーションを希薄にし、本来の人間のあり方からかけ離れてしまうのではないかと思っていました。確かに依存症という言葉だけあって、携帯電話を手放せない人がたくさんいます。携帯電話がないと自己表現が出来ず、携帯電話自体がもう一人の自分という存在となっています。さらに、普及するにつれて目立つようになった「犯罪」、「マナーの悪さ」などは社会問題として取り上げられています。
しかし、それでも持ち続けるのは、人々は”人と繋がっていたい”とおもうからなのだと思います。携帯電話の一番の魅力は「素早く、簡単にコミュニケーションがとれる」事だと思います。遠くにいても身近に感じていたい、リアルタイムで会話をしたいと思うからこそ、携帯電話という媒体が誕生し、普及してきたのだと感じました。携帯電話とは、”現代のコミュニケーション”であり、けしてコミュニケーション能力を希薄にしているものではないことが分かりました。
コミュニケーションとは、身振り、手振り、メディアなど様々なものがあります。手紙もコミュニケーションの一つです。しかし手紙は、電話の普及によって衰退をもたらしました。手紙は”上品”で”心のこもった”というイメージがありますが、電話、携帯電話などが普及し、主流となってきている中、このようなイメージは変化していくのではないかと考えられます。
携帯電話を含めた媒体を利用したコミュニケーションは、現代社会では必要不可欠なものとなっています。しかしながら、その進歩に流されていくだけではなく、私は、手紙や対面的なコミュニケーションも大切にしていきたいと思いました。そして、携帯電話を利用していく以上、自己中心とならずに、周りの人への思いやりも忘れないでいきたいと思います。