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白山(平成14年7月27日)
3:00 自宅発
5:00 市ノ瀬バスターミナル着
5:15 バス発車
5:40 別当出合着
5:50 観光新道から出発
7:40 殿ヶ池避難小屋
8:30 室堂
9:30 白山頂上着、お池めぐりへ
11:20 室堂にて昼食
12:00 室堂発、黒ぼこ岩、砂防新道をえて下山
14:30 別当出合着
15:20 市ノ瀬着
17:30 自宅着

白山は実家の東の窓からその姿をよく眺めていた。白山を知らないころから、冬になると遠くに白い山が見えることぐらいは覚えていたのだから、相当印象に残っていたのだと思う。隣の市へお嫁に行ってからもどういう訳か、同じ東の窓から同じような形の白山が眺めることが出来た。家から100m以上北へ行くと、その形は全く見えなくなるのに、偶然でもこうしてまた白山をみながら暮らせるのはなにか不思議な縁があるような気がしてうれしくなった。そういうわけで、私の中では白山は毎年登りたい山である。
市ノ瀬から始発のバスに乗るために自宅を午前3時に出発。途中、コンビニで買ったおにぎりを食べながら先を急ぐ。勝山スキージャムを過ぎた辺りから車が多くなり、ほとんどの車が市ノ瀬に向かっていることが分かり、天気も季節もいいことから駐車場が空いているか心配になる。駐車場は1/2ほど埋まっているだけであった。前回もそうだったがここは前から駐車料金が無料で、これだけ人が集まってくるのに非常に良心的である。5時過ぎの始発のバスは、混雑を予想してか3台到着し、無事乗車することができた。乗車率150%のハズはグネグネ道を登って行き、別当出合に到着。団体やグループが多いみたいで皆、なかなか出発しない。また、少人数のパーティーもしくは単独者はほとんど砂防新道から出発しているようである。白山の登山ルートを紹介した本ではそろって砂防新道から登り、下りは観光新道でと勧めている。しかしながら、ホームぺージでみた山好きの人のアドバイスでは全く逆を勧めていたので、砂防新道しか知らない私たちは観光新道から登り始めた。

最初から展望は良く、白山釈迦岳と別山を見比べながら快適に高度をかせいでいく。遮るものが少ない点で、昼前後からこのコースで登るのはきついかもしれないが、早朝ならむしろ砂防新道よりいいだろう。殿ヶ池避難小屋前後からお花畑がみられるようになり、そこからはあっけなく黒ボコ岩に到着、皆が記念撮影していた。ここから広大な弥陀ヶ原を経て室堂に到着。途中、何組もの中高年団体とすれ違いながら、「登山」は中高年にブームなんだなと確信する。本当に若い人が少ない・・・・。改築した室堂小屋のベンチでおやつ休憩し、あきるほど頂上を眺め、力が湧いてきた頃に出発。その前に白山神社で古いお札を納め、安全登山と健康を願った。前回と同じく、頂上までのひと登りは非常にきつい。唯一、室堂から上は夏でも大変涼しいのが救いである。体がなれてきた頃に頂上の祠が見え、ほどなく到着。遠くには御岳や北アルプスが見渡せる大展望、近くには翠ヶ池が空の色を映し、景色のすばらしさに言葉がでない。記念撮影後、お池めぐりルートに向かう。ほとんどの人は頂を踏んでからもとの道をたどって室堂へ下りているようだった。白山の醍醐味の半分以上はこのお池めぐりにあるのに非常にもったいない。今回は大変天気が良く、各池からでも遠くの景色を堪能することができた。また、この辺のお花畑は真っ盛りで、クロユリも初めて見ることができた。あんなに人が登っていてもお池めぐりは人が本当に少なく、1〜2時間、静かな山が楽しめる。昨年の8月後半にも同じコースをたどったが、その時は曇りで展望は良くなかった。しかし、下界では体験できない静寂さに加えて、神秘的な雰囲気が非常によかった。

室堂に戻った後は、ゆっくり昼食をとり、下山を始める。先ほどまであんなに晴れていたのに、雲行きが怪しくなってきた。雷が鳴る前にと、先を急いだ。帰りの足取りは意外に軽く、黒ボコ岩コース経由で、砂防新道を転がるように下山する。途中、かなりの数の団体に道を譲った。今日の室堂や南竜の小屋はきっと混雑するのだろうと思っていると、突然目の前に黒い動物のお尻に遭遇。ついに熊と対決する日が来てしまったかと一瞬、息を呑んだのもつかの間、それがニホンカモシカであることが判明。彼は私たちに一瞥も与えず目の前を横切り、消えていった。まあ、貴重な動物が見れた、縁起がいいということにして気分よく別当出会いに到着。1日の山行の疲れをジュースで癒し、お互い体力がついたねと褒め合った。
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